ハーバルアストロロジー(医療占星術)という世界
星読みの中にハーバルアストロロジー、医療医療占星術と呼ばれる分野があります。
占星術には「上(大宇宙)のものは下(小宇宙)のもののごとし」という根本原理があります。星の動きや配置は地上で起こるできごとや地上に生きる私たちと連動しているという考え方ですが、小宇宙を人体と捉えて星と人間の身体、健康状態の関連性を読み解く学問を医療占星術といいます。
17世紀頃までの古典占星術の時代では医師が診療に占星術を活用していました。古代の医師たちは占星術師であることも多いです。
医療占星術では患者が床に伏した時間のホロスコープチャート、デカンビチュアチャートを用いて病気の原因や予後などを判断します。
またその人の出生ホロスコープから体質・体調を崩しやすい部位を知ることができます。その際に月や太陽・アセンダント(出生時の東の地平線の位置で、自分自身を表します)・6ハウス(健康がテーマのハウスです)が特に重要になってきます。
先月医療占星術の講座を受講したのですが、星座と体質の関わりが本当に納得できて、すごく面白く役に立つのです。
例えば私は月と6ハウスがおひつじ座です。
おひつじ座は一番始めの星座で、身体の部位では頭部を司ります。
頭部にある脳や目・顔・耳などもおひつじ座の管轄です。症状としては頭痛・めまい・毛髪のトラブル・炎症などがあります。
実際私は疲れたり体調を崩すと偏頭痛や眼精疲労、抜け毛や炎症などに出やすいです。
12星座に対応するハーブやアロマオイルを用いて症状の改善を図ります。
おひつじ座に対応するハーブやアロマはローズマリーやブラックペッパー・ジンジャーといったスパイス系。アロマが苦手な方はお料理で使えますね。レモンやライムといった甘み少なめの柑橘系もいいです。
おひつじ座の反対側にあるてんびん座のハーブが効くこともあります。てんびん座のハーブ・アロマはゼラニウムやイランイラン・ペパーミントなど。
おひつじ座とてんびん座、どちらのハーブが効くかはセラピスト側がホロスコープ全体やクライアントさんの状態などから総合的に判断したり、実際に香りを嗅いでみて惹かれる方で決めたりします。
講座を受けてから眼精疲労や偏頭痛がある時にはローズマリーやライムのオイルをたらした蒸しタオルを後頭部や目の上、首肩に載せています。回復も早いですし、ひどい偏頭痛も起きにくくなっている気がします。
とても楽しく奥が深くて実際に役に立つハーバルアストロロジーをセッションにも取り入れて行く予定です。
いずれは講座も開講して皆さんがご自身で日常的な不調のケアや予防ができるお手伝いができたらと思っています。