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ぼっちのおでかけ in アクアリウムさがみはら

星空照美です。

先月、クレジットカードの不正請求でトラブルがあったり、定職を捨てたことで高額な市民税の納付書が送られてきたりで金銭的危機的状況に陥ったりしましたが、生き延びることができました。

そんなこんなで今月頭に、ある淡水魚水族館へおでかけしてきたのでそちらのレポートになります。

ていうか、普通に遊びに行ってる時点で危機的状況ではないよな……?


ぼっちのおでかけ in アクアリウムさがみはら

今回の予定

09:00〜 相模原駅到着

09:05〜 バスで水族館の最寄りに行く

09:30〜 アクアリウムさがみはら到着

滞在時間はおおよそ2時間ほど想定

今回の起床は6時半と比較的遅めなんですが、なんか暖かくなりました?
少し前は寒すぎて布団から出るのが苦痛だったのですが、最近は割とすんなり布団から出られるようになりました。

さて、今回の目的地は相模原なので、JR線を経由して向かいます。


何事もなく相模原駅へ


Hey!着弾!

何気に初めて来たかも。
相模大野は(駅前だけは)それなりに栄えていますが、相模原は駅前ものどかですねえ。


今回行く『アクアリウムさがみはら』は相模原駅からバスで向かいます。
乗り場は⑤番のりば、最寄りは『ふれあい科学館前』という場所です。


相模原にある、ちいさな淡水魚水族館

てなわけで、到着!

駅からバスで約30分。
ここを左に曲がると、目の前に目的地があるので向かいます。


事前リサーチしていたので、料金や施設については把握していたけど、450円は良心的すぎる……
むしろここに来るまでの交通費が……ってあれ、これ前回の森の中の水族館でも同じこと言ってない?

で……
目の前にありますのが、ふれあい科学館『アクアリウムさがみはら』となります。

相模川に生息する約100種類の生き物の展示や、タッチパネルや大型モニターを利用した紹介、訪れた人が川の魚に直接エサをあげることができる体験など、親しみやすく学びやすい環境で相模川の魅力を伝える施設となっているようです。

名前や体験イベントからして子供向けな施設なのが伝わってきますが、それもそのはず、周りには子連れの家族が9割でした。

でも水族館に年齢なんて関係ないんだから……!


ということで、入館しましょう。


入り口の目の前には、相模川のシンボルフィッシュ(らしい)である鮎たちが歓迎してくれました。
美味しいですよね、岐阜県の鮎(それは違う鮎)


サイドにある水槽を観察しながら、この道を直進していきましょう。


アマゾン川に生息するデンキウナギさん


ウナギじゃなくて、コイやナマズに近い種のようですが、言われてみれば確かにフォルムがナマズに似ているかも?🤔

ちなみに、デンキウナギは約370~550ボルト、最大で800ボルトもの電圧を出せるそうです。
もうデンキウナギ発電所とか作れそうですよね?


そしてお向かいには氷上釣りの代名詞的な魚、ワカサギさんがいました。


■マンスリー水槽

まずは『生命ゾーン』から見ていきます。

⭕が付いている箇所が生命ゾーンです。


まずは目の前の鳥居が置かれている水槽を覗いてみましょう。


なんだこの米粒は……


きゃ、きゃわわわ〜!

こちらはアベニーパファーという世界一小さな淡水フグで、成長しても2~3cmしか大きくならないようです。
そうです、この子たちはれっきとした大人なのです🐡

ちなみに今月28日までの展示となっています。


■水辺の生き物水槽

マンスリー水槽を左折した先にあるのは、水辺で暮らす生き物たちのコーナー。


毒性はないけど希少の荒いシマヘビさん
こちらは大人しい性格のアオダイショウさん
日本の固有亀、ニホンイシガメさん
カヤネズミさん、また会いましたね!
ちなみに水槽の説明書きもありました

なんと、隣には赤くない水槽も展示されていました🐁
カヤネズミ本来の体色を観察できて、個人的には嬉しいです。

ハムスターみたいで可愛い……


■回遊魚水槽

お次は反対側、季節や成長と共に住む場所を変える回遊魚のコーナー。

魚が回遊する理由は様々で、餌の確保・体温調節・産卵や逃避行動などが挙げられます。


桜色のウロコが美しい、サクラマスさん
こちらはマルタさん。木の丸太でも国のマルタでもありません


■海の生き物水槽

お次はこちらを見ていきましょう。
こちらは、海の生き物たちの生態や形態について、季節ごとにテーマを変えて展示されているようです。


出たわねゴンズイボール
キタマクラさん。ちなみ北枕は風水的には良いみたいです(キタマクラ違い)

分かりますか?
岩陰にスベスベマンジュウガニさんが潜んでいます。

可愛くて美味しそうな名前をしている彼、猛毒なので食べたら最悪あの世へ召されてしまいます。


あ、ちょっとこの先だけ……集合体恐怖症の方は閲覧注意してください。

この次にラッパウニの写真をピックアップしているのですが、えー見た目がアレです……(ラッパウニには申し訳ないですが)

