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つらさも尊重される中医学

わたしは最近、ほぼ毎日インスタライブをやっています。
その日の自分の体調のことや、季節に沿った不調や養生のことなどを話しているのですが、先日のライブ配信中にふとみんなで話した「中医学のいいところ」という話がとても良かったので今日はその話をみなさんにお伝えしたいな、と思います。

とはいえ「中医学って一体なんだ?」という方も多いと思いますので、まずは中医学について簡単に説明しますね。

中医学とは?
・世界三大伝統医学の一つ
・自然哲学がベースとなっている(陰陽論・五行論などが有名です)
・心と体だけではなく、自然や環境など全体を通してバランスを考えている医学
・一人一人の原因や症状を調べて、オーダーメイドで治療を行う
・それぞれの体質にあった養生で、病を未然に防ぐことができる

中医学にはこういった特徴があります。
人の体や心の中にも自然を見ているという、ちょっと不思議だけどとても理にかなっているなぁと感じることの出来る学問です。

さてさて、ここからが「中医学のいいところ」のお話です。

ライブ配信中、わたしは

「中医学は誰かに治してもらうだけじゃなくて、自分自身で出来ることがたくさんある、例えば食事(薬膳)だったり、生活養生だったり、自分の体のサインに気づいて、自分でバランスを整える方法がたくさんあるのがいいところだよね」

というお話をしました。
その時、自分で話をしながらも「もっともっと中医学のいいところってたくさんあるよなぁ」と思いながらも、咄嗟の話が全く出てこなかったんですね・・・まだまだ毎日、ほどよく緊張しながらなんとかお話ししています。

その場では急に思い浮かばなかったこともあるのですが、わたしには中医学を学んでいるたくさんの仲間がいるので、いろんな意見を聞いてみたいな、と思い

「みんなに聞いておけばよかったなぁ、今度聞いておこうかな」

とぼそっと呟いたところ、ちょうど配信を見にきてくれていた仲間たちがコメントをしてくれました。

そうしたらね、みんなから出てきた言葉が、まさかのわたしが一番伝えたかったことだったのです。いつも色々と忘れがちなんです・・・心血が足りないせいにしよう(本当に心の血が足りないと健忘が起こりますよ)

「そうだ、わたしは中医学のそういうところに一番助けられたんだった!」

と興奮して、汗をかきながらみんなのコメントを読みました。(ちなみに、興奮するというのは「熱狂する」とか「ヒートアップする」という言葉もあるように熱の症状です)

そんな「中医学のいいところ」がこちらです。

・どんな症状でも否定されない
・個人差を認められる
・気のせい、ストレスのせいにされない
・原因が見つかる

わたしには、慢性疲労症候群や線維筋痛症、化学物質過敏症で、苦しんでいた過去があるのですが、どれも血液検査では異常の出ない病気、痛みや辛さはデータでは表すことが出来ずに、どこに行ってもきちんと診てもらうことが出来ない、受け入れてもらえなかったという辛い経験があります。治療方法なく、寝たきりの毎日の中で人生に対して絶望していた時に出会ったのが中医学でした。

なので、みんなからのコメントを読んだ時に、

「みんな同じような辛い気持ちや過去を抱えていたんだなぁ」

と、とても胸が熱くなりました。

それは、みんなが同じような辛い経験をしていたということもありますが、今前向きに中医学を学び、実践しながら生きているという感動でもありました。

中医学では、西洋医学では原因がわからないような病気でも、病名を見るのではなく一人一人の体の中のバランスや状態を重視するので、必ずそこには何かしらの原因が見つかります。自然界の現象に理由があるように、わたしたちの不調にも理由があります。

「疲労」という症状でも、毎日の気温が違うように、人それぞれの度合いは違います。そういった、個人によっての違いを中医学では大切にしています。

「気のせい」「ストレスのせい」ではなく、それがどうして起きているのか?という体と心の状態をしっかりと見つめていきます。

あなたとって「つらい」という症状や気持ちがあるのならば、それはあなたのつらさとして尊重します。

「治らないと言われたから」
「病院にいくほどではないから」

とつらい気持ちや症状をそのままにせず、あなた自身の「治りたい」を大切にしてほしいな、と思うのです。もしかすると、中医学があなたにとっての希望の光になるかもしれません。

中医学のいいところ、あなたも体験してみませんか?
中医学の世界には、たくさんの優しい先生方がいます。

「いきなり漢方薬局に行くのはハードルが高い」
「自分で出来ることから始めてみたい」

そんな風に思う方がいれば、いつでも気軽に相談してくださいね。

わたしが中医学に出会って「もしかしたら自分の経験が誰かを救うことが出来るのかもしれない」そんな風に思った日のことを強く思い出した出来事でした。

こんな気持ちを思い出させてくれた、仲間たち。本当にありがとう⸜(*ˊᵕˋ*)⸝‬


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