恋愛の比喩で解き明かすマーケティングの世界【中編】深掘り解説
こんにちは、Steveです。
この数日、目が痒い!もしかして、また花粉症???
以前はひどい花粉症に悩まされていたのですが、数年間海外にいたことで、日本に戻ってきてからはほとんど気にならなくなっていたのですが、、、、。また、アレグラのお世話になるのか?
さて、気を取り直して、今回は前回の記事で予告した通り、マーケティングのプロセスについて学んでいきます。当初は前編と後編の2部構成で完結させる予定でしたが、今回は解説のみに特化し、次の編を後編を実践編としてお届けすることにしました。
今回の内容だけでも伝わるように努めましたが、前回の記事を読んでからこの記事を読むと、理解がより深まると思います。
前回の記事はこちら。
はじめに
今回は、前回の記事で触れた7つの質問の意味と、それをマーケティングにどのように結びつけていくかを説明します。
質問の解説とマーケティングプロセス
前回の記事で皆さんに投げかけた質問を、様々に想像していただくようお願いしましたが、記憶していますか?この記事では、その質問の意味と、それがマーケティングプロセスでどのように機能するかを解説します。
解説:【プロモーション】たとえば、新しいサービスを開発し、市場に投入したとします。その際、プロモーション活動を行うことが一般的です。この質問の背後にある考え方は、たとえどんなに素晴らしいものを作ったとしても、それを宣伝しなければ人々にその価値を認識してもらうことはできない、というものです。今回の質問を通じて、「あなた」自身を「商品/サービス」と見立て、その視点から話を展開していきます。
解説:【ブランディング】この質問では、自分をどのように見せ、どのように紹介するかという点が、マーケティングにおけるブランディングのプロセスと似ています。つまり、どのように perceived(認識)されたいか、自分をどのように表現したいかに焦点を当てています。
解説:【ポジショニング】自分の長所と短所を知ることは、市場でどのような位置に自分がいるかを理解することに相当します。製品やサービスを市場に紹介する際、その魅力やセールスポイントを明確にする必要があります。これと同じように、自分自身を他人と区別するために、自分の特徴や競合との違いをはっきりと把握することが大切です。
解説:【ペルソナ】この質問で挙げられる理想のパートナーは、マーケティングでいう「ペルソナ」に相当します。つまり、あなたが理想とする相手は、あなたが提供する商品やサービスを購入してほしい理想の顧客像です。恋愛において重視する年齢、職業、趣味、収入、情報源などの特徴は、あなたの商品やサービスを購入するのに適したターゲットの特性と重なります。
解説:【カスタマージャニーマップ】理想のパートナーとの出会いから初デートに至る過程と、その間にパートナーが抱く印象を考えることは、マーケティングの「カスタマー ジャーニー マップ」に類似しています。これは、顧客が商品やサービスを認識し、購入し、最終的にはファンやリピーターになるまでの一連のプロセスと、その過程で経験する感情を把握するプロセスを指します。
解説:【コンテンツ戦略】この質問は、パートナーがあなたをより深く理解する過程において、どのような話題を選ぶかという点で、マーケティングにおける「カスタマージャーニーマップ」を基にしたコンテンツ戦略と類似しています。顧客が何を知りたいか、感情の変化に応じてどのような疑問を持つかを理解し、それに応えるような情報を提供するプロセスに相当します。
解説:【ロイヤルカスタマー】初デートの後に次の約束を取り付けることは、商品を購入してもらった後の顧客との関係構築に似ています。単に商品を売ることが目的ではなく、購入後も顧客との良好な関係を維持し、長期的な顧客満足とロイヤルティを築くことが重要です。この段階での適切な感謝の表現やフォローアップは、顧客(またはパートナー)を自社の製品やサービスのファンに変え、継続的な支持を得るための鍵となります。
さいごに
いかがでしたか?伝えたいことの概要は掴んでいただけたでしょうか?この記事では、商品やサービスを人々に知ってもらい、興味を持ってもらい、検討し、最終的に購入してもらうまでのプロセス、そしてさらにリピート購入に至るまでの流れを説明しました。
前回も触れましたが、恋愛を例にするのは使い古された比喩かもしれませんが、マーケティングについて全く知らない人にとっては、理解しやすく、興味を引きやすい方法だと思います。
次回は、実際に今回触れたかった実践編を紹介します。具体的なイベントを例に、その登場人物が理想のパートナーに出会うためにどのようなアプローチをしたかを解説しながら、実際のマーケティング戦略について話していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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