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【2022年3月】Spotify、Apple、Googleの発表

旭日昇天(きょくじつしょうてん)
→ 朝日が勢いよく天に昇るの意から、勢いが盛んなことのたとえ。

勢いがある場所には熱量が生まれ、良い循環を生み出す。

どうせなら、そういう場所で1日1日を過ごしたいと思う人が多いのではないだろうか。

もちろん、日本企業にも勢いのある優良企業はあるが、どうしてもグローバル展開している企業に目がいってしまう。

知名度と資本力を活かして無双状態になっているので、嫌でも情報が入ってくるという現状がある。

そんな無双状態の企業の最近の発表をいくつか紹介しておこう。

Spotifyの年間ロイヤリティは70億ドル

音楽のストリーミングサービスでグローバル展開している企業で世界中にユーザを保有しているのが、Spotify(スポティファイ)だ。

そんなSpotifyが、2022年3月24日の透明性レポートで、昨年の2021年のロイヤリティ支払額が70億ドル(約8,560億円)だったことを発表した。

ロイヤリティ支払額は、2020年の50億ドルから20億ドル(約2,440億円)増加している。

Spotifyは、アーティストへの支払いをレコード会社やディストリビューターなどの権利者を介して行っている。

2021年は初めて1,000人を超えるアーティストが、100万ドル(約1.2億円)以上を稼いだという。

さらに、2021年にレコードレーベルに所属せず、自身で配信を行うアーティストの28%が1万ドル(約122万円)以上の収益をあげたという。

Spotifyは、2021年時点で、累計300億ドル(約3兆6,600億円)のロイヤリティを支払ったと述べており、支払額の低さを非難されていることを否定している。

その理由として、個別のユーザの再生回数が数が多いことや、広告付きの無料のサブスクリプションを提供していることを挙げている。

プラットフォーム側とアーティスト側が対立してしまうのは、ある意味で仕方のないことだと思うが、Spotifyは、4億600万人の月間アクティブユーザを擁する。

すでにこれほどまでに大きなプラットフォームになってしまっているので、アーティスト側も使わない手はないというところだろう。

累計ロイヤリティの累計が300億ドル(約3兆6,600億円)を超えているということを鑑みても、儲け過ぎだという批判はちょっと強引かもしれない。

引き続き、今後のSpotifyの動きに注目していきたい。

今年のiPhone 14シリーズは799ドルから

2022年3月28日、Appleが2022年秋のリリース計画中のiPhone 14に関してのリーク情報が流れた。

リーク情報によると、Proモデルのデザインが大幅に変更され、リアカメラが大型化されることに加え、その価格についても公開されている。

Appleは、2021年にコンパクトなiPhone13 miniを699ドルでリリースしたが、2022年の新モデルではminiを廃止すると発表している。

その代わりに。6.7インチのiPhone14 Maxを899ドルでデビューさせるという。

つまり、2022年の新モデルで最も安価なのは799ドルの標準モデルのiPhone 14ということになる。

一覧にすると、下記のとおりだ。

・iPhone 14: 799ドル
・iPhone 14 Max :899 ドル
・iPhone 14 Pro :1,099ドル
・iPhone 14 Pro Max :1,199ドル

999ドルだったiPhone 13 Proは1,099ドルのiPhone 14 Proの100ドル値上げになるというリークだ。

また、1,099ドルだったiPhone 13 Pro Maxは1,199ドルのiPhone 14 Pro Maxに置き換えられ、こちらも100ドルの値上げとなるという。

新型のiPhoneにどのチップが搭載されるのか、注目されている。

GoogleのスマートウォッチPixel Watchが5月にお披露目

スマートウォッチとして、今や多くの人の腕についているのが、Apple Watch(アップルウォッチ)だ。

そんなApple Watchの初代モデルが発売されたのは、今から7年前の2015年4月のことだった。

この7年の間に、Googleが競合製品のPixel Watchを発売するという噂は何度も報じられたが、いまだに実現していない。

ところが、Googleは2022年5月11日から開催される年次イベントのGoogle I/Oで、初めてスマートウォッチを発表する予定だという。

ただし、Google I/Oで、Googleアシスタントなどのソフトウェアのアップデートに焦点を当てるため、Pixel Watchは単なるお披露目のみになる見通しだ。

イベントでは、最新スマートフォンのPixel 6aも発表され、この端末は2022年7月下旬に購入可能になるという。

一方で、Pixel Watchの発売は2022年10月の予定で、Pixel 7と同じタイミングで店頭に並ぶことになるという予測だ。

以前にリークされた、Pixel Watchのレンダリングによると、シックでスリムな円形のデバイスが描かれていた。

とはいえ、このレンダリングがリークされたのは、約1年前なので大幅な変更が加えられている可能性もある。

まとめ

よく日本企業がグローバル展開できないのはなぜかといったテーマでの議論がされる。

個人的にはこの議論をすること自体が無意味だと思っていて、その前にGAFAMとかBATと呼ばれるような巨大企業がやっていることに、まずは注目すべきだと思っている。

というのも、知名度も資本力もあるグローバル企業が、どんな戦略でどんなところの分野を伸ばそうとしているのか、しっかり把握すべきだということだ。

もちろん、彼らが出資するビジネスがすべて成功することはないが、マーケティング力がずば抜けている企業がやることなので、それなりの根拠があるということだ。

ましてや、そこに投資する金額が桁違いだったりするわけで、少なからずそのマーケットが加熱する可能性が高くなる事実がある。

先見の明という言葉が最も近くにあるのが、そういったグローバル展開で成功している企業なのは間違いないだろう。

そして、そのビジネスがローカライズされていくということだ。


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株式会社stakは機能拡張・モジュール型IoTデバイス「stak(すたっく)」の企画開発・販売・運営をしている会社。 そのCEOである植田 振一郎のハッタリと嘘の狭間にある本音を届けます。