♪ある日森の中 クマさんが転んだ⁉♪ ~2024年5月ネイチャーウォッチング~
「ガオー-!!」1人の学生さんが、ほかの学生さんたちに襲い掛かります!襲われた学生さんは背中を向けて逃げます!でも、追いつかれて攻撃され倒れてしまいました…
安心してください!寸劇ですよ!!(笑)
5/18にパートナー(従業員)とその家族向けに行われたネイチャーウォッチング冒頭で、クマに襲われたときの対応を信州大学の学生さんが迫真の演技を交えて教えてくれたのです。
ネイチャーウォッチングとは?はこちらから↓🌳🌳🐻🌳
クマの通る森
この森の管理をリードしてくださっている信州大学の井田ハカセによると、サンクゼールの森はツキノワグマの「通り道」だそうです。
つまり、サンクゼールの森に入っていくということは、クマが各地の道に出没してニュースになるように、人がクマの道に「出没」するということかもしれません。
クマに遭わないために「人の気配」を振りまく
これまで、社内で襲われた人や被害にあった人はおりません。でも、対策は必要不可欠。
クマも人が怖いと言われています。なので、遭遇しないためには人の気配をクマに知らせることが有効です。
・声を大きめに発する
・手を打つ
・鈴を鳴らす などが効果的。
オフィスにもこの時期、クマに人がいることを知らせるためのクマ鈴が置いてあります。オフィスと駐車場の往復など、パートナーが日々の通勤や仕事の中で危険なことが無いように貸し出しているのです。
ある日、森の中でクマさんに出会ったら
この記事のタイトルにも小見出しにも出てきたフレーズ。言わずもがな童謡の「森のくまさん」から使わせていただきました。
その歌の中でクマからお嬢さんが逃げる場面がありますが、これ実は対策としては間違いなんだそう!(現に歌の中でこのあと、クマが追いかけてきますし)
クマと遭遇した際の対処を簡単にご紹介
①急激な動きで刺激をせず、ゆっくりと動く
クマは臆病な動物。下手に刺激をしないことで、向こうから去ってくれることも。
②背中は見せない!クマの方を向いたまま下がる。
背中を見せて走り出すと、動物の本能で追いかけてくる可能性が!
③襲われたら、首を手やリュックサックで抑えて守り、うつぶせになって腹や心臓も守る!
こちらのサイトでわかりやすく紹介されていますので、この夏、山に行かれる方はぜひご一読ください。
「もりのたからさがし」と「クマさんが転んだ!」
5月のネイチャーウォッチングは、主にサンクゼールのパートナー(従業員)向けの大人向けプログラムでしたが、冒頭の学生さん達がパートナーの子供たち向けの企画も用意してくれました。
子供たちと「もりのたからさがし」
それが「もりのたからさがし」!素敵な名前✨
サンクゼールの森に生息する草花を「たから」とし、それらの写真が印刷された紙を片手に森の中を探しました。
子供たちが小さな足で森の中を歩き回り、一生懸命自然物を集めている様子がとても微笑ましい時間でした。
「クマさんが転んだ」で大盛り上がり!
そんな楽しい時間の終わりに行ったのが「クマさんが転んだ」!
「だるまさんが転んだ」の要領で鬼(クマ?)が「クマさんが転んだ」と言って振り向いたら、参加者は首を抑えた防御の体制を取り、うずくまったりうつ伏せになります。
振り向いたときの体制以外は「だるまさん」と一緒。子供も、そして大人も童心に帰って遊び、とても盛り上がっていました!
訓練にもなって、さらに楽しい!なんと素晴らしいアイディア!✨
自然との共生と危険
前述した通り、サンクゼールの森にはクマが通ります。そして、私たちのオフィスはその森に囲まれるように建っています。
普段は全く意識していませんが、自然との共生は時に危険と隣り合わせになるんですよね。単純にクマに会うなんて想像しただけで怖いです。虫より怖い!
でも、森からクマを排除することなんてできませんし、それでは共生とは言えないでしょう。
人はクマが怖い。クマだって人が怖いらしい。「クマさんが転んだ」は盛り上がりましたが、実践する機会が無いに越したことはありません。
同じ森の恵みを受けながら、これからもお互い脅威にならない距離感で生きていけたらいいですね。
サンクゼールの森についてはこちらから↓🌳🌳🐻🌳
井田ハカセについてはこちらから↓🌳🌳🐻🌳