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人口激減、既に身近な現象。

神山健治監督版の「攻殻機動隊SAC」が、テレビにてリアルタイム放送されていた2009年。物語の舞台は近未来の九州の福岡に、日本の主要都市が移行されたという設定でした。

その理由は「気候が温暖、震災が少なく韓国などに船で行かれる」などでしたが、この記事を読むと「なるほど」と感じますね。
ただ、最近は九州も地震の頻度がかなり多くなりましたが。



コロナ禍の池袋駅、昼の13時。


そしてこの写真、今では振り返ると懐かしい2021年のコロナ禍最大ピークの頃の、池袋駅昼過ぎの様子。「深夜かな?」とも感じますよね。

おそらくあと三十年も経過すれば、これが普通の池袋や新宿駅の風景になるんじゃないかと。富裕層と貧困層の差が激し過ぎて、その日暮らしやっとの人達は、繁華街に来ることもできない。

ホームレスへの対応もどんどん冷酷になっているし、駅で放浪するのは不可能になっているはず。



とにかく最近の大都市再開発の様子を見るにつれ、新宿も渋谷も富裕層ターゲットの駅ビルや巨大マンションをどんどん建てて、貧しい人達を追い出したいんですよ。綺麗で一部の富裕層のみに受け入れられる街づくりをしている。




闇バイトで、高齢者が住む一軒家を集団で襲撃する犯罪や、海外の外国人が神社仏閣に無礼を働く事も激増すると思います。

日本が国家として機能しなくなり、貧困国として見下げられる時代に突入したから。敬愛される経済先進国ではなくなってしまった。



国民民主党の玉木さんが、やっと国政を変えようと動きが大きく始まったのに、不倫問題のハニートラップに引っかかって、せっかくの門出に泥を塗りたくりました。

今回の件に関し、「不倫なんて個人の問題、それより政治をなんとかしてくれ」というポストがSNSに溢れかえっている。これは「今、貧しさと飢えで死にそうだから、個人の事情なんてどうでも良い」という危険思想に、国が一気に傾き出したきっかけのように思いました。

「みんな、百年後の世界のことなんて、どうでも良いんだ!」

とは、私が大尊敬する福井晴敏氏の「ガンダムユニコーン」にて、この一言でヒロインのミネバ姫に見限られてしまうリディ・マーセナスの台詞。

確かに、それが現実なんですけど。でも口に出すべきではなかった。

SNSでも危惧されているように、これからは、「自分のことだけで精一杯、もう自分以外の人間はどうでも良い」という思考の人が急増する。そんな時代になるでしょう。

私はいわゆる、「国に見捨てられた、氷河期世代」そのものなのですが、一度も自公連立に投票した事もなく、真面目に毎回選挙に行って、自民党に入れる人々や創価学会、統一教会を冷ややかに眺めてきました。




少子化はとっくに限界を超えて、最近では人手不足と年金不足により、89歳の高齢者が工事現場で事故死。チェーン店アルバイトや宅配業者も激減し、外国人労働者に頼りきりの店舗も多い。



川口市などで外国人がそろそろ移民国を作れそうなほどに膨れ上がって、それが批判されています。しかし、貴重な労働者になっている彼らを排斥したら、どうやって介護や宅配、工事などの人手不足を補えるのか。

私も、日々地元で増える外国人に複雑な心境を抱いていますが、どんどん老化していく身に「宅配便がすぐ届かない」「コンビニに誰もいない」となると、切迫した不安を痛感します。



この頃は無人レジや駅のコンビニも増えていますが、コロナワクチンのネット接種予約さえできない高齢者が、それらに対応できるとは考えられない。

果たして、日本がどう生き残っていくのか。アメリカも弱体化して日本を救う余裕のない令和。もう手の施しようのない現状に、ただ振り回されるしかないのか……、と諦観してしまうのでした。





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雲州鳩
マダム、ムッシュ、貧しい哀れなガンダムオタクにお恵みを……。

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