『9 Y Combinator Secrets To Grow Your Business-ビジネスを成長させるための 9 つの Y Combinatorの秘密』を翻訳&まとめをしてみた
こんにちは、moz(モズ)と申します。現在は高校3年生の17歳です。
今後世界的なスタートアップを立ち上げるために色々勉強したりしています。
今回は海外のYouTuberであるJohn Coogan氏の動画である『9 Y Combinator Secrets To Grow Your Business』、日本語訳すると『ビジネスを成長させるための 9 つの Y Combinatorの秘密』となります。
今回はその動画を翻訳&個人的な解釈も含めたまとめを書いていこうと思います。
解釈が間違っていたりする所などあれば、TwitterのDMにて教えて頂きたいです!
本家▼
この動画の概要
『私は2つのY Combinator(以下YC)の会社を共同設立し、その過程で多くのことを学びました。したがって、以下に私の重要なポイントを紹介します。』
と言ようにこのchのJohn Coogan氏が実際にYCから会社を共同設立した経歴を持ちその経験からビジネスを成長させるための 9 つの重要なポイントを話すと言うような動画になっています。
この動画では語られていませんが、ohn Coogan氏は実際にYCから2つの会社を共同設立していて、その2つの会社はSoylentとLucyです。
Soylent▼
Lucy▼
その他の詳しい経歴はohn Coogan氏のhpに記載されています。▼
この経歴から得た重要なポイントを語る動画になります。
Start Small-小さく始める
この教訓は、起業家が新しい会社を始める際に、大企業との競争に焦点を合わせることを避けるように促しています。
なぜなら、成功する大企業も小さな始まりから出発するからで、すべての成功した企業は、最初はアイデアの段階からスタートし、時間をかけて一貫した成長を遂げることで大きくなっていきます。
と言うように、スタートアップの成功において成長率が極めて重要な要素であると指摘しています。成長率は、ベンチャーキャピタリスト(ベンチャー投資家)が投資を検討する際に最も重要な指標です。ですので、起業家は成長についての考え方をすぐに始める必要があると言うことです。
『全ての会社はアイデア以上の何ものでもない状態で始まりますが、会社を本当に大きくするのは、長期間にわたる一貫した複利成長です』とも語っており、アイデアにはアイデアとしての価値しかなく会社を成長させるには一貫した複利成長(ユーザー数、購入数、サブスク登録数)が必要だと言う事ですね。
とも語っており、絶対数ではなく成長率に焦点を当てることが重要であると述べています。小規模なスタートアップは、比較的短期間で高い成長率を達成しやすい傾向があります。たとえば、数百人のユーザーがいる場合、その数を1か月で倍増させることは完全に可能です。その成長は、時間の経過とともに複利効果を発揮し、より大きな成果をもたらすことにつながります。
と言うことで、小さく始めることで成長率を維持できる。一定の成長率を維持できれば長い目で見たら大きな成長に繋がる。と言う事だと思います。
強力なPMFを持つスタートアップにおいて成長率20%は、大きな企業に比べてまだ小さなスタートアップにとっては現実的な目標で、この成長率は、長期間にわたって維持することができるとされているとされています。
『月間の利用者数や収益が20%ずつ増える場合、1年後には10倍の規模になることができます。このような成長は、スタートアップ企業にとって非常に重要な成果をもたらすことが期待されます。』とも語っております。
月間成長率を急激に高めると、一時的な成果をもたらす可能性がありますが、長期的な持続可能性や安定性に欠ける場合があるので長期的に成長させるために一定の成長率を安定して目指すことが重要だと言う事だと言う事ですね。
Get Into Build Mode-ビルドモードに入る
と述べているように、仕事や大学の学位などはスキルが専門化しているためスタートアップの創業者としては十分では無いと言う事で、スタートアップにおいては様々なスキルが結集する必要があると。
Paul Graham氏は「スタートアップを始めたいなら、異なる分野について知っていることが良い。スタートアップはしばしば4つまたは5つの異なる知識に依存しているが、それらが2人の共同創業者にすべて集まると良い」と述べています。
