君はたった一人の君のような顔をしているけれど、本当は、君はいつだって誰かのそっくりさんなんだ。どこにも、誰にも似ていない君などいない。僕自身にすら似てやしない。君はいつだって、どこかからやってきて、乱暴に僕の中に入ってくる。そして、僕全部を支配する。僕じゃない顔をしているくせに。

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峰庭梟
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