ボクはボクの道を行く
とある写真家さんのこんな言葉。
ボクもFUJIFILMのX-E2を使ってる。数年前に発売された古いカメラだけど、大満足して使ってる。
でもどこかFUJIFILMの呪縛に囚われているような気がした。
今日はそんな話。
FUJIFILMは撮って出しがいい
ボクがFUJIFILMのカメラを使い出した理由もそんなところ。
『撮って出し』の言葉を言ってみたくて。
最初のうちは楽しかったんだけど、だんだん『撮って出し』でないとダメなんじゃないかって気がしてきた。
これもX-E2の撮って出し。これだけの写真が撮れるんだから撮って出しでも十分な部分もあるかもしれないけど。
でもボクは現像も好きなんだ
スナップみたいに一瞬の風景を残していくのも好きだけど、撮った写真を一枚の絵としてとことん追い詰めて作っていくのも好きなボクは、撮って出しにこだわりすぎることに堅苦しさを感じだした。
どうしても撮影段階では追い込めなかった部分を現像で補いたい。シャドウの黒をシメるのは特にボクが好きなこと。
目で見た風景を再現することに力を注いだり、もしくは全く見たこともないような色に仕上げたりと、ボクの現像に対する思いはその時その時で変わる。
SIGMAは色で遊ぶ
ボクが使っているもう一つのメーカー。それがSIGMA。
ボクが好きな色を簡単に叩き出してくれるボクの大好きな相棒。
SIGMAのカメラを使っていても、例えばT&Oを使ったりSIGMAの特徴的な絵作りを無意識にしてしまう。
ある意味SIGMAのカメラを使っている時は『色』に縛られているのかもしれない。
でもボクはSIGMAのカメラで一番よく使うカラー設定はStandardで、そこからRAW現像で写真を作っていくことも多い。
これだけ色が変わるから基本的には面白いんだけどね。
そしてボクはソニーに戻りつつある
今、ボクはソニーのカメラを使う割合が少しづつ増えてきている。
ソニーのカメラは色があっさりしていて、いい意味では癖がないんだけど、悪い意味では面白みがないカメラだと最近感じてた。
FUJIFILMやSIGMAに浮気をして感じたのは、やっぱりソニーもいいなということ。
この記事はソニーのミラーレスカメラα7Rⅲで撮ったものばかり。
そしてボクは迷う
カメクラというものは深く広い。
すぐ近くにはライカ沼が見える。フィルムカメラ沼も首まで浸かっている。
どうやらそういうものなのかもしれない。
どんどん撮って、どんどん迷う。
撮らないと迷わないし、迷うから撮る。その繰り返しなのかな。
そして、ボクは自分自身のために撮ることを改めて認識する。
姿の見えない誰かを意識しながら撮ってたことはなかった?
たかが写真。
自分の思いのままに撮ればいいじゃない。
他の人に何を言われようが気にしない。
そんなボクは、これからもボクの道を行く。
かっこいい言葉も、感動させる言葉もないけど。
ボクの小さな宣言。