(実体験)どうやって探す?地方学生の長期インターン先
地方と都会の就活、正直結構格差があると思います。会社の数、学生の意識の違いなど…そのうちの一つに、長期インターンの機会格差、情報格差があると僕は思っています。
実際に新潟で暮らしていると、
「長期インターンに参加してみたいけど、地方に住んでいると参加できる会社が少ない…」
「長期インターンの募集は東京の会社が多く、地方から参加するのが難しい!」
という声をちらほら聞きます。
僕も去年の初めまではそう思っていました。実際に長期インターンの募集は、東京や大阪など都心のベンチャー企業のものが多く、地方学生が参加するのは地理的な面で難しいと思ってしまうかもしれません。
ですが、
・何をやりたいのか
・どうやって探すのか(アプリ、SNS、人からの紹介…)
などをしっかり考えれば、地方の学生でも長期インターンに参加することはできます。実際に去年がら現在まで、僕は新潟の大学院に通いながら合計3社の長期インターンに参加することができました。
この記事では僕の実体験を踏まえながら、地方学生の長期インターンの探し方を説明していきます。長期インターンになじみのない地方の学生でも、この記事を読めば、長期インターン先を探す→見つけるまでの流れが一通り理解できるかと思います。
ちなみにここでの「地方」は、東京、大阪以外の都市は指すことにします。
1、長期インターンで何をしたいのか決める
当たり前ですが、まず長期インターンを通して自分が何をしたいのか、どんな経験を得たいのかを考えましょう。具体的には
将来〜がしたい、〜の職種につきたい、〜の業界に就職したい
→そのために長期インターンで何を学べばいいのか、どんな経験を積めばいいのか
みたいなことをざっくりとでいいのでまとめるといいです。
最初に長期インターンでやりたいことが明確になっていないと、次のことがしまいます。
①そもそもどの業界、業種に応募すればいいのかわからなくなる
②インターンに応募しても、選考で落とされてしまう可能性が高くなる
特に重要なのが②です。
なぜなら長期インターンは、実際に会社の一員として長期間(だいたい三ヶ月以上)仕事を任されることが多いから。企業側の立場だと、長期インターンに参加する目的が明確でない学生は、実際に会社で働いて活躍してくれるビジョンが見えづらいため採用するメリットがない、と思ってしまうのです。
この話は実際に参加した長期インターンで社員の方がおっしゃっていたもので、おそらくどの企業にも当てはまると思います。
逆に言えば、長期インターンで何をしたいのかが明確に定まっていれば、実際に応募先を探すときや選考の時に苦労しないと思います。
僕が初めて長期インターンに参加した際は
バンドで海外をターゲットにSNS、SNS広告を運用していて、音楽のデジタルマーケティングに関わりたい
→デジタルマーケティング業界の長期インターンで、実際の案件をこなして業界への理解を深めたい、スキルを身につけたい
みたいな感じで考えて、webマーケティング事業を行なっている会社の長期インターンを探していました。実際にこの志望動機で選考(面談)も通過しています。
2、実際に探す(長期インターン求人サイト、就活アプリ、SNSなど)
長期インターンでやりたいことが決まったら、実際に長期インターンを募集してる会社を探していきましょう。
どの探し方でも共通して気をつけたほうがいいのは、
・リモート参加可能か確かめる(特に都心の企業)
ことです。
大前提として、長期インターンを募集している会社は東京、大阪など都市部が大半です。実際に引っ越して会社に出勤することもできなくはないですが、多くの地方学生にとっては時間的にも経済的にも非現実的だと思います。リモート参加が可能な会社に応募するのが、地方学生にはおすすめです。
現在はコロナウイルスの影響で、一部もしくは全ての業務をリモートで行なっている長期インターンの募集も存在します。募集サイトやアプリを使って長期インターンを探す際には、参加方法がリモート可能かどうかチェックするようにしましょう。現在僕が長期インターンに参加している会社も、本社は東京ですが業務は全てリモートで行なっているので新潟在住でも参加可能となっています。
ただ例外として、住んでいる町で長期インターンを募集している会社があってその会社に応募してみたい場合は、必ずしもリモートにこだわらなくても良いと思います。
数は少ないかもしれませんが、住んでいる町の会社で長期インターンを募集しているケースも存在します。自分の生活ややりたいことと照らし合わせて、どんな参加方法が自分にあっているのかよく考えましょう。
ここからは具体的な長期インターンの見つけ方を3つ説明していきます。
①長期インターン募集サイト、アプリを使って見つける(王道)
