秘色が溶け入るこの心
車窓から見える雨上がりの青は
僕が耳を塞いでいる音楽と一緒に
僕の傷口を抉るんだ
心の傷跡はかっこいいからって
一生懸命世界に紛れて生きてみて
ある日鏡を覗いてみたら
僕じゃない何かが映ってたんだ
どこもかしこも泥だらけで張り付いた笑顔は
昔々に捨てられていたアニメの人形にそっくりで
今の僕はただのゴミなんだって気付いちゃった
もう傷付かないように生きているのに傷だらけになっていくのは疲れたから
どれほどの痛みを与えられようとも
自分を押し殺して生きていく方が僕は怖いみたい
指針は何処にも無いのだから
僕が生きる道のりは
僕自身の気の向くままに
僕が信じる道でありたい
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