【 何故冬の季節は悲しいイメージなのか 】
星座の物語では
豊穣の女神デメテルは死の国の王ハデスに
娘をさらわれてしまい、
ゼウスによって娘は助け出されるが、
死の国のザクロを4粒たべてしまったから
娘は1年のうち4ヶ月を死の国で暮らすことになる。
娘が居なくなる4ヶ月はデメテルがふさぎこみ
花は枯れ、大地は荒れ果てるため寒い冬になる
という物語がある。
上記のように、神話や物語では
悲しい季節として冬は取り扱われていることが多い
幼い頃から疑問だった
何故冬は悲しい感情の季節なんだろう、と。
冬だって楽しい感情へと
連想されることはたくさんある。
寒くなればコートやマフラー、手袋などの
防寒具を身につけてお洒落ができるし
雪が降ればかまくらや雪合戦をして子供、
時には大人だって遊べるようになる。
イベント事もクリスマスやお正月といった
重要な日があるし学校や仕事も休みになる。
家族や友人、恋人との時間が増えて
とてもとても幸せな感情があふれてくる。
個人的にもわたしは夏よりも冬が好きだ。
日常の風景が一気に特別になる雪景色が好きだし
夏の暑さよりも冬の寒さの方が
乗り越えられる気がしてくる。
ここからは本題の考察に戻ると、
原因のひとつには寒さがあると思う。
寒い、冷たい、氷、雪、、、
そういう言葉は
暑い、温かい、日差し、、、
この言葉に比べると暗いようなイメージがある。
暗いといえば、
日照時間が短くなり暗くなるのも早い。
冬=暗いイメージが定着したことで
悲しいイメージになるのだろう。
だからと言って
今この季節が悲しいものだとは思わない。
イメージがそうであるだけで
毎日の日常やわたしの考えになんら変わりはない。
今日も、わたしは冬を楽しむ。