2023年サウナ納め。〜サウナしきじ、聖地たる理由〜
2023年も、残すところあと2日。
今年を振り返る上で、欠かせないものはやっぱり、サウナ。
昔から何か長く続いた試しが無いのに、サウナの歩き方(地球の歩き方風)を知るや否や、今年は100回以上もサウナに足を運んでた。いや、流石に歩きすぎ。お偏呂さん、と呼ばれる日もそう遠くないかもしれない。
そんな今年のサウナ納めはどこにしようか云々考えた結果。2度目の訪問となる、聖地サウナしきじへ!ラストを飾るに相応しすぎるぜ、君に決めた!
東京の自宅から移動すること、約3時間。
はいっ、ドォォーーーン!(脳内サウンド)
...正直、ディズニーランドでシンデレラ城が眼前に広がるあの瞬間より、テンション上がった。
逸る気持ちを全く抑えられず、やや雪崩れ込むような勢いで入場。女湯は待ち列もなく、券売機で1,000円の入場料(安っ)を払って受付へ。
私「あ...あのっ!1,500円の方の、しきじのトートバッグ、今日は在庫ありますか?」
女性スタッフさん「ありますよ!あ...ちょっと待ってね。今はあるけど、確実に欲しかったらお早めn..」
私「(それなら他のお土産は後にして)か、買います!今、ください!」
かくして私は、約1年前の初訪問時に品切れで涙を飲んだトートバッグを手に入れた(わーい!)。
さて、お目当ての品も無事手に入れ、脱衣所へ。早着替え選手権があったら上位常連間違い無しの所作で、お風呂場へ。
聖地オリジナル、ここだけの特別な香り。
息を吸い込むと、あのサウナしきじオリジナルの薬草の香り。約1年ぶりのしきじは、相も変わらず聖地の佇まいで居てくれた。感動が心に押し寄せながら、薬草サウナの方のサ室へ入る。
腰を掛けて、再び、深呼吸。
そして、やっと、体感と共に思い出せた。
この薬草サウナの完璧とも言える温度、湿度、香りの三拍子を。
沢山のサウナを巡る私でも、サ室に居られるだけ長く居続けたい〜!と思えてしまうのは、サウナしきじ、あなただけだった(会いたかったーYES!と内心もう歌い出してた、このとき)
あまりの心地良さに、この幸せを噛み締めつつも、サウナ界では今更言うまでもない(けど書いちゃう)、しきじの聖地たる理由のひとつは、天然地下水掛け流しの柔らかい、水風呂だ。
これが待ち構えてるんだから、逆説的ながらサ室を出るのも惜しくない。いざ、水風呂へ。
...や、柔らかい、気持ち良いー!
ほっくりした気分で2セット楽しみつつ、一旦お昼をいただくことに。
小豆色の館内着に着替えて、2階の食堂へ。
聖地は、サ飯にも魔法が掛かってる?
実は前回は、帰宅時間の兼ね合いでしきじのサ飯にありつけず凹んだ私は、今回が初めてのしきじご飯。悩んだ末に、生姜焼き定食にした。
食堂スタッフさん「生姜焼き定食お待たせしましたー!」
私&食堂スタッフさん「「ありがとうございます〜!」」
食堂スタッフさん「あらやだ、ハモっちゃった!笑」
ザ・タッチも驚きの感謝のハーモニーに心が和む。口に運ぶとこれまたびっくり、もう、とっても美味しくて。いつもなら食べ切れない量のご飯が胃袋へ瞬時にワープ決めてった。余裕の完食。あと、味噌汁がすごく美味しかったんだけど、あれは一体どんな魔法が...?味噌にうるさめ長野県民の私も仰天だった(思い出すだけでお腹減ってきた)
そんなご飯の傍らに、サウナしきじの娘こと笹野さんの本を読んで、更に奥深いサウナの楽しみ方をインプットしておいた。
静岡までこの為に訪れたのだから、悔いの残らないよう再びサウナへ舞い戻る(2階から1階へ、ほんとそんな気分で)。
更に2セットを味わって、先ほど本でインプットしたばかりの楽しみ方を実践。ととのいタイムにて、氷を頬やおでこに当ててみた。
これがまた、とっても気持ち良くてびっくり!お肌もキュッと引き締まる感覚がした。サウナにこんな楽しみ方があるなんて、年納め記念にまた一つ、新しきを知れて嬉しい。
たっぷりサウナを堪能してから、物販コーナーへ再び立ち寄る。
家には既にしきじグッズが沢山あるので、今回はしきじの薬草が使われたお茶を買うことに。
私の身に起きた、やさしい奇跡。
私「(家でもあの香りを味わいたい!)このお茶くださいー!」
スタッフさん「...あ、ごめんなさいね、今、品切れでね..」
私「あっ、そうなんですね..じゃあまた今度来た時に(泣)」と、言いかけたところで。
スタッフさん「遠方から来てくれたの?」
私「はい、東京から」
スタッフさん「そしたら、代わりに、これ」
私「えっ!逆に、すみません...」
とのやりとりを経て、スタッフさんのご厚意で、サウナしきじの非売品と見られるタオルを頂いてしまった。
今日は年末で、しきじオリジナルカレンダーまで配布されている最中なのに。もう十分、嬉しい気持ちがしきじの水風呂くらいせり上がってたぷたぷ溢れかえってるところに、その様子を見ていたもう1人のスタッフさんが横から声をかけてくださって。
「これ、サンプルで良ければ、持って帰って!」と、飾られていたお茶をペリッと剥がして差し出してくださった。
いいんですか?!と半分赤べこ状態になりながら財布を取り出しレジに進むと、
「サンプルなので、お代はいいですよ。持って帰ってください」と。
..........えっ!?!?
年納めサウナ、聖地しきじでこんなに良くしていただいて、本当に頭が上がらない思いになった赤べこの私。いや、赤べこどころではない。
駐車場には県外ナンバーの車がひしめき、集客というか回転に困っていそうなほどに人々が集う場所。ただのサウナ好きの端くれな私にも親切にしてくださる、しきじのスタッフの方々。
私は、しきじに行く日を心待ちに、来年もまた怒涛の毎日を健やかに過ごすことが出来る。目の前のお客さんを大切にし続けてくれるサウナしきじだから、聖地と呼ばれて、愛され続けるんだと実感した。
帰路に着く私の肩には、買ったばかりのしきじトートバッグに、しきじカレンダーとタオル、無いはずのお茶がひしめき合うように詰まっている。
しきじのおかげで、心置きの無いサウナ納めをすることができた。
また来年も、身も心も温まるサウナとの出会いを楽しみに。
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