「思考と行動における言語」
思考と行動における言語 S.I.ハヤカワ (著), 大久保 忠利 (翻訳), 岩波書店
世の中にはいろんな人がいるもので、全く話が通じない人にたまに出会うことがある。どうしてもその人を説得しなければならないときは、この本のことを思い出して努めて具体的に話すよう心掛けている。また、一般的でないカタカナ語や専門用語を並べたてて、その実何も言っていないという人もいる。そういう人とは必要に迫られた時以外はあまり関わらないようにしている。なぜならそういう人は話す内容よりも、話を優位に進めることや、相手を煙に巻くことなどに執心する人だからだ。言葉は話す相手への思いやりを反映すると思う。
もっとも、このような極端な相手でなくても、言い争いやすれ違いは起こる。誰も誤解してほしいと思ってしゃべっていないにもかかわらず、誤解が起こるのは、どのような理由によるのか?
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