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とある強豪校の練習を見学した記録
「とある強豪校のトレーニングを見学した」
『そうか。どうだった?』
「選手が上手かった。その分チームやグループのことにフォーカスしたトレーニングが出来ていた」
『やっぱり、チーム、グループ、個人、どのレイヤーに合わせてトレーニングを組むかは選手のレベルで変わるのね』
「痛感した。」
『選手が上手かった。それだけ?』
「トレーニングの内容も勉強になった。指導者の振る舞いはもっと勉強になった」
『どんなトレーニングだった?』
「はじめの30分はトレーナーに一任してフィジカルに刺激を与えていた」
『さすが強豪校』
「これを標準装備にしないと強いチームにはなれない。逆にワンオペでフィジカルまで管理するのは難しいなと思った」
『そのあとサッカー?』
「まずはその日のテーマを端的に伝えるミーティング。中央を崩すことがテーマだった。ミーティングが短いところにも意図を感じた。」
『で、そのあとサッカー?』
「軽く鳥かごした後に、菱形の配置でシュートまで行く練習をしていた。トップ、2インサイドハーフ、アンカーのイメージ。配球役からパスされたボールをトップが落としてアンカーが前向きに受けて展開してシュートって流れ。ある程度時間が経ってからインサイドハーフの前向きサポートのパターンも入れて、最後は自由」
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『いわゆる3人目の動きとかレイオフって言われるやつだね。どのチームがやっても同じような練習になりそうだけど』
「まずは選手が上手い。だからすんなり次のステップに進める。どのチームでも同じようなペースでステップアップできるわけでは無いと思う。指導者としてすごいと感じたのは、一貫したコーチングワード。これは意外と難しい。早く動きすぎない、変化を起こす、誰が変化したかで絵が決まる、これらを一貫して伝えていた。多くの情報を与えすぎる指導者もいる。気をつけたほうがいい」
『一貫したコーチングワード、なるほどね。次はどんな練習?』
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