と述べているように、優れたプログラマーであっても、アプリを宣伝する方法がわからなければ、誰もあなたが作ったアプリに登録しないですし、
成長を始めるためには、魅力的なブログ記事の執筆やネット広告の実行など、成長に必要なスキルを学ぶ必要があるかもしれません。
それについて
と語っており、スタートアップの場合は"前にある課題を達成するために関連するスキルを学び、実行する"と言うことを念頭におき、新しいスキルの習得をするなどアイデアの実現に向けた行動が必要と言う事ですね。
このフェーズをビルドモードだとJohn Coogan氏は考えています。
Avoid distractions-注意力散漫にならないようにする
このようにフルタイムでの取り組みがスタートアップにおいて重要な点だと言う事です。仕事や学業と並行してスタートアップを始める場合でも、スタートアップに真剣に取り組むようになると、集中することの価値が明確になるとJohn Coogan氏は語っていますし、スタートアップを真剣に取り組むために、時間的な余裕を作ることが必要だと言う事ですね。
YCはスタートアップの成功に集中するために、無駄な気晴らしや外部要素を避けることの重要性を強調しており、彼らの経験から、サンフランシスコ湾エリアの多くの刺激的なイベントや誘惑があることを指摘しています。
そのため、移住先や作業環境を選ぶ際には、自身の集中力を高め、スタートアップに集中できる環境を作ることが重要だと語っています。
更にスタートアップの早い段階では、他の人との交流やイベントに時間を費やすことが誘惑されるかもしれませが、そうした活動は本来の目標から注意をそらすことになります。
そのためスタートアップに集中するためには、自分の時間とエネルギーを効果的に使うことが重要です。重要なイベントや人との交流を選び、それ以外の要素には注意を払うことが必要とJohn Coogan氏は考えています。
Build relationships-人間関係の構築
と語っており、人々は異なる人生経験を持っており、学問の異なる分野を組み合わせることで素晴らしい成果が生まれることもあると言います。
requires being ready to iterate-反復する準備が必要です
しかし、『これらの特異な状況を活用するには、反復に備える必要がある』とJohn Coogan氏は言います。
このようにJohn Coogan氏はスタートアップのアイデアの反復の必要性を述べています。
実際にJohn Coogan氏は『2012年にはうまくいかないことばかりでした。最初の製品の開発に数ヶ月を費やしましたが、立ち上げ時に完全に失敗しました。その後、反復のペースを上げました。次の製品はわずか3週間で立ち上げました。それも失敗しましたので、私たちは毎週新しいアイデアを試すことにしました。反復のペースを速めることで、新しいアイデアに対するフィードバックの収集に必要な要素を見つけました』。
『自問してみてください、製品を完全に作り上げる必要がありますか?それともランディングページだけで十分でしょうか?時には、あなたが計画していることを説明するブログ記事が必要です。』
と語っており、何回も反復する事で、人々はフィードバックを残してくれるためあなたの解決策の本当の需要が見つかると言うことなのかと思います。
必要に応じて反復し、進路修正することを恐れずに取り組むことは重要だと。
Set clear deadlines-明確な期限を設定する
YCでは、週ごとにディナーやパートナーとのミーティングが開催されます。これは、スタートアップが定期的なフィードバックと指導を受ける機会を提供するもので、これにより、スタートアップは自社の進捗状況を評価し、達成可能なマイルストーンを設定するよう促されます。
この週次のコミュニケーションとミーティングは、スタートアップが目標に向かって進むために重要であり、スタートアップは、自社の進捗状況を報告し、パートナーやアドバイザーからフィードバックを受けることで、目標に向かって進むための具体的なアクションを見つけることができると言う仕組みになっていると。
また、気を散らされて進捗がゼロになるようなことは避ける必要があるのでディナーやミーティングに参加することで、スタートアップは自社の成長に集中し、目標に向けて進むための優先事項を明確にすることができ、週次のコミュニケーションは、スタートアップが迅速に課題に取り組み、進捗を示せるようになっていると。
スタートアップは、ディナーやミーティングでのフィードバックを受けながら、目標達成に向けた取り組みを進めることで、持続的な進捗を生み出すことを目指せばいいと言う事ですね。
