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【無痛分娩のような普通分娩の出産記録】
この記事は、出産してすぐ、また子供を産みたい!と思ったわたしの第一子出産時のエピソードを綴ったお話です。
不安なニュースが飛び交う今日この頃。
もうすぐ1歳半になるムスメと遊びながら、
妊娠中に見た、『うまれる』という映画のことをふと思い出した。
もう少し大きくなったら、娘と生まれた時のことを一緒に話してみたいなと思い、
入院中、産まれたばかりのわが子が寝ている間にメモしておいた情報をもとに、出産記録をまとめてみました。
立ち会っていた夫、母、そして助産師さんから、
「無痛分娩みたいだったね〜」と言われた私の普通分娩。
大きな声で叫んだりすることなく、
アスリートのように子供を産んでいたようです。
長くなりますが、時系列に書いていこうと思います。
出産記録**
【予定日当日】
01:00
陣痛開始?
予めダウンロードしておいた陣痛チェッカーのアプリで痛みの間隔を計測。
陣痛間隔は10分。
痛みがじわーっとくるが、まだ耐えられそうだったので、布団の中で目を閉じてたら、寝ていたようだ。
05:00
起床。
まだ、痛みに耐えられる。
夫と私のお昼弁当を作り、朝ごはんをしっかり食べる。
洗濯機を回して干す。
若干痛みが出てくるが、まだ大丈夫そう。
07:00
陣痛の間隔が10分切ったため、病院に電話。
「○○さんはまだ大丈夫だと思う。5〜7分間隔になったら電話してね」と助産師さんに言われる。
布団で陣痛を感じつつ、呼吸の練習しながらゴロゴロ。
ヨガのポーズをしながらゴロゴロ。
10:00
リビングにいる夫に朝ごはん食べた?と聞いたら、
「食べたよー」と返答あり。
でも寝室にいた私にはいつものトースト食べてるサクサクという音が聞こえなかった。
寝室から「何食べたのー?」と聞いたら、
「おにぎり」
私が作った昼ごはんの弁当のおにぎり食べてた。予感的中。
12:00
お腹が空いたので、わたしだけお昼ごはん。
夫に昼ごはんを食べられたので、冷凍しておいたカレーをしっかり食べる。
昼ごはんのあとも寝室で眠ったり、ヨガやストレッチしながらゴロゴロする。
16:30
布団の上で、少し痛みが出てくるも、まだ耐えられそう。
陣痛間隔 7分
夕飯一品つくる。
しかし、動くと陣痛間隔は4分になってる。
今日産まれる気がしたので、夫にわたしの夜ごはんのいなり寿司買ってきてもらう。(稲荷寿司が大好物)
17:30
陣痛間隔 5分、病院に電話。
陣痛タクシーも呼ぶ。
17:45
陣痛タクシーのおじさんくる。
乗車するもUターンで何度も失敗繰り返し、出発まで5分くらいかかる。
道もナビとおりで良いと言ってるのに何度も聞いてくる。
夫、キレ気味。
わたしはもう陣痛タクシーって何?とモヤモヤしながらも、
ストレスを感じないように呼吸に集中。無の境地。
18:00
病院到着。受付の人にいつも通り挨拶したら、
「余裕そうだねぇ。これから頑張ってね」と言われた。なんか嬉しい。
ノンストレスチェックして内診したら、
子宮口4㎝まで開いてた。
19:00
内診後、足湯。その後病室へ移り、バランスボールに乗りながら、いなり寿司完食。
ベッドに寝転がり、仰向けでひたすら呼吸の練習。
赤ちゃんよく動く。
21:00
赤ちゃんがお尻の方にずんずん降りてる感じがしたので、分娩室に移動。
子宮口 6㎝に。
夫と母も分娩室に。
(母は立ち会い予定ではなかったのですが、助産師さんにお母さんもよければ!と言われて、「ええ??」という間に分娩室に来てて、退出するタイミングを失い、立ち会うことになった)