特に集合体恐怖症じゃない私ですら、ゾゾッとなりましたから🫠







がっつりぼかしてます

無数のつぶつぶが集まった物体……

これこそがラッパウニです。
ラッパ状の棘に毒があり、刺されると呼吸困難になってしまうそうです。
私は見てるだけで呼吸困難になりそうです……

というか、これを書いているときに気付いたのですが、このエリアは有毒魚にピックアップした展示だったのですね。


■相模湾水槽

ポイズンアクアリウムのお隣には、相模湾に生息するお魚さんたちが遊泳するエリアが。

もちもち、クロホシイシモチさん
他の魚を掃除することで有名なホンソメワケベラさん
左がサザナミヤッコさん、右がオニハタタテダイさん
ハナハゼさん。長い尾がリボンのようにひらひらと舞って綺麗です
高級魚イサキさん
こちらも高級魚で有名なカワハギさん


■両生類水槽

次にやってきたのは、両生類のエリア。


おっきなあくび!
こちらは特別天然記念物に指定されているオオサンショウウオさんです。


目ちっっっっさ👀
オオサンショウウオは波の波動を感じ取って餌を丸呑みするため、目を使うことがあまりなく退化したそうです。


こちらはトウキョウサンショウウオさん。
東京中心に生息しているのかと思いきや、関東地方から福島県東部と、それなりに広く生息しているようです。


噛みそうな名前のヒガシヒダサンショウウオさんです。
以前はヒダサンショウウオとされていたのが、2018年に新種として記載されました。


トウキョウダルマガエルの後ろ姿


赤いお腹がチャーミングなアカハライモリさんです


お隣には幼体アカハライモリもいました。
何かを探っている様子?


■川の多様な生き物水槽

次にやって参りましたのはこちら。
水槽越しのイラストのインパクトがすごくて、そちらに目が行ってしまいそうですが相模川とその周辺に生息する魚やカニ類・エビ類など、多様な生き物たちが展示されたエリアです。


細長く平べったい形のハサミが特徴のヒラテテナガエビさん


コイの仲間、ワタカさん


カワヨシノボリさん


頭が丸く、藻類を主食とすることからボウズと名付けられた、ボウズハゼさんです


ヒガシシマドジョッチ


ウキウキ、ウキゴリさん


独特な模様を持つオヤニラミさん。ヒレの近くにあるのはニセモノです


2019年に新種として記録された、スナゴカマツカさんです


カワアナゴさん。海に棲むアナゴさんとは別種のようです


■タナゴ水槽


ここから先は、各地に生息するタナゴたちのご紹介🐟
上記は、九州北部と壱岐にのみ分布するカゼトゲタナゴさんです。


ヤリタナゴさん。
本州、四国、九州のほか、中国などにも生息しているようです。


こちらはシンプルネームのタナゴさん。
東北から関東にかけて生息しています。
過去には相模川にもいたようですが、絶滅してしまった模様🥺


金運が上がりそうな名前のゼニタナゴさん。
新潟、東北と関東でお目にかかれるようですが、こちらも神奈川県内の自然水域からはいなくなってしまったそうです……


千葉県、栃木県のごく一部にのみ生息するミヤコタナゴさん。
『アクアリウムさがみはら』では、人口採卵によって継代飼育が行われているようです。がんばれ!


■坂道お魚観察水槽

唐突に現れるドーナツ🍩
こちらの水槽では、全方位からはもちろん、円の内側や真下からも観察ができるようになっています。


それでは失礼します!


銅色の体にキラキラなウロコのヌマチチブさん。
秩父に生息しているのかと思いきや、各地の河川で見られるらしい。


オーロラカラーのウロコが美しいゴクラクハゼさん。


タモコロさんとオイカワさんの混泳エリア


■流れのアクアリウム


『生命ゾーン』から『川ゾーン』へやってきました。


案内図でいうと、ここ⬆️
こちらは相模川の水源から河口までの全長113kmを、40mの大型水槽で再現しているそうです。

左から右へ流れるように見て参りましょう。


アミウツボさん。虎柄模様が目立ちますね


スズキロウニンアジが仲良く泳いでいます


アカエイさん。食用魚である一方、尾には毒があるので注意!


縞々模様が可愛い、スズキの仲間のカゴカキダイさん


ドチザメさんが通りますよっと🦈


コイソウギョ


臭い亀と書いて、クサガメさん。
実際に身の危険を感じると、独特の臭いを発するそうです。


こちらは外来種のミシシッピアカミミガメさん。
どの生き物にも言えることですが、放流は駄目ゼッタイ!


