マーケティング・リサーチャーに自尊心を持ってほしい。
こんにちは。
フリーランスのマーケティング・リサーチャー:眼力女子です。
毎度「note頑張って毎日更新します!」って決心はするんだけど、全然更新されないのってなんでかっていうと、誰に向けて発信するつもりなんだ?という自分自身での方向性が決まっていないからなんですな。
他人には(というか個人コンサルしているクライアントさん)には、「自分の好きなことばっかり書いてないで、狙いたい人が知りたい内容を書いて」とアドバイスするくせに、結局自分自身ができていないというお笑いだ。
私がnoteをやる理由
それでも相変わらず毎日noteのことを考え、noteをやらなくちゃと思い続けるのは、世の中に言いたいことがあるからで。
少数の人にでもいいから、主張したいという自分の欲望。
そんな感じで、自分自身の想いを少し整理してみたいと思う。
日本のマーケティング・リサーチの現状は、これでいいのか!
まず私は、最近の(日本における)マーケティング・リサーチの状態にとても憂いているのである!
おお、なんという上から目線。。。どきどき。
数十年前に私が初めてマーケティングリサーチに出会ったとき、それはとても権威的で学術的で専門的な職人領域であった。
私は、それまで知らなかったその領域にとても魅了され、この飽きっぽい私がこんなにもどっぷり何十年も業界につかっているとは思いもしなかった。
それなのに、この10年くらいのネットリサーチの台頭により、リサーチ自体が手軽で身近になったことはとても良いことだなと思う一方、マーケティング・リサーチの価値が底辺化し、価格も下がれば能力も下がるという、なんとも情けない状態になっている。
マーケティング・リサーチは、ちゃんと行えばちゃんと価値がある。
重要なマーケティング・デシジョンには必ず必要なプロセスである。
リサーチなくして、どうしてマーケティングが成立するんだ?
それなのに、著名な方や有名企業が「もうマーケティングリサーチはしません」「信用しません」「不要」と言っているという話をよく耳にするように。
それはね、ある意味、私も理解できる。
こんなに現場の能力が下がってきている今なら、使えないデータにお金なんて払う価値はない。不要だというのも確かにそうだ。
世の中にはもはや大量のデータがころがっているし、金を払えばそんなデータも買えちゃうし、わざわざアンケートやインタビューとかリサーチして取得しなくてもいろいろあるじゃ~~ん、って思う気持ちもわかる。
しかも、マーケティング・リサーチャーよりもデータサイエンティストっちゅう、かっこいいネーミングの似たような職業も出てきたし、その人の方が専門的な感じもするし。(けど、私個人の意見でいえば、大括りでデータサイエンティストもマーケティング・リサーチャーに含まれる部分があると思う。)
でも一方で、不要だという人や企業は「ちゃんとしたマーケティング・リサーチを知らないんだな」とも思う。
ちゃんとしたマーケティング・リサーチを学んでいないんだと思うし、ちゃんとしたマーケテイング・リサーチャーに会ったことがないんだろうし、ちゃんとしたお金を支払ってリサーチプロジェクトを発注したことがないんだと思う。
そもそも、まともなマーケティング・リサーチを見分ける能力をクライアント側が持っていないのが今の日本の現状。
これって毒舌?いや真実。
だから、私は、クライアント側に危機感を持ってほしい。
あなたが今行っているマーケティング・リサーチは本当にプロにお願いできていますか?そして、本当のプロに出会いたくないですか?と。
そして、私はそれに応えるべきマーケティング・リサーチャー側に自尊心を持ってほしいと思う。
あなたが真のプロになるために、必要な学びを忘れてはいけない、と。
まず、私がこのnoteで語りたいメッセージの1つは「マーケティング・リサーチの価値復興」ということです。
真剣に、身一つで起業したい女性たちに向けて
それともう1つの私の語りたい相手は、この起業ブームにのっかっていろんな副業・起業を起こそうと思っている女性たち(男性でもいいけど)に、です。
ビジネスとして金をもらうって、そんな甘い世界じゃない。
いろんな起業塾やビジネススクールに金を払えば、全員がもうかるようになるわけじゃない。
スクールやアカデミー、資格などとっただけでは本当の客は来ない。
それがわかった上で、仲間内でビジネスごっこを楽しむのは勝手。
マダムのサロネーゼなら、きっとそれでいいね。
永遠にインプットだけで生きていくことで満足だろうから。
だけど、真剣に自分の身一つでなんとか生業としてやっていきたいと考える人たちだってきっといて。
そんな人たちに、私の経験や実績から得たスキルやノウハウがもしかしたら役に立つのかも?と思ってはじめた、サロンオーナー向けマーケティングアドバイスというBtCのお仕事。
どっちかというとカウンセリングに近い感じかもしれないけど。
それによって、知った「マーケティングに関する無知の世界がある」ということ。
そして、その無知によって成立している起業ビジネスがあって、そこでかなりの大金をむしりとられている(ああ、また暴言。。。)人たちがたくさんいる一方で、逆に拒否反応が強すぎるあまり知識を得る機会を失っている人たちがたくさんいるっていうこと。
また、問題は「結局、あなたのビジネスは何ですか?あなたは何屋さんなんですか?」という状態の人がたくさんいるってこと。
だから私が伝えたいのは、真剣にビジネスを起業して頑張っていきたいと思う人に、
起業塾や起業コンサルタント異業種交流会に行く前に、「あなた自身がどうなりたいか」自分自身に向き合う時間が必要と思います、というメッセージを。
その必要性、重要性をもっと伝えたい。
そして、努力なくしては成功はつかめないということを知ってほしい。
あなた自身の実力がハリボテでは、どれだけSNSで集客できてもお客様がリピートしてくれることはないし、クチコミで広がることもありません。
そういう現実を身にしみて感じてほしいです。
マーケティング・リサーチを理解すると可能性が広がるはず
こんなふうに私はマーケティング・リサーチのパワーを信じているし、これからの可能性だって必ずあると思っています。
正しい、というと語弊あるかもだけど、適正に物事を理解・判断する力が今のこの世の中には薄れてきているようにも思います。
それでも、マーケティング・リサーチを適正に活用するようになれば、きっと道は開ける。
そう信じて、老害と言われようと、私はこうるさいおばさんで生きていこうと思ったのです。
一人ぐらいいてもいいでしょ。
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