お金の使い方も十人十色
原田ひ香さん著作の「三千円の使い方」という本がベストセラーになり話題になったけど、
限られたお金をどこにどう使うかによって生き方や考え方が変わってくる。
ちょっと大袈裟に聞こえるけど、お金と人生とは切っても切り離せない関係になっているように思う。
そして、人それぞれ物事に対する価値観が違うように、お金の使い方に対しても、みんなそれぞれ違うものだと感じる。
私としては、いまその時の自分がいちばん幸せに感じられる、お金の貯め方や使い方をして日々の生活を過ごせたらいいと思っている。
-------
こんなことを思うようになったのは、
過去に職場にいた人が一つの要因である。
「仕事中の昼休憩のごはんにお金使うのありえない」ていう人が、過去に職場内にいた。
ある日の仕事の昼休憩に食べるご飯は春雨スープだけとかコンビニのサラダだけとかで、
仕事中はしょっちゅう「お腹が空いた」と言い、自分で持ち込んだお菓子を食べたりされていた。
ちゃんと昼ごはんを食べたら空腹によるストレスがかからないだろうに…と思って見ていたが、
その人は、年間に何度もテーマパークに家族で行くそうで。
その人いわく、テーマパークに行ったら楽しい気分に満たされてストレスもなくなるとのこと。
テーマパークにしょっちゅう行かない私からしたら、ご飯代を節約しても、テーマパークにかなりのお金を注ぎ込むのはありなのかと思ったが、「お金の価値観」なんて人それぞれだし、一つの生き方なんだろうなと、否定的なことは言わなかった。
誰のお金の使い方が、正しいとか正しくないとか一概には決められない。
それに誰だって途中で価値観が変わるかもしれないし、過去に正しいと思ってたことが正しくないと考えるようになることだってある。
美味しいものを食べたい。
店内の雰囲気が素敵なお店に行きたい。
魅力的なメニューを提供しているお店で飲食したい。
美術館や博物館、神社巡りをしたい。
趣味にお金をかける人だっている。
自分がハマっているアニメやアイドルのグッズにお金をかける人もいる。
ブランド物のバッグなどにお金をかける人もいる。
「お金の使い方=現時点でのその人の生き方」と考えたら、人の価値観を否定するのはよくないことだと気づく。
「お金の使い方」においても同調圧力をかけられるのはしんどい。
違う価値観にふれて、自分の視野を広げるのはいいだろうけど。
借金してまで浪費をするのは生活苦になったり色々問題になってくるけど、
自分の収入の範囲内でお金をどう貯めたり使ったりするかは基本は自由だ。
というわけで、他人の価値観を知る行為は受け入れられても、自分や周りの価値観を他人に押し付けてきたり、否定してくる行為は受け付けない。
「ほっといてくれ」