第４号『鬼滅の刃の話から始まる呼吸の話』

アニメ化まであと２ヶ月、ufotable クオリティで描かれる『鬼滅の刃』が楽しみ過ぎる！このＰＶだけで背中がゾクゾクする。おまけに音楽は梶浦由紀さんときたものです。この組合せはもう間違いなく鳥肌が立つ。『Fate』は知ってるけれど『鬼滅の刃』知らない人はこの機会に是非知ってほしいなぁと。なぜだか『鬼滅の刃』の話を出来る人が周りにいないので。だからアニメ化を期に読んでくれる人が増えると嬉しいので書きます。

なので、またもや本誌の原稿ほっぽり出して鬼滅話書こうとしている・・・文章の合間に違う文章書こうとか何を考えているんだｗ

あ、今閃いた。せっかくだから鬼滅の刃繋がりで第４号「呼吸」の話にしよう。うん、今決めた。一緒に書けばどうという事はない。

あとufotableさん「鬼滅の刃半纏」とか商品化してくれませんか？絶対買いますので(*´∀｀)

少年ジャンプ１１号の鬼滅の刃１４５話「幸せの箱」が話として完璧な仕上がり具合に感じました。

表紙は獪岳と善逸の表情だけが描かれた１ページ。この情報量が凄い。

互いの表情から、それぞれが歩んだ道程、たどり着いた場所が伺えます。

獪岳と善逸、兄弟子と弟弟子、秀才と落ちこぼれ。

同じ”雷の呼吸”の使い手として

”壱ノ型だけ使えない”獪岳

”壱ノ型しか使えない”善逸

雷の呼吸には壱から陸ノ型まで６つの型があり全てを使えなくては一人前と認められません。

先代継承者である善逸の祖父は、「お互いが足りない物を補い合えば」と考えて２人で”雷の呼吸の共同後継者”とした筈です。

ただ自分の方が優れていると思っており、それだけの努力をしてきたと自負していた獪岳には、当時劣等な善逸と同格に扱われた事に納得がいかない訳です。そして違えてしまった互いの道。

獪岳は一の上弦から血を与えられ、鬼化した事で同じ雷の呼吸の使い手として負ける筈がないと驕った時点で既に負けていたのかもしれません。自分の事ばかりで相手がまるで見えていないから。

注意深く考えれば気付いた筈なんです、善逸の異質さに。

相手や状況によって各々の呼吸の型を使い分ける柱や他の鬼殺隊のメンバーと違い、壱ノ型しか使えない。簡単に言ってしまえばワンパターン戦法。

ジャンケンならずっとグーだけ出しているようなものです。

なのに下弦や上弦の鬼達と戦い死なずに今まで生き抜いてきた事実に。

一方で善逸は獪岳を嫌ってはいたものの、彼の直向な努力を知ってて実の兄のように尊敬もしていた。だからこそ、その背中に追いつく為に技を磨いてきた。

そして此処にきて善逸だけの型

雷の呼吸　漆ノ型　火雷神

「これは俺の型だよ　俺が考えた俺だけの型」

「いつかこの技で･･･あんたと肩を並べたかった････」

この本音を吐露するまでの流れが完璧過ぎて泣きそうになりました。

好きなんですよ不器用キャラ。自分の弱さを周りのせいにして認めなかった兄弟子と自分の弱さを認める事で「漆ノ型」という答えを出した弟弟子。

てっきり自分の予想では”壱ノ型”しか使えなかった善逸が同じ型を何百、何千、何万と繰り出す内にいつしか

その呼吸は”壱にして壱に在らず、全ての型を内包した型”

雷の呼吸　型破り　全一ノ型

とかに変化するのでは？勝手に妄想してました(*´∀｀)

名前は善逸と全一を掛けただけですｗ

昔からこういう呼吸法とかも好きなんですよ、魔術は難しいかもしれないが、呼吸法ならなんとか会得できないかな？という思考回路なもので＾＾

『ジョジョの奇妙な冒険』第一部、二部で使う「波紋の呼吸」とか

『北斗の拳』でケンシロウが使った「天龍呼吸法」とか

『グラップラー刃牙』でもガイアが使った「鼓膜破り」

『ケンガンアシュラ』でも無ノ型「空」が呼吸法だったり

呼吸を技にしている作品は意外と多かったりします。

そして呼吸といえば

生まれて最初に行うのが「呼吸」だと言われています。

物心付く前から自然と行っている呼吸ですが

無自覚過ぎて呼吸についてまったく知らない事の方が多かったりします。

例えばあなたは呼吸についてどれぐらい知っていますか？

ちょっとテストしてみましょうか？次の質問を読んだら一度やってみて下さい。

「これから時間を計るので出来るだけ長く息を止めてください」

やってみましたか？あなたはどんな行動を取りましたか？この質問をすると大体ほとんどの人が同じ事をします。

1.そのまま息を止めた　→　論外　　
2.大きく息を吸って息を止めた　→　殆ど人は多分これ
3.それ以外の方法後、息を止めた　→　呼吸について知ってる人

さてここからはいつものコーナーです。３の応用で作った術式

身体操術式「静かなる鼓動（サイレンス）」

上記の作品は「動」の呼吸ならこちらは「静」の呼吸です。

シチュー・ザ・ワールド『肉体鍛錬編　第一部』