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SDGs学習のための教材ワークショップ レポート

学校でSDGsのことを伝えたいけれど、どうやって教えたらいいの?
社会課題ってたくさんあるから、どれからどんな風に子どもたちに伝えるのがいいの?

そんな「教える・伝える」をされている方へ教材やプログラムを提供している開発教育協会(DEAR)。

このたび、JICA中部なごや地球ひろばのmeetsにて、DEARさんの教材の取扱をはじめました。これらの教材は、教育関係者はもちろん、NPOやNGO、環境問題やSDGsを伝えたい団体や個人のみなさんに、子どもや大人向けの講座などで使っていただくものです。
対象は小学生から大人まで、教材は地球環境からフェアトレードのことまで幅広くあります。

みなさんの活動されているフィールドで、ご活用いただけるよう、今回はJICA中部にて「SDGs学習のための教材ワークショップ」を開催しましたので、そのレポートをしたいと思います。

ワークショップの開催

開発教育協会(DEAR)事務局長の中村絵乃さんにお越しいただき、JICA中部のセミナールームで開催いたしました。
参加者は6名です。

DEARさんとのおつきあいは、私がコモンビートというNPOを創業した関係で、100人村ワークショップを実施したことがきっかけです。

「世界がもし100人の村だったら」という本を聞いたことがあるかもしれません。それを実際に子どもから大人まで、社会や経済のことなどが実感を持つことのできるワークショップです。

この本は、2日に1冊売れている!ほどのベストセラー。
データの更新などもあり長年改定し続けてみなさんに使われています。

私たちコモンビートでは、この教材をつかった演劇ワークショップをつくり、それを今日学校に向けて提供しています。

中村さんとお会いするのも、もう10年ぶりくらいでしょうか。

コモンビート仲間がDEARさんの理事もさせていただいていることもあり、今回の販売やワークショップのご縁に繫がりました。

アパレル(服)からSDGsに関心をもつ教材

今日の題材は、「服・ファッション−開発教育アクティビティ集5」で、2022年消費者教育教材資料表彰「優秀賞」を受賞しています。

服は、コットンから糸、布をつくり、服となって日本にやってきます。
その90%以上が輸入で、使われなくなった服の再利用率も低い現状です。

普段の生活から、世界のことが繫がる、そんなストーリーが教材としてとてもわかりやすくなっています。

データ、写真、スライド、テキスト、ツールなどが揃い、子どもから大人まで、教えたいと思った人が提供できる教材を1セットで提供しているところが、DEARさんの教材のスゴイところです。

ファッションの問題はやっぱりサプライチェーンにあります。

とはいってもそんな難しい言葉ではなく、どんな風にして私たちの手元に届いているのか、ということをみんなで考えることができます。

こんなカード状のものを使って、みんなでアクティビティを実施し、チーム毎での違いを見るなど、理解がとても深まります。

エシカルやフェアトレード、SDGsなどの教材の紹介

今回の参加者は、高校の先生、キャリア教育関係の方も多く、実際に当日の日中に100人村の授業を提供されてきた方も参加されていました。

キャリア教育の視点からも、とてもこの教材がとても効果的だという話など、参加者からはとても活発な意見が出ました。

JICAやmeetsではフェアトレードの話が多いのですが、エシカルもSDGsもたくさんの教材があります。

フェアトレードの理解には、「貿易ゲーム」や「世界がもし100人の村だったら」
フェアトレードコットンであれば、「服・ファッション」の教材
フェアトレードコーヒーだと、「コーヒーカップの向こう側」
エシカルであれば、「プラスチックごみ」「パーム油のはなし」「スマホから考える世界、わたし、SDGs」

こうした内容を教えたいという方がとても増えていますし、コミュニティが増えてそうしたイベントやセミナー、ワークショップについての要望も増えていますね。

ぜひ、この教材を通じて、みなさんの周りの方々に、知識や理解を深める機会を提供して、よりよい社会をつくっていく、そんなことができたらなぁと思っています。

教材をご覧になりたい方は、ぜひ手に取って見てください

meetsのお店では、実際の教材を手に取ってご覧いただくことができます。

実施はどなたでも可能ですが、講師派遣や養成講座などもあるので、もしご要望があれば開催をしたいと思っていますので、お気軽にご相談ください。

今後、体験ワークショップなども開催していきたいと思っていますので、ぜひご期待ください。

DEARさん、中村さん、ありがとうございました!



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