ビルドアップトレーニングの正しい始め方

自陣から相手ゴールを目指す局面(ビルドアップ)を練習する時に、「分割した方がいいけど、分割してない事が多い」と感じる要素があって。

攻め込んでくる相手からボールを奪った後に始めるビルドアップなのか、否かという視点。

ビルドアップの練習をする時によく採用される練習がある。ビルドアップ側がハーフウェーラインにある3つのゴールを目指す。相手はビルドアップ側からボールを奪って通常のゴールを目指す。

サッカーの練習では、誰の配球から始めるのか、どの位置から始めるのか、が結構大切。

配球の位置や質で再現される局面が大きく変わる。

上記の練習をする時、多くの場合、配球はキーパーからorコーチからビルドアップチームへの配球が多い。

これは意図的にビルドアップの局面から始める事でビルドアップの体験回数を増やす目的がある。

が、実際のゲームで考えた時、自分たちからビルドアップを始められると分かっていてビルドアップをする場面がどれだけあるだろうか。

その数は少ない。ゴールキック局面、押し込んでからバックパスしてやり直す局面などだ。

多くの場合、自陣側に攻め込まれた状況でボールを奪ったところからビルドアップは始められる。

この奪ったところから始めるか否かの差は極めて大きい。