抜群の ハリとコシと フロンティア
※過去の記事です。お時間あれば是非本記事と併せてご覧ください※
ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
stile lavitaの関谷です。
今年は、バスケやラグビーのワールドカップやサッカー日本代表戦などスポーツイベントが沢山あって嬉しいですね。
来年にはパリ五輪もありますし、色々楽しみが多いです!
さて、本日はオススメ生地のご紹介です。
多くの生地メーカーのバンチブックの中でも鮮やかな赤が一際目を引くHARRISONS(ハリソンズ)社のFRONTIERシリーズです。
ハリソンズ社の詳細は以下の通りです。
ハリソンズ・オブ・エディンバラ:英国のテキスタイルの誇り
はじまり
ハリソンズ・オブ・エディンバラは、1863年にスコットランドのエディンバラで創業され、英国のテキスタイル業界の重要な一翼を担ってきた歴史的な企業です。150年以上にわたり、高品質な織物の製造に取り組んできました。
品質と伝統
ハリソンズは、主にウール製品に焦点を当て、その織物はスーツ、ジャケット、コートなどの高級衣料品に使用されています。その秘訣は、独自の織物製造技術と品質へのこだわりにあります。スーツやジャケットに使用される織物は、ファッションの基盤であり、品質の高さが求められます。ハリソンズの製品は、この要求を満たすものとして高く評価されています。
カスタムテキスタイル
ハリソンズは、顧客のニーズに合わせてカスタムテキスタイルを提供しており、独自のデザインや色、パターンを実現できるサービスを提供しています。これにより、個人のスタイルやプロジェクトに合わせた独自のテキスタイルを製造できます。
環境への取り組み
持続可能性への取り組みもハリソンズの重要な価値観です。環境への負荷を最小限に抑える製造プロセスを採用し、品質と環境への配慮が調和したアプローチを実践しています。
国際的な評価
ハリソンズの製品は国際的にも高く評価されており、世界中の高級ファッションブランドやテーラーに供給されています。その英国らしい品質とデザインは、国際的なファッションシーンでも注目を浴びています。
今年で創立160周年を迎えた超老舗ブランドですが、僕がこのテーラー業界に入った15年前にはすでに存在していたコレクションが、今回ご紹介する
FRONTIER(フロンティア)シリーズなのです。
(※この15年の間に何度かリニューアルしております)
以下フロンティアの特徴をまとめました。
フロンティア:合服の宝石
そして、ハリソンズが提供するスーツ用の合成地「フロンティア」。この素材は、サヴィル・ロウというスーツの聖地で愛され続けています。
フロンティアの特徴
ハリとコシ: フロンティアは、スーツを美しく仕立てるための抜群のハリとコシを備えています。着用者に堂々とした印象を与えます。
回復力: この生地は優れた回復力を持ち、着用後もシワがつきにくく、長い間美しい状態を保ちます。
オールシーズン対応: 平織りで300グラムというユニークなスペックを持つフロンティアは、オールシーズンで着用でき、長期間にわたってスーツとして愛用できます。
デザインのバリエーション: フロンティア生地には多彩なデザインと色使いがあり、個人の好みや着用シーンに合わせて選ぶことができます。
ブリティッシュスーツ: フロンティアは、イギリスのスーツの伝統を受け継いだもので、構築的な仕上がりが特徴です。英国らしいスーツスタイルを提供します。
実際、平織りでしっかりウェイトがあるので、パリッとした下がりになりますし、生地の表面もマットな質感なので単品ジャケットやスラックスなどに使用することも可能です
以前、このシリーズをご提案させて頂いたお客様で、
①最初に単品ジャケット
②スーツとしても着たいから追加でスラックス
③結婚式でスリーピースとして着たいので追加でベスト
見事な三段進化で、僕が伝えたい汎用性を見事に体現してくれました。
そんなオススメの生地でスーツをお仕立て頂きましたので、ご紹介させて頂きます。
今までは、どちらかといえば光沢感のある生地をお選び頂いておりましたが、今回はなるべくシックに決めたいとのことでした。
ハリコシがある生地の場合、仕上がり直後は結構着心地が堅く感じやすいですが、それは少しずつ身体へ馴染んでいくのです。
派手さはないですが、堅実なパフォーマンスが男心をくすぐります!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
合物と言っても、暑がりな方は春夏寄り、寒がりな人は秋冬寄りと好みは分かれます。
やはり年齢と共に育っていく生地は、日々の経年劣化を楽しめますので
是非この機会にお試しください!
御拝読いただきありがとうございました!!
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