行きたかった場所のこと
いつも本がたくさんある場所ばかりに出かけてる。
仕事の日は図書館に。
(館内は広くて、わりと大きめの図書館だと思う)
休みの日は本屋さんに。
この前の連休は地元の図書館と、普段行かない本屋さんと、いつも行く本屋さんと、名古屋の本屋さんに行った。
そのことに気づいて、我ながら笑ってしまう。
本当にいつも本がある場所ばかりにいるなぁ、と。
名古屋の本屋さんは、文喫のこと。
ずっと行ってみたかった場所だった。
なんと東京、福岡に続いて全国で3店舗め!
名古屋まで行くのは半年ぶり。
そして栄に足を伸ばすのは……もしかしたら20年ぶりくらいだったかもしれない。
その事実に気づいて、おののく。
地下鉄のものすごい混み具合も、久しぶりで圧倒された。そして懐かしくもあった。大学のとき、よく利用していた駅だから。
田舎に住んでいるせいか、都会にでるだけで圧倒される。でも、だからこそ知らない場所に行かなければと思ったりする。
東京の丸の内にしかないと思ってたエシレバターのお店が名駅にあってビックリしたり、女性専用車両が拡充されてて驚いたり。
名古屋は好きな場所がたくさんあったはずなのに(伏見のミリオン座にも行ったし、覚王山も好きだった。大須通りの商店街も古本屋さんもZINEのお店も)
いつのまにか全然行かなくなっている。
文喫はとてもお洒落で、大人のための大人な空間だった。
並べられた本の分類がとても分かりやすく、目当ての本にたどりつきやすい工夫がされていた。
モーニングも魅力的。
(ギリギリ、モーニングがやってる時間帯だった)
座れる場所もたくさんあって電源もあって、作業や仕事をするのにも良さそう。
小倉が付いているのが、さすが愛知という感じ。
こういう場所は子供たちとは行けない。
だからよけい特別に感じる。
次に行けるのは……きっと夏休みのあとだろうな。
いろんな雑貨も置いてあって、文喫のキーホルダーもあった。
羽ペンのマニキュアが売っていて、ひとつ買うことにする。どれもとても可愛かった。
「指先に文学を纏う」って、コンセプトも素敵。
90分で一区切り。
延長料金を払えばもっといることもできたけど、満足して退席。
有料エリアもある、大人のための本屋さん。
わたしの場合、娯楽が本にまつわることしかないから、こういう場所はとても貴重。
毎回人の多さに圧倒されてしまうけど、日帰りでふらっと行けるのも魅力。
またぜひ行ってみたい。