世間噺と惰眠の徒然#1 サードプレイス
はじめに
ご隠居ライフをぼんやりと過ごしたい、なんて思っていたのだが、案外忙しい。
理由のひとつは占星術という底なし沼にはまってしまったから。
リアル講座ばかりでなくアーカイブ講座もあるのですよ。
得たいのは占術の知識ばかりでなく、考古学から哲学、文明文化史と欲張っているので、大学のセンセイや研究者の講座も受けたりしてます。
もうひとつは疫禍自粛が解除に向かうに従い「お茶かランチしませんか」と声がかかり、もともと人と交わるのが好きな私としては、あまり断りたくない。
これについては、自粛と義母介護が重なって家を出にくくなり、前期高齢者の私もフレイル状態になるましたが、最近また声がかかるようになりました。
都心のオサレな街へ出かけることもあります。
ありがたし。
その一方、睡眠をむさぼっておるのですよ。
ま、体力が続かないということもあるのですが、介護や家事で以前のようにお昼寝してるヒマがない。
で、宵の口から拉致されるがごとく睡魔に襲われております。
9時過ぎると、現実と夢の世界が微妙に入り混じってくる。
いきおい睡眠時間は8時間以上確保しとります。
若いころからの睡眠負債は、そろそろ解消されたかな。
夢は昔からよく見ていました。
かなり荒唐無稽なやつを。
そんな事どもをつらつらと綴ってみようかと思った次第。
第三の場所(サードプレイス)が欲しい人々
子供のころから、相談事を持ち込まれる事が多かったけれど、現役時代も公私ともにカウンセラーのように人の相談に乗っていた。
ならば、いっそのことリタイア後はカウンセラーになって稼ごうかと思い、トレーニングを受けたが、仕事として売り込むのが下手で、小さくやっとりました。
で、プライベートでは世間噺のついでに愚痴まじりの相談を受けることは相変わらず。
無料です。馬鹿にされとるな。
けっこう親身に考えてあげちゃう質なので、こちらは疲れるいっぽう。
これって不健康だよな、と思いきく(聴く)人形に徹することにした。
(ちなみに、自分と相手の境界線を作り、侵入しないされないようにするのは、カウンセラーの鉄則なのです)
感じるのは、解決方法が欲しいのではなく、自分の考えを整理するために話したい人の何と多いことか!
ついでに感情も共有したい。
が、こちとら介護家族を抱えた年金生活者なのだもの。
(信頼関係にある人なら別です、もちろん)
人のいいのもいい加減にせいよ、ぢぶん。
が、ここに占星術の学びが生きることを発見しました。
あ、「この人は〇〇座だから、こうなのね」とパターン化するのは嫌いです。
それではなく、話を聞いた側の自分の反応を観察する。
そこに自分の思考のクセが見えてきて、自分にツッコんだりしてみる。
言い換えれば相対化ということか。
これが面白いのですよ。
自分が見えてきて、さらにはどのように天体の影響を、受けているかがわかるから。
つまり自分の勉強ね。
かくして、よせばいいのに呼ばれれば、ノコノコとカフェに出かけて、ふむふむニヤニヤしとります。
が、カフェに出かけたりランチするのは出費がかさむ。
そこで、我が家の猫の額ほどの客間に来てもらうことにしました。
たいていは手土産を持参してくださる。
これを相談料と考えよう。
手土産はモノでなくてもいいのです。
ここが人がもろもろを共有するサードプレイスになるといいな。
何だったら人と人を繋ぐハブになれば、さらに嬉しい。
ということで、さっそく近々にお客さまが見えることになりました。
介護老人の義母はどうするかって?
彼女は、ほぼうたた寝しているので、放置します。
でも異変があれば、すぐ対応できるのです。
私のサードプレイスにもなるのですね、きっと。