ブロック遊びは坊の好きな遊びのなかでも上位に入る。 3歳半くらいまでは「ママ、作って」ときて、何かしら私が作ったものでごっこ遊びをすることが多かった。前から思っているが、ブロック遊びと言うよりそれは最早お人形遊びである。 しかし4歳を前にしたあたりから、自らパーツを選び、組み立て、好きな形を作り出すことが出来るようになってきた。相変わらず作った後はそれでごっこ遊びをするのだが、私が作るか坊自身が作るかは大きな違いである。 最近よく使うブロックは、クリスマスに祖父母か
起きて、歯磨きをして、顔を洗って、着替えをする。 朝のルーティンの「歯磨き」のところで、寝ていた筈の坊がやって来た。 「もう起きたの?」 「……」 「どしたん?」 顔を顰め半泣き状態で立ち尽くす坊に驚き傍に寄る。ちなみに「どしたん」は大分の方言で「どうしたの」である。 坊はくしゃりと顔を歪め、起き抜けのガラガラ声も相まって掠れた様子の、絞り出したような声を発した。 「ぎだろうど、もっど、いっじょに、いだがっだ……!!」 …なんて? 一瞬唖然としたが直ぐに
子供の創造力を育てるために「工作」という遊びは良いのだろう。うちも例によって、ブロックや積み木、折り紙に工具のおもちゃなどで好きに遊ばせている。 と言っても先日四歳になったばかりのうちの坊にはまだ難しいことが多く、専ら作ってもらったブロックのロボットで遊んでいる。それは最早人形遊びではないかとこっそり思っている。 先日実家へ遊びに行った時に、母が色んなものを用意してくれていた。 折り紙、トイレットペーパーやラップの芯、プリンやヨーグルトの空容器、テープ、ハサミ、シー