専攻医2024

医師5年目 後期研修医3年目 X(旧Twitter):https://x.com/medicapitalist

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最近の記事

過度な我慢を続けることは害

子供の頃は親の言うことを聞き、受験勉強に勤しみ、卒後医者になってからは奴隷労働に勤しみ上からの無茶にも応え、そうしてようやく手に入れたそれなりの金と地位。 「これまで俺はずっと耐え続けてきた。そうしてようやく今のポジションを手に入れた。だからこれからは自由にやらせてもらう。部下には自分が受けてきた仕打ちをしっかりかますし、不倫もする。他にもやりたいようにやらせてもらう。」 こういう人間は医者にも少なくない。「今まで我慢してきたんだから、これからはやりたい放題やらせてもらうし、

    • 渇望や欲望は絶対必要なエネルギー源だけれど

      欲望や欠乏感、あるいは劣等感。それらをうまい具合に昇華させることができれば、大きなエネルギー源になる。持たざる若い時は、これをうまく利用して頑張るべきと思う。 多くの人間は年齢を経るにつれて欲望や欠乏感は次第に消えていき、それなりの人生を送ることになる。しかしまだまだ欲望や欠乏感が満たされず、さらにそれを元に走り続けることができる人間はおっさんになってもエネルギーに満ちている。きっとそういう人間が大きな業績を残したり、社会の中で影響力を持っていくことになるのだろう。ここまで

      • 評判や信用は重要

        医師を新しく採用するにあたり、採用する側は最大限のツテを用いて、その医師の経歴や評判、働きぶりを事前調査する。その上で問題ないと判断されれば採用されるし、そうでないと判断されれば採用見送りになる。 被雇用者を1度採用してしまうと辞めさせることは非常にハードルが高いので、採用する側も相当な注意を払う必要があるのである。 このため、転職予定であったり、現時点で所属している組織に長くいるつもりがないとしても、そこで不義理をしたり信用を毀損すること(たとえその組織で理不尽な目に遭

        • 家族の幸せと自分の幸せ

          上記のフランケン先生(@BlackSheep8270)のラジオを是非聞いてみてほしい。聞いていて痺れる。 ラジオ本編325話より引用: 「家族のために(安定と引き換えにして)今の仕事を手放せないと言ってやりたくもない仕事をやってギリギリ生きているおっさんたちは、仕事を口実に逃げているだけ。そこで彼らが何らかの理由(病気など)で仕事を継続することができなくなった時に、かなりの確率で(ほぼ100%)家族に捨てられている。 「今まで養ってきてくれたお父さんのために、今度は私

          運が良かった?

          運の良し悪しを気にする人が多いけど、運の良し悪しは「運が良かった」「悪かった」と物事の結果から後方視的にしか判断できない。 物事の結果がわかる前にわかることではないだろう。 おみくじで大吉を引いた人間が家で寝そべっていれば自然と幸運がやってくるのか?ゲン担ぎアイテムを身につけていれば、人生全て好転していくのだろうか? 大金が舞い込んでくるのか?自分の人生最高レベルの美女と関係を持つことができるのか? そうではない。 理想や現れてほしい結果のために今やるべきことをやって、そ

          運が良かった?

          ◯◯のせい?

          「少子高齢化のせいで」 「生まれた環境のせいで」 「男/女のせいで」 「アイツのせいで」 自分が今の自身の置かれている環境や境遇に満足していない、不満がある。 理想と現実の乖離。認知的不協和。 それを上記のように他者/他存在のせいにしてしまうのは良くない。 他者など外部存在のせいにすることは非常に簡単で楽な方法なのだが、デメリットが大きい。 まずこの思考になると、被害者意識が生まれて「私は被害者だから何をしてもいい」みたいになってしまう。こんな思考の人間に寄りつこうと思う

          ◯◯のせい?

          SNSやその他ネットサービスの恐ろしさ

          スマホで調べ物をしていると、気づいたらSNSを開いている。 Xを開いていると、気づいたらInstagramなど別のSNSを開いている。 ある目的のためにスマホを開いたのに、気づけば別のことをして時間を弄んでいる。こうしていくらでも時間を浪費できてしまう。 そして多くの人は自覚なくこれをしてしまっている。恐ろしい。 1日あたりで時間を決めるとか、何かしらのルールを自分で決めておかないと底なし沼。

          SNSやその他ネットサービスの恐ろしさ

          全てを手に入れることはできない

          子供は欲しい。そのためには家庭を持ち、結婚する必要がある。 しかし家庭を持ち子供もいれば、当然自分だけの時間は独身時代と比べて減る。やりたいことや目標も一部は断念せざるを得ないだろう。家庭持ちでも覚悟を持って自分のことにコミットしている猛者もいるだろうけど、やはり独身の時と比べればそのハードルは一気に高くなる。 しかし適齢期という時間的なリミットもある。自分のやりたいことや目標にフルコミットをして、幸いなことにひと段落ついた頃には、自分は年齢を重ねており適齢期を過ぎてしまっ

