自分の仕事の、その先に。
長かったGWもあっという間に終わってしまいました。皆さんにとってどんな10連休でしたか?
私たちは、イベントが多く、連日かなり忙しくしていました。毎年恒例行事でもある田植えも開催し、ほんといいお天気だった!
田植えの様子こちらからどうぞ。『結農園×星空スペース みんなで田植え!開催しました』
イベントで多くの人と出会い触れ合う中で、自分のやっている仕事が誰かを喜ばせていたり、誰かの役に立っているんだと思える瞬間がたくさん。なんだか心地のいい疲れでした。
大変なことも多いけれど、仕事ってちゃんと誰に届いているかわかると、やりがいが生まれるものなんですね。
そういえば、先日、システム関係の仕事をしている方とお話をする機会があったのですが、自分の仕事のついて改めて考えることがありました。
システム業界は、日々技術の進歩との闘いで、はやりすたりがとても速いそう。そのため、技術者は常に新しい技術の取得がもとめられるそうなのですが、最近では、スキルを持った技術者が増えていないようなのです。
仕様がしっかりと決まっている仕事を受け「言われたものをつくる」ことに慣れてしまった人が増えたことが原因だとか。
できあがり納品したらおわり。さ、次の仕事をこなそう。
そんな考えの人も多いんだとか。そうなってしまうと、もはや「仕事」ではなく「作業」なんですよね。
自分のつくったシステムが何の役立っているのかがわからないことも多く、結局、自分がやった仕事が何のために、誰のためになっているのかがわからなくなってしまうのです。
こうなってしまうと、目的を見失い、工夫することや新しいことを学ぶ機会もなくなっていってしまいます。
実は私も、東京で勤めていた会社で同じような感情を抱いていました。PRという仕事についていたのですが、なかなか目に見える効果がわかりにくいこともあって、一体、なんのために、だれのためになっているんだろう、と、そんなことを思うことも多くありました。
忙しさから隣の席の同僚がどんどんと疲弊していっているのに、この仕事は誰を幸せにしているんだろう。
本当は、目の前に困っている人がいて、その人が喜んでくれることをしたいだけなのに。
そう思ったら、自分がしたい仕事はこれではないなと思ってしまったのです。今、目の前のことを大事にしたいと強く思うのは、これが一番のきっかけだったのかもしれません。
目の前の人が喜んでくれることを、一緒に考えて一緒に解決方法を見つけていくことが実は大事なんですよね。そうやってつくり上げたものは、自身も成長ができるし、ちゃんと「血の通った仕事」なんだと思うのです。
長かったGWも終わり、新しい時代も始まり、新しい気持ちで仕事と向き合っている人も多いはず。自分の「仕事」のその先を、ちゃんと忘れず見据えてみませんか?