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Instagramフォローワー増加の仕組み

刻舟求剣(こくしゅうきゅうけん)
→ 時代の変化を知らずに、古い方法や習慣などに固執すること。

SNS時代。

その一角を確実に担っているのが、Instagramだ。

インフルエンサーと呼ばれれる言葉も定着し、個人の影響力が大局を変える時代だ。

少しでも影響力を持とうとする個人や企業が増え、日々分析が行われている。

そんな中、多くの人に参考になるであろう記事を発見したので、紹介していこう。

インスタフォロワー増加の仕組みが判明! フレームワークで図解

日経クロストレンド

インスタを極める最大のポイント 「2つのシグナル」を徹底解説

日経クロストレンド

今さら聞けないInstagramってなぁに?

ということで、まずは蛇足だと思いつつも、Instagramについて簡単に書いておこう。

Instagramとは写真や動画に特化したSNSで、日本国内の月間利用者数は3,300万を超えた。

2017年に新語・流行語大賞に選ばれたインスタ映えという言葉は未だに顕在していて、企業のマーケティングとしても欠かせない指標になっているといっても過言ではないだろう。

一方で、Instagramの機能は次々に追加されており、活用方法も日々変化している。

また、他のSNSと比較すると拡散力が低いという特性もあり、だからこそ重要なのがフォローワー数だといわれている。

フォローワー数の増加が売上に直結するという事実や報告や共有時の共通言語として、わかりやすい指標として重宝されるというわけだ。

ここ数年、Instagramを脅かす存在としてよくあがるのが、TikTokだろう。

TikTokの特徴は動画に特化したSNSなのだが、短尺であるということで、そのアルゴリズムも独特だ。

単純にリア充たちの投稿の場から、情報発信の場として変遷しつつあるというわけだ。

検索するという行為から発見するという行為に変遷しつつあり、そこからレコメンドの時代へという流れだ。

ローカライズされるSNSにおいて重要な指数

Instagramの特徴を運営しているFacebook Japanは、興味関心のあることを探して、発見し、繋がると表現している。

そして、好きと欲しいをつくれるプラットフォームだと断言している。

上述したとおり、若年層を中心にInstagramを検索サービス代わりに使うことは日常になっている。

その傾向は日本が顕著で、このユーザ特性に合わせて地図から店舗などを検索できる機能を日本発で開発したという背景もある。

このように、Instagramに限らず、SNSは少なからずローカライズされ、時代と共に機能が追加されたりなくなったりしているわけだ。

そんな時代の移り変わりはあれど、重要な指数とされているのは、フォローワーだ。

特にInstagramにおいては、Twitterのような拡散機能がないので、フォローワー数が重要になるという。

というのも、日ごろからフォロワーと良好な関係を築き反応率を高めることで、発見タブなどにコンテンツが表示されやすくなるというアルゴリズムが組まれている。

つまり、フォローワーを大切にすることで、非フォロワーの目にも留まりやすくなるという仕組みなわけだ。

とはいえ、きちんと自社の商品やサービスに関心が高いと思われる層にフォローしてもらい、コミュニケーションを通じてより好意を持ってもらえなければいけない。

当然だが、ただただフォローワーが多いだけでは、コンテンツへの反応率は下がり、結果的にフォロワーの拡大は鈍化することは留意したい。

フォローワー増加のフレームワーク

まず、Instagramを攻略する前に大前提として知っておくべき仕組みを簡単におさらいしよう。

投稿および検索に関して押さえておくべきポイントが4つある。

  • フィード投稿

Instagramのサービス開始当初からある機能だ。

複数の写真や動画を組み合わせて投稿することができ、基本的にはフォロワーのタイムラインに表示される。

  • ストーリーズ

そして、ストーリーズという機能がある。

ストーリーズは、投稿後に24時間で消えるという特徴がある。

投稿した場合、フォロワーのタイムラインの上部にアイコンが表示され、アイコンをタップすると投稿内容が全画面表示される。

  • 発見タブ

Instagramユーザの利用動向をベースに、興味があると推測される写真や動画がパーソナライズされてレコメンドされるのが発見タブだ。

検索という概念を発見という置き換えを行ったのは、Instagramの特性だといえるだろう。

似たような概念ではあるが、検索とレコメンドのハイブリッドになっているのがポイントである。

  • リール

2022年10月11日時点で、投稿機能の中で最も新しいのがリールだ。

リール投稿ともいわれ、2020年8月に始まった短尺動画の投稿機能だが、TikTokの対抗策ともいえる機能であることは間違いない。

縦型の全画面表示の動画が投稿でき、他の投稿者の動画を参考に動画を撮影することも可能だ。