21:30
若干破水。赤ちゃんよく動く。
わたしはひたすら深呼吸。
22:30
隣の分娩台にもう一人妊婦さん来る。すでに辛そう。
わたしは深呼吸。
便を出したいって感じが続く。
夫はわたしが用意しておいたBGMをかけようとしてくれるも、なかなか出来なくて助産師さんや母がそちらに気を向けていたので、
「そのままで良いから、座ってて」と伝える。
内心では気が散るからじっと座ってて欲しかった。
23:00
赤ちゃんの呼吸や陣痛の波動が分かるモニター確認しながら、深い陣痛の時にいきむことを徹底。
「いきむときは呼吸を長く止める意識で、連続して出来るならやってみよう。
目は開けておへその辺りをみて、恥骨を上向きに挙げた方が良いかなぁ」
と助産師さん。すぐ実践。
【予定日翌日】
0:00
助産師さんが赤ちゃんのウォーマーつけたり、
私のお腹の上に赤ちゃんのせる紙を乗っけたり準備が始まる。
「髪の毛フサフサだねぇ、パパそろそろ産まれそうだから、ビデオセットした方がいいかも」
と助産師さん。
隣の妊婦さんは、「いたーい、痛い!」と言って泣いている。辛そう。
一方で夫は私の姿を見てクスクス笑ってる。
隣の妊婦さんとのあまりにも違いすぎるわたしの出産姿に何故か笑いが止まらなかったらしい。
そんな夫に母は「作業してるみたいだけど、隣の方が普通なのよ」と夫に言う。
赤ちゃんよく動く。
「赤ちゃんも頑張ってる、産道が狭くて苦しくなるから、酸素を送ってあげよう」という思いで深呼吸を繰り返し、
いきんだ後は、「はぁぁ゛ーー」とおじさんのため息みたいな声を出すわたし。
0:15
「羊水が赤ちゃんのウンチで濁ってるから
早く赤ちゃん出した方がよいので、会陰少し切っていい?」
と助産師さんが聞いてきたので、了承した。
すぐ先生到着。
0:20
「次の強い陣痛で最後にしようね、もうすぐ産まれるからね」と助産師さん。
だが、なかなか陣痛が来なくて、、
3分後…き、きた!
と思った瞬間、大きく吸って、息を止めるのを2回繰り返し、
その間に先生が素早く会陰を切り、
そしたら、、、
0:24
どばーーーー!!!!!
「う、う、産まれたーー!!」
<ムスメ誕生>
わたしは放心状態。
そして、娘を抱っこした途端に産まれたことを実感し、泣き笑い。
夫と母も感動して泣き笑い。
結局、わたしは叫んだり痛がったりはせず、
ひとりの助産師さんと向き合いながら、その言葉を信じ、
ひたすら産むことに集中し、ひたすら深呼吸をし、
赤ちゃんのことを思いながら出産することができました。
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お産への心構え
結婚して6年、やっとの思いで授かった命。
悔いのないお産にしよう!という想いを強く持っていたので、
色々と情報を調べた上でお産に挑みました。
「ゆったりとした呼吸をして、お腹の赤ん坊に酸素を取り込むんだ」ということを念頭に置きながら、お産が進んでいきました。
呼吸について
私の出産のキーポイントは、「呼吸」です。
「鼻からゆったりと吸って〜、ながーーーく吐く」
呼吸と上手に向き合ったことでスムーズなお産になったと思います。
普通の生活を送っていると、呼吸に意識を向けるってことがなかなかないと思運ですよね。
私はせっかちな性格がゆえに呼吸が浅くなる傾向にあったので、
まずは、1分間でいいからゆったりした呼吸をすることにしてみました。
そうすると、自然と気持ちが落ちつていき、だんだん呼吸が深くなっていった気がします。
これから出産される方は「呼吸」にを意識を向けてみるのはいかがでしょう。
何か気づきがあるかもしれません。