我が子以外が可愛いと思える日が来るなんて
我が子はとても可愛い。
高3と中3男子。
小さい頃はもちろんだけど
なんと今でも可愛くて仕方ない。
ま、子どもには適当にあしらわれているけど。
こちらがショックを受けない程度に距離を置かれているけどね。
我が子は好きだけど
決して子ども好きではない。
我が子は可愛いけど
よその子はそれほど可愛いと思わない。
やっぱり子ども好きではない。
ところが
そんなわたしが
我が子以外がたまらなく可愛いと思いながら
過ごしていることに驚いている話。
保育園の給食調理員として働いて
気づいた感情。
子どもの成長は心を揺さぶられる
保育園で働いて感じたことは
子どもたちの成長が毎日の楽しみになっていること。
歩けなかった子が歩けるようになる。
喋れなかった子が喋れるようになる。
我が子だったら当たり前のように嬉しくなるけど
実は、我が子じゃなくても毎日一緒にいると
同じように嬉しくなるみたい。
特に、わたしは今
給食調理員をやっているので
食べさせてもらっていた子が
自分でスプーンで口に運んで食べる。
自分のペースでモグモグ食べる。
それを見るだけで、成長が感じられて嬉しくなる。
そして同時に可愛くて仕方ない。
歩けるようになったばかりのよちよち歩きで
周りのお友達を真似て
食べた食器を給食室まで運ぼうとする。
全部食べてピカピカになったお皿を見せてくれる。
覚えたての「おいしい」を言ってくれる。
この全部が
「仕事」として給食を作っているわたしの
「仕事」だけじゃない「癒し」をくれる。
労働収入は疲れるものだと思っていたけど
楽しくてワクワクする労働収入があった。
0歳から2歳の子どもたちの
覚えたての「おいしい」を聞いて
キラキラの笑顔を見ると
心を込めて給食を作っていることを
誇りに思えるし、自然と笑顔になって
心が軽くなるから不思議。
はたらいて笑顔になれる。
わたしには
その瞬間が毎日ある。