令和に『あぶない刑事』にハマった話
現在、絶賛あぶ刑事ロス中のめろんそーだあいすです。
4月頭に始まったドラマシリーズ再放送@BS日テレも、季節は春から夏に移り変わり、7月中旬についに完結!!
平日5日間、どっぷり3か月半浸かっていたため、アフターファイブの楽しみが無くなった今、心にぽっかり穴が開いている。
そう、もうすぐ放送開始40年が経とうとする『あぶない刑事』に、令和6年にハマりました…!
見始めたのは、ネットで4月からドラマシリーズ再放送というニュースをたまたま目にしたことがきっかけだった。なんとなく見た方がいいなと直感し、私のあぶ刑事の旅が始まった。
それまで刑事ドラマや小説に触れて来なかった私も、全話見てハジキ、ゲンジョウ、ガイシャなどなど警察用語をしっかりインプット。
ハジキが登場しない静かな今クールのドラマを見ても、いまいち物足りない体になってしまった。港署の皆さん責任取ってください!大好き!!
あぶない刑事を通る前の私。
1 舘ひろしと柴田恭兵が出ている。
2 タカ&ユージというコンビが主役らしい
3 でもどちらがタカでユージかわからない。
4 横浜が舞台
以上。
もう、WHAT?って感じね。過去の自分をぶん殴りたくなる…。
テレビ朝日『チョコプランナー』の「通った事ないサミット」のコーナーが好きなのだが、まさに『鬼滅の刃』を通った後の松尾さんの気持ち。
私は〇〇コンビみたいなものに萌える傾向があり、あぶ刑事にハマったのも、タカとユージのコンビに萌えたことが一因と自分で分析。
特定の集団の中でも、シンメとかコンビとかに萌える人々に全力でおすすめしたい!!
二人とも小学生男子みたい、冗談を言い合う、女の子大好き、でもやる時はやる、自動車・バイクを各々乗りこなす、華麗な銃さばき…
挙げたらキリがないくらい魅力があって、目だけでコミュニケーションが取れるくらい一心同体なタカとユージ。
しかし、私がタカとユージに惹かれたのは、共通点の部分ではなく、犯人に対して全く逆の信条?スタンス?を取っていると気づいた瞬間から。
正直序盤は何となく面白いな~くらいな気持ちで見ていたけど、第一シリーズの「感傷」でそれを知ってから、より沼にハマった。
犯人とみれば、自白するまで殴り(!?)、時には詐欺も(!?!?)働いてしまうという、基本的にタカもユージもアウトロー…(笑)
しかし、タカはさらに踏み込んで、たとえその行動で自らが犯罪者になるとしても、犯人を決して容赦せず追い詰める。
犯人に時に同情したり、逆に明らかに潔白だとしても疑ってしまう、ユージ。
この二人の相反するスタンスが、タイトルの「あぶない」を別の意味で表しているのだと感じた。犯人に対するスタンスが危ういという意味の「あぶない」もあるのかな。
その相反する部分を互いがブレーキ役になり、助け合う。近藤課長や薫、透など港署メンバーの存在も大きい。二人がガツンとタカとユージだけのワールドに入り込み、破滅しそうになるのを救い出す。
二人は磁石みたいね。同じ極で絶対にくっつくまいと反発したり、ピタッと強力にくっついたり。
あと、あぶ刑事はシャーロック・ホームズっぽさもある。ホームズみたいにヤクザに扮したり、爆破装置に精通するハッサンに変装したり…
ホームズが自分とワトソンを「不正規隊」と称しているが、正規隊をスコットランドヤード=神奈川県警、タカ&ユージ以外の港署メンバーとすると、タカ&ユージは不正規隊じゃないかと感じた。
正規隊とはいつも違う角度から、事件を解決に導く。ドラマの中のハマは何度二人に救われたことか…(笑)
◆◇◆◇◆
斯くしてあぶ刑事にハマった私は聖地へ。
ヘッダー画像は、ファンおなじみの日本大通り海側の写真。
こちらは球場方面の写真。
―誘拐犯の身代金受け渡し場所に、変装して集結した港署捜査課メンバー。
―タカを助けにレパードを急転回させるユージ。
―夜明けの日本大通りを爆破を食い止めるために走り抜ける車。
―グダグダ言い合いながらパトロールしていた横浜港郵便局~地裁周辺。
想い出いっぱい日本大通り…
歩道が拡張されていて、とても転回できない道幅になっていたが、スタジアム方向の地裁や日銀、旧産業奨励館はそのままなのであまり雰囲気が変わっていない。
港側は、海洋会館の建物はそのままだけど、当時真後ろに迫っていた倉庫群は一掃され、象の鼻パークに。
象の鼻パークと、タカが狙撃された日本大通りのアルテリーベは、平成末期のヒット作逃げ恥の聖地に引き継がれる…
ほぼ毎クール登場するくらい、ロケのメッカになっているけど、実はあぶ刑事のころから聖地だったのだと初めて知った。
沢山のドラマのカップルがくっついたり別れたりした日本大通りだけど、タカとユージのコンビに全て塗り替えられた…(笑)
再放送がなければ絶対人生で通らなかったあぶ刑事。他にも通ってきていない未知のコンテンツが沢山世にあると思うと、ちょっとワクワクしてきた。
気になったり、おすすめされたものにはなるべく触れていこうと、思いを新たにした令和6年夏のめろんそーだあいすであった。
終
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