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Kindle Paperwhiteのデメリットが、読書の本当の魅力を教えてくれた

最近使い始めた、キンドル専用の電子ブックリーダー「Kindle Paperwhite」。
読み放題のKindle Unlimitedとセットで、さっそく日常の欠かせないデバイスとなり、ありがたく使いまくっています。

(くわしくは、こちら↓のnoteに記載)

あまりに感動して、勢いで使い始めたけれど、これは「万人向け」とか「オールマイティー」ではないんだな、と あとから気づいた^^

正直、想定外に不便なところが多々あって、これは失敗したかも と思ったことがあったのも事実。

でも、、どうやら失敗ではなく、逆に不便だからこそ、実にありがたいもの、だったようです。

ふむ、・・・わけがわからないですよね。

というわけ(?)で、今回は「Kindle Paperwhiteの不便さの、どこがどう転がって、自分にとって大きな魅力となっているのか」、そのあたりの感覚を書いてみようと思います。

■まずは、Kindle Paperwhiteの利点のおさらい

◎文庫本とiPad mini の間(?)くらいの、手軽なサイズのタブレット端末
◎Amazonの電子書籍「キンドル(Kindle)」を読むことに特化
◎バックライトではなくフロントライト方式なので、目に優しい
防水仕様なので、風呂場でも使用OK

で、私はこれを、月額課金の読み放題プランKindle Unlimitedとセットで使っています。

つまり、いつでも・どこでも・どれだけでも、「本を読みまくる気が満々」なセットですね~。いや、もともと読書家だったわけではなく、読書家にならざるを得ない環境を作るところから始めよう、という魂胆です^^

しかし、実際のデバイスを手にしてみると、すぐにこんなはずじゃなかった!という点が露呈してきます😱

■Kindle Paperwhiteの欠点

✕ カラー表示ができない! 全部モノクロ
✕ 動作が、とにかく もっさり遅い!
  まるで10年以上前のデバイスを無理やり使っているかのよう

おっと、なかなか決定的(!?)なデメリットが出てきてしまいましたね。

全部モノクロ表示なので、写真やイラストのたぐいは、すべて魅力が吹っ飛んでしまいます。
だから、例えば雑誌は写真やイラスト満載のものがほとんどなので、モノクロじゃ読む気しない。また、これは書籍全般に関してでですが、表紙画像のカラーがなくなっちゃうので、「表紙買い」が実質出来ない。

そしてさらには、思いのほか、処理速度がむちゃくちゃ遅いんです。
う~ん、これは致命的な誤算だったかも。

操作するために画面をタッチするたび、変なタイムラグがあって思い通りにメニューをたどったりしにくいし、、本を読むときも、単なるページ送りですら、なめらかに出来ない。もちろん、ページめくりのアニメーションだって無し。

この動作の遅さ、じつはpaperwhiteならではの、読みやすいE-INK(イーインク/バックライトを使わない、フロントライト方式の表示方式)の宿命なのですが、表示そのものは見やすくても、動作がぎこちなさすぎてプラマイゼロ…いや、むしろマイナスじゃないかと、感じてしまうほど。


しかし!!
それでも、これはなんだか、ここでやめるべきではない!という直感的な思いがあり、いま現在も使い続けております。

そして、その直感の正体がどういうことだったのか、少しずつ分かってきた気がするんです。

■欠点こそ、最大の利点

<その1>「カラー表示ができない」

色が表示できるか出来ないか、なら
表示できたほうがいい・・・とは、限らない。
なぜなら、

全部モノクロだと
文字情報の魅力自体が 最重要となる

から。

小説とか実用本とか、書かれている文章の内容自体しか価値を見いだせなくなると・・・半ば強制的に、文章自体の魅力をとことん受け止めるモードになります。

そう、これが本当は、自分が 読書から得たかったもの のはずだ!!

回り道して、意外な形で気がついた。

言葉を主体的に読み進むことで得られる、気付きや学び。
それを得るためには、ストイックに文字そのものから魅力を受け取れる仕掛けが、自分には必要だったんだ!


<その2> 動作が 絶望的に 遅い

処理速度が遅いと、操作しにくくて不便。
それは、間違いない。
じゃあ、不便なのは常にデメリットかというと
これが、そうとも限らない。 なぜなら

動作が遅くて操作しにくいから
いろんな操作を しなくなる

から。

Kindle Unlimitedの読み放題プランを契約していると、いろんな他の本も、つまみ食いしてみたくなって、ネットサーフィン気分であれこれ本探しを始めてしまう・・・

しかし、あまりにKindle Paperwhiteの動作がノロいので、Kindle内散歩してても・・だんだんイライラしてきてしまう。

そして結局、もともと読んでた本に、素直に戻ることになる・・・のです ^^;


本って、じっくり読んでいけば、だんだん面白さや魅力が見えてくる。

そう、 じっくり読む ということが、じつはものすごく重要だったのだ。


つまり、

本以外の無駄な誘惑に惑わされようにも、その誘惑があまり魅力的にならないので、誘惑されずにいられる。

ということだったんですね。

なんとなく、最新デバイスで、今どきのイケてる読書ライフ!と想像していたのとは、だいぶ違う形になっちゃった。

でもまぁ、自分の意志の弱さにも、なんだか妙な形で寄り添ってくれるので、、めぐりめぐって、Kindle Paperwhiteの不便さは、ある意味わたしには、とても合理的。


■補足(スマホとタブレットも使ってます)

Kindle Paperwhiteが、全て万能なわけではなくて、場面ごとに好みのものを使い分けるのが、実際はいちばんイイですね。

私は、寝る前の読書用Kindle Paperwhiteを使っています。
やはり、フロントライト方式で目に優しいのがありがたいし、それこそ上で述べてきたように、読書に専念できる点も隠された大きな魅力。

いっぽう・・・
出先での待ち時間とか休憩中とか、スキマ時間にちょこっと読書したいときは、スマホアプリを使用。意識しないでも当たり前に持ち歩いているので、持ち運びの負担感ゼロなのが、すごく嬉しい。

そして、Kindle Unlimited内で読みたい本を探しまわったりとか、あるいは雑誌を読んだりしたいときには、iPad miniが快適。
動作もサクサク快適だし、画面の大きさも十分で色ももちろんキレイ。


不便であるがゆえの利点、なんかも含めて、こんな感じで私は使い分けをしています。


みなさんも、モノは試しで、是非いろいろ試してみてください。

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