          全てを手に入れることはできない

          チャンスにフルベットできるかどうか

          https://x.com/blacksheep8270/status/1852186727781482625?s=46&t=MOnikZSY_qb5oMaZLgikhA https://x.com/medicapitalist/status/1852250033737076766?s=46&t=MOnikZSY_qb5oMaZLgikhA 幸運の女神は前髪しかないとよく言われる。 多くの人間は一生でそう何回とは来ない、千載一遇のチャンスを逃してしまう。そもそもチャンスを

          チャンスにフルベットできるかどうか

          夫婦円満の秘訣は

          自分の周囲で円満そうな夫婦を見ていると、 夫がちゃんと金を稼いでいる(方法は問わない 自分の給与や事業でも相続でもよい)、あるいは社会的地位が高いという共通点がある。 それだけの価値やメリットを出せることが、夫婦関係円満で長続きする秘訣なのかもしれない。 どちらにも当てはまらない夫の場合、夫婦関係がうまくいかなくなりそう(夫側が妻から舐められる)。

          夫婦円満の秘訣は

          sunabacoのトークイベントに参加して(その2)

          Xでのこの投稿を見て、ハッとさせられた。 今回のトークイベント後の交流会は自分は不参加だったけど、今回のイベントにはネットコンテンツで有名な方が複数参加されていたらしい。 イベント終了後にフランケン先生含めて話しかければよかったのだけど、それができなかった。 「何者でもない自分が著名な人やインフルエンサーレベルの人に関わるのはまだ早い。価値提供ができない。」 そう思って、イベント終了後にそそくさと帰ってしまった。 そうして、せっかくのチャンスを逸してしまった。 でもきっとそ

          sunabacoのトークイベントに参加して(その2)

          sunabacoのトークイベントに参加して

          10月25日にフランケン氏(@BlackSheep8270)とnakamako氏(@nakamakoko)によるトークイベント(sunabaco主催)に参加した。仕事が定時で終わるか心配だったけど幸い定時に終了、無事参加できた。 参加者はざっと70名強。ほぼ満員御礼。 「世の中の「常識」とは社会を構成する全員がそれをやっても大丈夫なものを示しており、そこにはそれを作り上げた人間の思惑が必ずある」 「クワドラントを意識して人生戦略を考えよ」 「期限を決めて、その間に他人の3倍

          sunabacoのトークイベントに参加して

          運動や筋トレは大事

          自分は週に1-2回程度ジムでの筋トレを習慣にしている。 筋トレや運動をして高い肉体的負荷を身体にかけていると、マジで悩んでいる余裕がない。普段は考え事とか悩みを抱えながら日々過ごしているけれど、筋トレ中は肉体的負荷への処理が精神的な悩み事よりも優先されるため、そういった雑念を排除できる。これがとてもいい。 また筋トレを行うことで、本当に痩せない。まだなんだかんだで20代で代謝がいいからというのもあるけれど、筋トレを習慣化していると、たくさん食べる時があってもマジで体重が増え

          運動や筋トレは大事

          若いうちは苦労しておけの真意

          Xでこんなtweetを拝見した。 「若いうちは無理してでも頑張れ」 年長者からよく言われる言葉である。 昨今は過労死やハラスメントなどが取り沙汰され、なるべく無理をせず細く長く続けていこうという考え方の方が主流であろうか。 ただ、自分も若いうちにある程度の負荷をかけることは必要と思う。 理由は主に2つある。 まず、キャパシティ(キャパ)は個人差があり、さらに各自においても実際に負荷をかけてみないと自分のキャパがどの程度かはわからないのである。実際に負荷をかけてみて「あ、

          若いうちは苦労しておけの真意

          女性医師が同業と結婚するための戦略を考える

          以前に書いたnoteの補足として。 >「これを踏まえて一般的でより再現性のある方法論を考えるならば、 学生時代〜初期研修のうちに相手を見つけて結婚まで持っていくしかない気がする。これが最も再現性があり、期待値の高い戦術だと思う。 今は昔と違って、男女比がトントンくらいな大学も少なくないらしいのでハードルは高いかもしれないけど、それでも後期研修以降でフルで仕事をしながら医局人事で半年〜1年ごとの転勤もこなしながら婚活をするよりは明らかにハードルが低いと思う。」 今の医学部は

          女性医師が同業と結婚するための戦略を考える

          日本は出る杭は打たれる社会

          日本は平和で豊かな社会ではあるけれど、閉鎖的で平等を強く意識する社会でもあるため、出る杭はほぼ必ず打たれる。打たれるリスクを背負ってでも現状から飛び出そうとか努力しようと思う人間はほとんどいない。だから多くの人は現状維持を選ぶ。ハードルを越えようとして下手なことをして叩かれたり打たれるよりは、現状で満足していた方がマシだ、と。 でもそこで満足せずに、打たれるリスクを背負ってでも、あるいはそのようなことをものともせずに、現状に甘んじずに努力したり突き進む人間が一部いる。彼らは

          日本は出る杭は打たれる社会