その「本当の価値」という部分が重要であり、成長しているように見せかけるために統計データを操作する方法はたくさんありますが、製品に本当に愛着を持ついくつかの熱心なユーザーを得ることの方がずっと重要だと語っています。
要はYCの有名な教訓である『熱狂的なファンを作れ !』と言う事ですね。
Dont professionalize-見栄を張らないこと
オフィスや名刺を手に入れると、「本物」の会社であるように感じるかもしれませんが、多くのスタートアップにとって、お客さんは単に製品の背後にある会社・開発陣には興味を持っていません。
彼らはただ製品が動作することを望んでいるだけで、ほとんどのYCの企業は裏側(開発陣)では大混乱です。誰も最初から全てを完璧にしているわけではないので、これについてはストレスを感じる必要はないと言う事です。
と語っており、すべての成功した企業は困難な時期を経験し、難しい問題を解決しなければなりません。
『起業は決して簡単ではありません。しかし、自分自身をよりプロフェッショナルに見せようとするために時間とお金を費やすことは、しばしば時間の無駄です。』
『公正を期すために、特定のビジネスは他のビジネスよりも早くオフィススペースが必要になるかもしれませんし、会議や展示会で企業に売り込むために名刺が必要になるかもしれませんが、自分の行動がスタートアップに直接的な影響を与えるかどうか、本当に考えるべきです。』
とも語っておりこれが、この”Dont professionalize”の全てであると思いました。
Learn to synthesize advice-総合的なアドバイスを学ぶ
これは他の人からのスタートアップに関するアドバイスや教訓を、自分のスタートアップには当てはまらないと判断した場合、それを割引することは恐れる必要がないと言う事です。
他の人からのアドバイスや教訓は一般的なものであり、成功のための有用な指針となることがあります。しかし、すべてのスタートアップが同じではないため、特定の教訓が自分の状況やビジネスに合わない場合もありますと。自分のスタートアップには独自の要素や課題があり、他の人が抱える問題とは異なる可能性があると言う事で
すなわち、他の人からのアドバイスや教訓を受け入れる際には、それが自分のスタートアップに本当に適用可能かどうかを判断する必要があり、前提として自分自身がスタートアップの専門家であり、状況や環境に最も詳しいのは自分自身であるため、自分の判断を信じることが重要です。と言う事をJohn Coogan氏は考えています。
『もっと注意を払うべきは、市場投入戦略などの具体的なスタートアップのアドバイスです。新しいスタートアップを立ち上げる最良の方法は常に変化していますので、例えば「高品質なプロモーションビデオを作成する」といった推奨事項は長くは続きません。特定の成長戦略が広く知られると、通常は効果が薄れてきます。』とも語っており、具体的なアドバイスは常に変化していっているので鵜呑みにしすぎるのは良くないと言う事でしょう。
有益なものは取り入れ、基本的に自分で判断する。1つのアドバイスを鵜呑みにし過ぎず総合的に学ぶ必要があると言う事ですね。
Enjoy Yourself-楽しんでください
この教訓では一言一句John Coogan氏が大切な事を語っていますので彼の言葉を全て引用させていただきます。
これが全てです。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回は『9 Y Combinator Secrets To Grow Your Business-ビジネスを成長させるための 9 つの Y Combinatorの秘密』を翻訳&まとめをしてみました。
実際にYC出身の創業者であるJohn Coogan氏のならではの経験を元に語られているためイメージしやすかったです。
”小さく始めること”はこれから起業しようと考えている僕だったりは大変ためになりましたし、これを意識していきたいです。
YCはグローバルな企業を作り上げてるほとんどの起業家が学んでいるプログラムですので、日本の起業家もYCから学ぶのが当たり前になるべきだと思いました。そのためにYCの翻訳記事を増やしていきたいと思いました。
過去にYCのPMFについてのnoteも書いているので見てみてください▼
以上、mozでした!
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