なだけい

統計家として研究しながら実務もこなせるようになりたい。データ分析や統計解析のことを書いていきます。 専門は医療統計ですが、スポーツ統計や機械学習などの予測論にも興味があります。 長いことさぼっていましたが、戻ってきました。

なだけい

統計家として研究しながら実務もこなせるようになりたい。データ分析や統計解析のことを書いていきます。 専門は医療統計ですが、スポーツ統計や機械学習などの予測論にも興味があります。 長いことさぼっていましたが、戻ってきました。

マガジン

  • 日々の学びをまとめてみた

    若手統計家の学びです.自分の記事をメイン,いいなと思った記事は追加していきます.

  • 図解統計学と統計の話

    統計学の話を図にまとめながら説明していきます。各タイミングは不定期です。気が向いたときに更新します。 図解が大変なので、統計学の話を書きたいように書いていきます。。図解もしたいときはします!

  • 虚空に向かって

    【2018/01/27~2019/12/31】誰にでもなく虚空に向かって言いたいことを言うnote。週1は更新します。

  • Rで数学・統計の話

最近の記事

一人の意見に左右されないことが統計家には必要

どんなに優れた人でも,知っていることと知らないことがあり,背景知識によって意見が変わりうる. 仕事上,スペシャリストと関わることが多い.特に困るのは,同じ分野のスペシャリストが複数人いるときである. 1人は,Aとしてくれ,もう1人は,いやBとしてくれ,と言ってくることがままある. さっき直したばかりなのに,どっちが正しいんだろうということが起きてしまう.1人の意見によって行動を変えていると,違う意見が得られたときに右往左往してしまう. 考えてみると,統計家は被験者数1

    • 凡人には毎日の習慣が必要

      朝起きて机に向かうこと.これが今のルーティンワークです.たとえやることがなくても,とりあえず机に向かうことで,作業が進み,知識が得られています. 小学生の頃,周りの同級生から半年ほど遅れて野球を始めました.当然ながら,みんなよりも下手で,試合に出ても三振ばかりです.見かねた親から「毎日素振り500回しなさい」と言われ,いやいやながらも続けた記憶があります.結果,半年後には人並み以上に活躍できるようになっていました. 野球は高校生になっても続けていました.一部の部活仲間と競

      • 先輩から学んだ文章ベースで「信頼」を得るために必要なこと

        コロナウイルスの影響で,ここ半年程度は在宅勤務をすることが増えました.それまで社内の協議は,対面で話し合って決めていましたし,何気ない雑談も多く,仕事のほとんどの場面で,会話がありました. 在宅勤務では,たまに電話で会話したり会議があったりしますが,基本的には一人作業です.初めの頃は家での作業も悪くないなと思っていました.集中力を要する作業中に誰かに話しかけられることもなく,自分で業務をコントロールできる気がしていたのです. 違和感を感じたのは,作成した資料を社内のメンバ

        • 準備の大切さ

          仕事をするようになって,noteを更新しなくなった.単純に忙しくなったこともあるが,学生でなんでも書けたのに対して,仕事の内容は公にできないから書けないと思っていた. 確かに具体的には書けないけれど,最近は驚くことに学びが多い.学びの内容は抽象的だし,書ける気がした.学生時代で放り投げていたnoteを引っ張り出して,綴ってみたいと思う. 仕事をしていると,どうしても会議が増えてくる.自分の業務と関わりが深い業務もあれば,そうでないものもあって,自身の意思と関係なく力の入れ

        マガジン

        • 日々の学びをまとめてみた
          4本
        • 図解統計学と統計の話
          14本
        • 虚空に向かって
          17本
        • Rで数学・統計の話
          5本

        記事

          Rでwebアプリを作ってGitHubから使えるようにしてみた話

          こんばんは。 先日公開した数学gifを簡単に作成する方法の記事が自分的には予想外にみられていて、とっても嬉しくなりました。 今回は、Rで「webアプリを作成して、公開する」ということをやってみました。 個人的に、データをアップロードするとそのデータをまとめてくれたり、グラフをプロットしてくれるアプリケーションを作って公開できるようになりたかったのでやってみたのですが、思ったよりも難しかったです。 ちなみにアプリはRのパッケージ「shiny」を使用して作成しました。今回

          Rでwebアプリを作ってGitHubから使えるようにしてみた話

          Rで数学gif作って遊ぼう!magickパッケージで簡単にできるgif作成

          ちょっと前に数学gifを作っているツイートを拝見して、面白そうだと思いました。 さらに、若葉めるるさんはPythonで数学gifを作る方法もまとめてくださっています。 そこで、僕が良く使っているRでも似たようなことできないかなと思い、調べてみました。 Rの場合、パッケージ「magick」を用いることで、簡単にgifファイルを作成することができます。 install.packages("magick") これは、Rで画像ファイルを処理するパッケージなのですが、詳しい中

          Rで数学gif作って遊ぼう!magickパッケージで簡単にできるgif作成

          簡単に思考力を高めるたった1つの方法

          iPadを買ってからというもの、ノートの代わりにiPadで色々書いていたのですが、最近になってまたノートを使うようになりました。 iPad+Apple Pencilは書き心地も紙に近いし、資料も大きな画面で見れるので、非常に使い勝手が良いのですが、やっぱりノートが最強だと分かってしまったため、ノートに戻した次第です。 ちなみに僕は、ルーズリーフタイプのA4ノートを使っています。理由は大きく2つですね。「大きさ」と「まとめやすさ」です。 まず、ノートは大きい方が良いです。