ワタカムギツクモツゴの群れ


オイカワアブラハヤの群れ


特定外来生物、オオクチバスさん


ニゴイさん


水槽の右端へやってきました。
目の前には、ニジマスニッコウイワナの群れが泳いでいます。


ニッコウイワナ・ミナラッテ・ミケロ
(これが言いたかっただけ)


ヤマメのカップルもいました


■田んぼの生き物水槽

一旦、入口に戻りまして、次に見るのは『人ゾーン』エリア。


目の前に水生昆虫のエリアがありましたが、私は虫が苦手なので素通りします……気になったら足を運んでみてね!(投げやり)


■水上散歩水槽

水生昆虫水槽の先には、鯉の水上散歩水槽がありました。


床の一部がガラス張りになっていて、その下を歩くことができるようです。
ので、歩いてみました🚶‍♀


そして、あまり映えませんでした


■河原の石を見てみよう!

水上散歩水槽を右に曲がった先には、石、石、石……
相模川の川原の石たちが、一列に並んでいました。


アッ、ハート型の石を発見!
これを読んでくださっている皆様に、幸せのお裾分けです🪨🫶


■ミニ企画水槽

石エリアのお向かいには、カニさん水槽が展示されていました🦀


こちらはアカテノコギリガザミさん。
凄まじい怪力の持ち主で、挟む力は最大1トンにもなるんだとか。
指なんか挟まれたら無くなってしまいますね……

お隣にはアミメノコギリガザミさんの水槽もありましたが、どこかに隠れていたのか姿がありませんでした。


■多目的室

多目的室という、響きが懐かしい場所にやってきました。
どうやら冬季限定で、各地の渓流に棲む生物たちの様子を観察できるようです。


入ってすぐ左手には、沖縄の渓流エリアがありました。
個人的に沖縄と言ったら海のイメージが強いので「沖縄にも河川があるんだ!」(そりゃどこにでもある)と少し驚きでした。


種子島、屋久島を中心に生息しているヨロイボウズハゼさん


特徴的な体色のアカボウズハゼさん


オオクチユゴイさん


ミナミオニヌマエビさん。このとき、地面をほりほりしていました



沖縄エリアの先にあるのは、水源林エリア。
ここでは自然豊かな森林で暮らす虫や鳥類などの展示がされていました。


ヒダサンショウウオさんが隠れています、君は見つけられるかな?


ヤマセミカワガラスアカショウビンカワネズミ(標本)が展示されていました。
期間限定の展示だからか、流石にモノホンはいなかった様子。


本物の鳥さんいたあああああ!!!!!
この子は、他の動物に襲われていたところを保護されたアオバズクというフクロウの仲間です🦉

しっかりと治療を受けて元気になられたようですが、右側の翼が折れて自然界へ帰ることが難しいようです🥺
飼育員さんのもとで、元気に暮らすんだよ……!


水源林エリアの先に見えるのは、渓流エリア。
こちらでは、両生類や小魚など、小さき者たちがお見えになられました。


犬のように鳴く(らしい)世にも不思議なネバタゴガエルさん


ヒメタゴガエルさん


石が大好きナガレタゴガエルさん


ナガレヒキガエルさんの立派な佇まい


カジカさん


アミメじゃなくてアジメドジョウ


アマゴさんです


次にやってきたのは、でっかいどう渓流エリア。


北海道の渓流といえば……


オショロコマらしいです🤔
ちなみに、語源はアイヌ語の『オソルコマ』で『尻、泳ぐ』などの意味があるんだそうな。


蝦夷のイワナでエゾイワナ
ところで片方の子、片目だけ真っ白だったのですが、水質によるものなんでしょうか……


後ろを振り向くと、渓流水とふれあい体験(?)できるコーナーがありました。


せっかくなので、私も渓流の水と触れ合ってみることに。

……


特に感想もなく、めっちゃ冷たいです。

森林に日が遮られている渓流水は、年中水温が低いようですが、川の水面が雪に覆われていたり、土によって温められたりすることで、冬でも0度を下回ることがないようです。

寒い山の中では、逆に温かいってこともあるらしい……世の中は不思議ですね(適当)


■湧水と小川のアクアリウム

最後に見るのはこちら。
湧水から始まる、相模川の水辺を再現した屋外水槽がありました。


オープン ザ ドア🚪

うーん、知ってた。
知ってた、けど、家族連れが、多いですね(謎の句読点)


300円を課金すると、水槽にいるお魚さんたちに餌をあげることができるようですが、たくさんの子供たちに囲まれた中で餌やりするのは……流石に勇気がなかったです。

まあ、せっかくなので少し水槽を覗くとしましょう。


いや、やばすぎでしょ。
餌をくれると分かっているのか、大漁のウグイたちが水面から顔を突き出しています……


え、なにそれ?
ウインナー食べてるんか……?


子供け水族館、もちろん大人も楽しめる

予定通り、2時間ほど滞在してまいりました。

大きい水族館ではありませんが、家族で遊びに行くには十分だと思います。
所々にシアターや、タッチパネルで生き物について学べる場所もあり、学習にも最適👌

あ、もちろん友達同士や、おひとり様でも楽しめます!


もうオチが思いつかないので、帰りのバスの時間まで少し散策していたら、あまり見かけないアイスの自販機でも載せておきますね🍨


それではまた!

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