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個人アーティストサポート歴15年 STARFISH自己紹介

はじめまして、STARFISH(ヒトデ)と申します。
ご覧いただきありがとうございます。

2000年頃から、音楽発信のスタンダードはApple MusicやSpotifyを代表とする音楽配信サービスへと移行し、メジャーなレコード会社と契約していない所謂インディーズ(インディペンデント)や、大手のマネジメント会社に所属しない個人、もしくは個人事務所で活動するアーティストやバンドが急増しました。

私が音楽業界に関わりはじめて15年が経ち、今日までに20組を超えるアーティストの活動に様々な形で携わってきました。内容はライブ物販といった簡単なものからクラファン運営やウェブショップ販売代行、メインのアーティストマネージャーまで多種多様ですが、そのほとんどがメジャー経験のない、個人で活動するアーティストへのサポートであり、彼らが共通して抱える問題が「マネージャーやスタッフを常駐で抱えるのが難しい」ということでした。
その理由の多くは、毎月の給料を払えるほど収入(売上)が安定していなかったり、ずっと雇いたいほどには業務量がなかったり、もしくはアーティスト本人がセルフプロデュースを得意としていて、自身が好んで細かいことまでできてしまうという場合もありましたが、そこで共通して起こる問題が【いざ必要となった時にヒトデが足りない】ということです。

どんなお仕事でもそうですが、「現場」と呼ばれる場所には経験豊富なプロフェッショナルが集まっています。音楽における「現場」をライブだとするならば、会場スタッフ、音響、照明…大きな規模となれば更に舞台監督やヘアメイク、スタイリスト、カメラマンなどもいらっしゃるでしょう。
常駐スタッフがいないということはその中に不慣れな人材が放り込まれることになるのですが、そのような中で、ヒトデとして白羽の矢が立つのはやはり家族や友人です。
(現場に慣れた人材を派遣するサービスなどもありますが、言うまでもなく高額なのでここでは触れません。)
いつもお願いできる人がいればまだよいですが、当然都合がつかないといった場合も出てきます。

頼む側は簡単な作業と思っていても、当たり前に使われている用語を知らなかったりなかったり、全体の流れやそもそもの目的が分かっていないとこちらが意図することが伝わらずモヤモヤすることも。しかし、悪いのは彼らではありません。

【いざ必要となった時にヒトデが足りない】問題は多くのアーティストがぶち当たる壁ですが、逆に捉えれば、そこをクリアした先にはもっと自由な生の音楽があると思います。そして、私が今後みなさまに自分が培ってきたノウハウをお伝えしようとする一番の理由がそこにあります。

「とりあえず○○時に来て!」と連絡する際、ぜひ記事を共有してください。きっと少しはお役に立てるはずです。


音楽をもっと自由に。

さて、ここまでSTARFISHの名前の由来でもあるヒトデという視点からライブでのお話を中心にしてきましたが、もちろん音楽活動を継続するためには楽曲制作などの見えやすい部分からそれに付随する雑務、権利関係、ひいては経理業務まで、意外とたくさんの知識が必要です。

中でも【権利関係】はとても複雑で難しいものですが、音楽自体が権利ビジネスである以上トラブルにも発展しやすく、最もリスキーな部分といえます。
とはいえ、全てを理解して頭に詰め込む必要はありません。ただ、その場面にぶち当たった時に「あれ?これってダメなんだっけ?」といった気づきさえあれば、十分に危険を回避できます。そしてそれは【権利関係】に限らず、すべてに通ずることです。

ここでは、音楽活動にまつわるややこしいあれこれや、裏方ノウハウをできる限りシンプルに整理してお伝えすることで皆さんの気づきを増やし、余計な手間やストレスを減らして「音楽をもっと自由に」発信できる環境づくりに貢献していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。


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