          簡単に思考力を高めるたった1つの方法

          無料サービスから、月額課金サービスへ

          YouTubeを最初に見始めたのはいつだろうか、多分5、6年前だと思う。 僕は、いつのまにかテレビを見なくなっていた。今の若い人は(自分もその部類のはずだが)、テレビよりもYouTubeの方が見てるんじゃないだろうか。 そして、最近は新しいサービスに手を出し始めた。 例えば、Kindle Unlimited、Netflixといったものだ。いわゆる月額課金サービスである。 これらを使ったことがある人はわかると思うけれど、月1000円くらいで好きなだけ使えるっていうのはめ

          無料サービスから、月額課金サービスへ

          いかに自分の価値を生み出し、提供するか

          先日お世話になっている方と話をする機会がありまして、その方がこんな話をしていました。 「会社から内定もらったからって満足してもらっちゃ困るよ〜、君たちには最も上を目指してもらわないと。だからね、自分がどんな価値を提供できるかを考えないとね。」 そして続けて、 「価値を提供しようと思ったら、物事を俯瞰的に見ないといけない。そのためにはね、いろんなものを見て、君たちなりに考えることをやめてはいけない。たとえ飲み会でも、何か別のことを考え続けないといけない。そうやって考え続け

          いかに自分の価値を生み出し、提供するか

          成功するのに最も重要なのは多数のアイデアを実行できる行動力

          考えてる暇があったら行動しろと言われるくらい、いろいろ考えてから動き始めてしまう筆者です。 成功のために必要なものは何かという問いは、大昔から考え続けられていると思います。 僕の尊敬する島田紳助さんは、成功=才能×努力と表していて、自分がある程度才能のある場所で、最大の努力をすれば成功できると言っています。 これは間違いなくそうで、自分の才能が5段階中の2しかない分野で、5の努力をしても、総合的に見ると10の能力しか発揮できずに終わってしまいます。 10というのは、才

          成功するのに最も重要なのは多数のアイデアを実行できる行動力

          人は環境で変わる−まずは道具から変えよう−

          北海道、青森、鹿児島と住んできたんですが、やはりその地域ごとに特色ってあります。 北海道の人は北海道にずっと居たいっていう人が多いし、青森の人はマイペースな人が多いし、鹿児島は変な人が多いです。 地域ごとに文化があって、文化に大きな影響を受けて育っているんだなと感じるわけです。 文化というと、お固い感じになってしまうかもしれないですが、環境というとどうでしょうか。 地域や歴史、親、友達、先生、兄弟、上司、部下、会社、、、 沢山の要因はあると思いま

          人は環境で変わる−まずは道具から変えよう−

          統計家は経営者に向いているんじゃないかって話

          最近、といってももう終わりかけていますが、機械学習、データサイエンスブームがありましたよね。 時代の流れで求められたり求められなかったりするのは仕方のないことですが、統計学に関わるものとしては長くブームが続くと良いなあと思っています。 そんなデータサイエンスブームで、統計学の勉強を始めましたって方やデータサイエンス部門を作る企業が増えたと思います。 ただ、僕としてはデータ分析って経営者側がやるもんだと考えています。 データ分析=意思決定だと考えると、最終意思決定権がな

          統計家は経営者に向いているんじゃないかって話

          データ分析は意思決定の道具である

          研究で統計学やっていると、どうしても自分の研究に思い入れが強くなってきてしまいます。 自分なりに意味のある研究をするのは、本当に大切なんですけれども、その一方で、統計学やデータ分析は意思決定のために使われるものであることを忘れないようにしないといけないなとも感じています。 ひとたび統計学やデータ分析自体に意味があると考え始めてしまうと、「回帰分析やりたいからとりあえずあるデータでやってみよう」「機械学習ってすごいんでしょ?この問題機械学習で解いてみてよ」みたいなことになっ

          データ分析は意思決定の道具である

          progateに課金して、プログラミングの勉強してみた話

          どうもこんにちは。 以前から、データ分析に関連するプログラミングをやっていたのですが、自分でWebアプリとかスマホアプリ作れるようになりたいなと思って、本格的にプログラミングについて学ぶことにしました。 目標としては、データ分析系のWebアプリかスマホアプリを作れるようになることです。 昔JavaScriptやPythonにちょこっと触ってたときは一人で本を読んでやってたんですが、正直全然できるようにならなかったんですよね。 具体的に ・モチベーションがもたない ・

          progateに課金して、プログラミングの勉強してみた話

          一人でやるより、誰かとやりたい話

          お久しぶりです。研究やら就活やら色々理由をつけて更新をさぼっていたわけですが、またnote書きたくなってきました。 今後は書く時間も作れそうなので、毎日何かしら書いていきたいなあと思ってます。 今回は活動について。 皆さん普段どんな活動をしていますか? noteを書いたり、仕事をしたり、勉強したりと人によって様々です。 最近、自分の活動を振り返ってみる機会がありました。 これまで、何をするにしても、基本的に一人でできるだろうと思ってやってきたわけですが、世の中一人

          一人でやるより、誰かとやりたい話

          統計学・機械学習で重要なモデルの話

          統計解析や機械学習では、さまざまなモデルが利用されています。 線形回帰では、測定誤差が正規分布に従っていることが仮定されることが多く、この場合のモデルは、Y=aX+εといった多項式の形になっています。 一般的なモデルの形として考えられるのは、 Y=f(X)+ε のようなモデルです。ここに、Yは被説明変数で、Xは説明変数、εは測定誤差を表しています。 f(X)は、Yを説明するためのXを用いた関数です。上の線形回帰の場合、f(X)=aXとなります。 測定誤差とは、デー

          統計学・機械学習で重要なモデルの話