1つ目の探し方は、長期インターン募集サイト、アプリを使うことです。実際に僕が使っていたアプリは次の2点。
1、Cheer Carrer(チアキャリア)
https://cheercareer.jp/
ベンチャー、成長企業に特化したサイト、アプリです。基本的には長期インターンというより、新卒採用の募集が多いですが、長期インターンの募集も多く行われています。
僕が最初に参加した長期インターンは、Cheer Carrer経由で応募したものでした
2、Wantedly(ウォンテッドリー)
https://www.wantedly.com/projects
長期インターン、新卒、中途の募集が掲載されているサイト、アプリです。こちらも肌感覚として、スタートアップ、ベンチャー規模の会社の長期インターン募集が多い気がしました。
どちらのサービスも職種、業種別で会社を検索することができるので、自分がやってみたい仕事を選びやすいと思います。
他にも長期インターンに特化したサイト、アプリは多く存在しています。僕は上記の2つしか使っていませんでしたが、他のサービスも調べてみるといいかもしれません。
②SNSで見つける(ちょっと難しい)
長期インターンを募集している会社はベンチャー企業が多いです。加えてベンチャー企業の社員の方は、積極的にSNSを利用していることがあります。例えば日常的にTwitterを運用して会社のクライアントや社員の募集を行なっていたり…
長期インターンに関して言うなら、たまにTwitterでベンチャー企業の社員の
「長期インターンの募集しています!興味のある方はDMお願いします!」
といった内容のツイートを見かけることがあります。そのツイートで募集を知って、DM、リプライで応募するやり方も存在します。
ただSNS経由の募集は、採用に関わるツイートを行なっているような人(例えばベンチャー企業で働いている人のアカウント)を事前にフォローしていないと見つけることは難しい情報です。また実際にその募集に対してSNSで反応するのも少し勇気がいるかもしれません。
余談ですが、IT系のベンチャー企業の社員は、都会や地方を問わずTwitterを積極的に利用している人が多い気がしました。なので例えば、
就活アプリで気になった会社をTwitterで検索してみる
→もし検索で社員のTwitterアカウントを見つけられたら、フォローしてみる
→フォローしたアカウント経由で、他の社会人のTwitterアカウントもフォローしてみる
このようにして日頃からTwitterで情報収集できるように準備するのもありだと思います。SNSは思っている以上にチャンスに溢れています。
③知り合いから教えてもらう(裏技)
裏技ですが、人から長期インターンの募集を教えてもらうという探し方もあります。僕が2番目に参加した長期インターンは、このやり方で応募することができ、実際に選考を通過して参加することができました。
もともとその長期インターンは
・新潟市が拠点
・webマーケティングに関する新規事業企画インターン
・採用媒体で募集しておらず、社員の知人経由でメンバーを募集していた(多分)
という内容。勤務場所や業務内容は自分にマッチングしている反面、インターンの募集は通常知るのが難しいものでした。
僕がそのインターンを知ったきっかけは、
昨年の9月に就活相談に乗っていただいた方が、長期インターンを募集していた社員の知人で、その方からインターンの詳細について教えていただいた
というもの。仮にその方に就活相談をしていなかったら絶対に知ることができなかったレアな募集だったので、行動することによって思いがけないチャンスを掴むことができました。
僕の体験談は再現性が低いものですが、人から情報収集するのは大切だと思います。例えば大学の知り合いや住んでいる町の社会人に就活相談や長期インターンを探していることについて相談してみる、とかでも全然アリでしょう。もしかしたらその人が何らかの情報を持っている可能性だってあるので、積極的に相談してみるといいです。
思いがけないところでチャンスは転がっているので、積極的に行動してチャンスを掴んでいきましょう。
おわりに
長期インターンに限らず地方の学生は、就活において都心の学生と比べて機会格差情報格差が生まれがちです。長期インターンに限って言えば、地方の学生にそもそも長期インターンという選択肢が認知されていないことで、
仮にやってみたい!と思う学生がいても参加するための情報や参加機会を手に入れづらいのかなと思っています。
だからこそ、実際に僕が行動して得た長期インターンに関する情報は、積極的に公開していきたいし他の地方学生にも伝わって欲しいです。積極的に情報収集して行動すれば地方学生でも長期インターンに参加することはできるので、悩んでいる人はぜひチャレンジしてみましょう。