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保護者のための個別指導塾の選び方・使い方

こんにちは!ステーキソースです!

 早速ですが今回は、親御さんたちへ向けて、個別指導塾をどのようにして選べば良いか、入塾後にどのように使うべきか、個別指導塾の特徴と注意点について話していきたいと思います!というのも、普段講師として働いていると、この子(親)は塾を100%活用できてないなと思うことが多々あるからです。通塾率が中・高生は50%を超えている今ですから、塾選びが子の人生を決めると言っても過言ではない今、どうやって塾を選びどのように利用すれば良いかを考えていきましょう!

個別指導塾は「学校に合わない子」のための塾!

 個別指導塾は、1対1授業なので、学校の授業形式でも勉強に何かしらの不自由がある人こそ私は通うべきだと思います。すると、個別指導塾に通うべき生徒というのは自然と絞られてくるものです。それは、集団指導を行う塾や予備校に通わない理由にもなります。私が思うに3パターンほどあるのでそれを挙げていきます。

 まずは学校の授業についていけない子です。これは言うまでもありませんが学校の先生の一方的な授業についていけず、教科書を読んでもわからなければ個別指導でゆっくりと学習していくことが有効です。逆に、学校の授業が簡単過ぎる子も、学校の先生のペースだと退屈してしまうということで個別指導に通う場合があります。下の図を見てください。

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 これは個別指導塾のアルバイトに採用されたときの研修で説明されたことを私が図に置き換えたものです。学校にないものを求めるという観点から、個別指導塾の社会的なニーズは、成績上位層と成績下位層、つまり最上位層と最下位層に偏っているそうです。

 また、集団のペースではなく自分のペースで早く進められるので、受験学年(中3・高3)で入試まで時間がない中で難易度の高い学校へ逆転合格を狙う生徒も個別指導塾をお勧めします。勉強時間を塾でも家でも確保しなければいけないので、宿題を丁寧に出して、自宅での勉強まで管理してもらえる先生を斡旋してもらうと良いでしょう。

注意点1;教室長は授業をしない

 いざ自分の子を個別指導塾へ通わせようとした際、多くの場合はまず勉強の相談という形で親子で体験授業へ臨むこととなります。教室へ入るとその教室の教室長が出迎えてくれ、生徒は斡旋された講師と体験授業へ向かい、その間に教室長と親は料金プランやシステムの話をする、という形が一般的かなと思います。

 当たり前ですが、親は子が授業を受けている様子を見ることができないので、その塾の評価の材料は帰ってきた子どもの話と教室長の印象しかないのです。ただし教室長は授業をせず、保護者に授業や講習の説明をすることが業務であるので、子の成績向上に関与することはほとんどありません。

 つまり、親は塾の評価の中で最も重要な子どもの成績向上に関する部分を、子どもの話のみから判断する必要があります。体験授業終了の時に即決はせず、家で子どもと話てみてください。子どもが「ここで頑張りたい」といているのならその意見を最優先すべきですが、子どもが「う〜ん」のような微妙な表情を浮かべているなら、一度保留し、別の塾をみてみるのもありかと思います。くれぐれも、教室長が良い感じだったから、という理由では決めてはいけません。

注意点2;オプション授業には要注意!

 塾といえば、夏期講習や冬季講習など、季節ごとに様々なオプション授業が用意されています。これらも内容を分かった上で購入するなら結構なのですが、私の経験上、闇雲に授業をとりまくって消化不良に陥る生徒が年に数名見受けられるので、オプション授業のパターンと、購入の際のポイントを紹介します!

 オプション授業のパターンには次のようなものがあります。①季節講習(夏季・冬季・春季)、②入試直前特訓(集団授業)、③合宿、などです。それぞれの特徴をざっくり説明すると、

①季節講習は、普段の個別指導が長期休暇中に限って割安で購入できるというものです。学校がないので昼時から授業ができるのを生かすことができます。②入試直前特訓は主に中3生に向けて2学期の日曜日などに集団授業でポイントを教わる講座です。③合宿は主に夏と冬にホテルなどの一角で全国から集まってきた生徒たちと一緒に勉強づけの日々を数日間送るもの。と行ったところでしょうか。

 これらのオプション授業が、個別指導塾では季節ごとに面談という形で保護者が呼び出され、成績状況の共有と一緒におすすめされることかと思います。このようなセールスを受け、利用してみようかなと思った場合、参考にして欲しいポイントが2点あります。

 1つは、担任の講師が見てくれるか?ということです。普段の勉強を管理してくれる講師なら、子どもの勉強のポイントは全て把握していますが、全く初対面の先生だと講師は生徒の表面上のことしか聞いておらず、生徒は緊張して聞きたいことが聞けないといった事態になって、満足できない可能性が高いです。

 もう1つは、普段の勉強(授業)が疎かにならないか?ということです。特にこのようなオプション授業は、塾に信頼を置いて普段からたくさんの授業を取っている子が購入しやすい傾向があるのですが、講師の立場からは、授業時間よりも自習時間を増やさないと出した宿題すら終わらせる時間がない、、、とい生徒もいます。特に特訓授業や合宿は、普段の授業とは独立した扱いになることが多いので、担任講師が管理できない場合が多くあるのです。

 塾もビジネスなので、こういったオプション授業をする際には、各校舎何人以上参加させる、といったノルマが教室長に課されていることが多いです。もしあまりにも脈絡がなくこういったセールスが来たら、塾のノルマが関係している可能性もあるので、担任講師に一度意見を求めてみるのも良いと思います。くれぐれも、集団授業が合わないから個別指導塾に来ているという当初の目的を忘れないことが大切です。

総括;家庭は講師を選べる立場にあることを忘れない

 ここまで、個別指導塾は集団授業にないものを求める人のための選ぶ際には、授業をする講師や、オプション授業について注意点があることを述べてきました。

 子どもの成績が一朝一夕で上がるものではない以上、保護者としては成績が上がりきらないうちは不安になってしまう気持ちもわかります。だからこそ、担任講師と話せるだけ話してください。どのように成績を上げていくのか、担任の頭の中にあるビジョンを共有してもらいましょう。子どもにも、今の先生どう?と聞いてみましょう。

 もし講師が合っていないなと感じたら、遠慮なく別の講師を試してみてください。家庭は講師を選んで良いのです。それこそが塾や講師の成長につながります。こうして親子で納得できる講師に出会えたなら、その講師に全面的に従いましょう。その担任講師は、塾の中で最も子どものことを考え、知ってくれる存在のはずですよ!!!

ご清聴、ありがとうございました!

 

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