Instagramに投稿されたコンテンツはフォロワーのタイムラインに配信されるだけでなく、発見タブやリールタブを通じて、非フォロワーにも閲覧される。

Instagramに投稿したコンテンツがより多くの非フォロワーに配信されることで、フォロワー増加につながりやすくなるという基本中の基本を押さえたい。

そして、上述した4つの投稿と検索のポイントも併せて押さえておこう。

フォローワー増加に重要な2つのシグナル

それでは、非フォローワーに投稿したコンテンツが配信されやすくなるには、どうすればいいのだろうか。

そこには2つの重要なシグナルがあるという。

そのシグナルとは、リレーションシップシグナルとインタレストシグナルの2つだ。

発見タブやリールに配信されるコンテンツは、利用者の過去のデータを基に、Instagramのアルゴリズムがパーソナライズして配信する。

このアルゴリズムをつかさどるのが、リレーションシップシグナルとインタレストシグナルというわけだ。

リレーションシップシグナル

リレーションという言葉のとおり、1つのアカウントとどれだけ頻繁にやりとりしているかによって蓄積される、アカウント同士の結びつきを指すのが、リレーションシップシグナルだ。

つまり、コメント欄などを通じてコミュニケーションが発生するほど、アカウント同士の結びつきが強いと判断して、コンテンツが優先的に配信されるようになる。

インタレストシグナル

いいね!、コメント、気に入った投稿をお気に入りとして保存、投稿ごとの滞在時間といったコンテンツへの反応を通じて得たデータに基づく、利用者の興味や関心を指すのがインタレストシグナルだ。

例えば、ラーメンの写真を閲覧したり、いいね!したりすると、ラーメン好きと判断されて、関連したコンテンツが表示されやすくなるというわけだ。

つまり、既存のフォロワーに対して関心を持たれやすいコンテンツを投稿したり、双方向のコミュニケーションをとることで2つのシグナルを向上させることが重要になる。

フォロワーのコンテンツに対する反応率を高め、いいね!やコメントが増えることで、そのコンテンツやアカウントは優良であるとInstagramのアルゴリズムに判断される。

すると、自動的に発見タブやリールにコンテンツが配信されやすくなるという流れだ。

非フォローワー向けにやるべきこと

非フォローワー向けにやるべきことというのは、つまり新規フォロワー獲得するための施策ということだ。

そこで重要なのは、上述した投稿および検索に関して押さえておくべきポイントが4つで紹介した中のリールだ。

くり返すが、リールとは、短尺動画の投稿機能のことだ。

今やInstagramの利用者がリールの視聴に費やしている時間は、20%に達しているという。

発見タブに掲載されて閲覧数が急増するケースが減っている一方で、リールが話題になると、明らかにフォロワーが増える傾向にある。

ただ、もちろんだがリールに動画を適当に投稿しても意味がない。

Instagramのアルゴリズムがリールを評価する5つのポイントがあるというので、ここは押さえておきたいところだ。

  1. リールが保存される可能性

  2. 動画を最後まで閲覧する可能性

  3. 動画にいいね!する可能性

  4. リールの閲覧者が面白いと判断する可能性

  5. リールで使われている楽曲を使って、閲覧者が動画を投稿する可能性

これも当然なのだが、コンテンツ重視だということで、閲覧者にとって関心が高いかどうかに加えて、さらなる動画投稿の動機につながるか否かが判断基準となるわけだ。

これを踏まえた上で、さらに次の4つのポイントで表示される優先順位が決まるという。

  1. 閲覧者の興味および関心

  2. 投稿者(アカウント)と閲覧者のコミュニケーション履歴

  3. コンテンツの質(高解像度である、使用音源の人気度など)

  4. 投稿者(アカウント)の影響度(フォロワー数、コンテンツへの反応度)

ここでも共通していえるのが、コンテンツに重きを置くということである。

まとめ

Instagramに限っていえば、フォローワーに対しては、ストーリーズを上手く活用するといい旨が記事内では紹介されている。

TikTokのアルゴリズムについても話題になっているが、いずれのSNSでも共通していえることがある。

それは、コンテンツだ。

どんなコンテンツをつくりだすのか、その手腕が企画する人やクリエーターにかかっているというわけだ。

そして、SNSのプラットフォームとして君臨することができれば、そういったコンテンツをユーザから勝手に手に入れることができることにも気づくべきだ。

SNSを攻略するということはプラットフォームの意図をしっかりと組み込み、さらに人の心理を上手に処理していくという2つの能力が重要になることを改めて認識した。


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株式会社stakは機能拡張・モジュール型IoTデバイス「stak(すたっく)」の企画開発・販売・運営をしている会社。 そのCEOである植田 振一郎のハッタリと嘘の狭間にある本音を届けます。