味わいたい身体感覚
味わいたい身体感覚とはどのようなものがあるだろうか?
例えば、お風呂に浸かっている時の温かさの奥にあるほっと落ち着く感覚や、
夜、布団に入ってまどろみの中でふわふわとしている感覚。
あとは、大好きなアーティストのライブでドキドキしながらも足がとても軽い感じや、
子どもを抱きしめている時のキュンとした感覚。
この身体感覚というものは、”五感から得られる知覚情報を超えた場所”で、個々人によってさまざまに感じられるものではないかと思う。
最近、新たに感じた身体感覚の中で、これは人生の中でたくさん感じていかなければ!と思った感覚がある。
それは一見すると「心地の良い身体感覚」には分類されないのだけれど、直感的にこれは自己の成長の上で欠かせないものになると強く感じた。
最近自覚した味わいたい身体感覚
さて、それはどんな身体感覚かというと、
鳩尾(みぞおち)から震えが起こる感覚。少し緊張にも似た感覚で、声も少し震えてくる。そして、同時に頭はスッキリとして、鳩尾の震えの振動はわくわくとして全身に広がっていくようなそんな感じである。
どういう時に起こるか?というと、心の底から感じている自分の意見や気持ちを言葉にする時に多く現れることが分かった。
そういう時に限って、溜まりに溜まったインプットの知識やそれに伴う感情やら整理のついてない諸々が、意思に反してつらつら〜っと口から一つにまとまり出ていくということが起こる。
私、こんなことを考えていたんだ、本当のことを言っている…!と、俯瞰して見ているもう一人の自分が喋っている自分を眺めながら思いつつ、同時に、身体感覚は上記のように感じているのである。
意識と身体感覚(体感)の繋がり
以前の瞑想記録で、「意識が肉体を超えて広がるにつれて身体感覚が濃くなる。」と書いたことがあるのだけれど、
今回書いているこの身体感覚は、ちょうどそれと似たような体験で、
俯瞰してみる自分=意識が「私、本当のことを言っている…!」と感じた時ほど、この身体感覚は強くなる気がしている。
五感で得られる直接的な感覚器を通した刺激による身体感覚というより、肉体を超えた部分での意識の強まりが、体感覚を強くしているのは、自分の経験的にどうやら間違いの無いことだと分かってきた。
こうやって味わいたい身体感覚に気づき、集めていくことが、本来の自己(魂ともいうのかな)の成長や生きる楽しみを味わう上では必須なのでは?と最近強く思っている。