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【大人】それも先生の仕事なの?!(中学生のハローワーク21年4月)

今年度からの新企画「中学生のハローワーク」の第1回が行われました。ぼんやりしたイメージを語り合うことから始まり、えりか先生と運営メンバーの4人で話し合いを重ねながら、ゲストの依頼、ネットワークの確認、チラシ作り、zoomの使い方などなど、いろ~~~~んな準備を重ねてきました。

どれだけ準備を重ねても、初回は何が起こるかわからないので、ゲストに失礼がないように、第1回目は子どもクラスのえりか先生に「先生」という仕事について語ってもらいました。

本来は、子どもクラスとは別に、大人は大人で話を聞いて話を深めていく予定なのですが、今回は子どもクラスを放ってえりか先生を独占できないので、子どもと一緒に、大人もえりか先生の話を聞きました。

普通に学校に通っているだけでは伺い知れない仕事の内容を、かなり具体的に詳しくお話いただきました。先生の仕事って、子どもと保護者対応だけでなく、地域や学校、自分自身のスキルアップなど、ものすごく多岐にわたるんですね。たとえば「地域」なら、日ごろから商業施設に顔を出して、子どもが迷惑をかけてしまっても穏やかに対応してもらえるように顔を覚えてもらう、とか。多くの仕事のうちのひとつとして淡々と話しておられました。

えりか先生の話が終わり、大人クラスだけになった時、「なんて大変な仕事…」「プログラミングだの英語だの、新しいことがどんどんプラスされていくし」「モンスターペアレントとかもいるし、時間もメンタルもすごいね」と、みんなからため息が出ました。

こんなに忙しいのなら、気軽に何でも話をしに行く感じにはならないなぁ、というのが正直なところ。事務や校務のサポートする人がいたら、子どもにもうちょっとゆっくり向き合えそうですが…。そんな忙しさの中で、子ども一人ひとりに目を向けてくださる先生には脱帽です。知っているようで知らない「先生」という仕事について、認識を新たにしました。

イメージで知っている「先生」と、実際に現場で働いてみた経験に裏打ちされた「先生」は全然別モノでした。同時に、お話を聞きながら、「先生」という職種の人は、自分で経験した事を適切な言葉で表現できるだけでなく、その言葉を聴き手の心に届けられる力も必要なんだ、と感じました。

大人がこう思うくらいなんだから、感受性の豊かな子ども時代にこのような話を聞いたら、学校生活の中でいろんな先生と出会って、その都度、ちょっと見る目が変わるかもしれません。これから毎月、いろんな仕事や生き方の「あきらめてない」大人と出会えるなんて、きっと素晴らしい異文化交流になることでしょう。人と人が分断された窮屈な時代だからこそ、こういう新しい出会いを大切にしていきたいと思います。

21年5月はプロの企画屋さんをお迎えします。子どもクラスでは自分で企画を作ってくるという宿題も出ています。大人クラスでは、自分が今実現したいことを、どうやって具体的に形にし、回していくかについて、お聞きしたいと思っています。中学生はもちろん、大人のみなさんも、人生に効く学びを楽しむチャンスです。ご参加、お待ちしています。

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▼オキツ 神戸シュタイナーハウス代表 大人クラス担当
書く人、聴く人、考える人、作る人、遊ぶ人。小さな勉強会や仕事、普段の暮らしの中で、ちょっと立ち止まって考え、言葉にし、行動してみる。少しずつ、みんなで幸せになっていけたらいいな。
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神戸シュタイナーハウス
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