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福井県は本当に恐竜王国だった。福井駅前を恐竜が闊歩している・・・
二人の孫を連れて、昨年夏にリニューアルした福井県立恐竜博物館(https://www.dinosaur.pref.fukui.jp/)へ出かけました。博物館のある勝山市は恐竜愛にあふれていて、同じエリアにある県庁所在地福井市も恐竜であふれていました。一泊二日の旅程で、一乗谷朝倉氏遺跡(https://fuku-iro.jp/feature/11)にも足を伸ばしてきました。
孫と一緒にアクティビティに参加したので、いつも撮影に使っているミラーレス一眼ではなく、スマホ(AQUOS R7)で撮影しています。
巨大生物の骨、骨、骨・・・
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巨大な生物の骨格標本を何体も並べているので、メインの展示場も巨大でした。写真一枚には収まりきらない広さで、とりあえず二枚に分割する形で全景をおさめてみました。1枚目の右側と2枚目の左側に重なることになります。そこがこの展示場の中心で、骨格標本ではないT. REXが展示してあり、定期的に吠えながら動いていました。なかなかの迫力でした。下の写真の真ん中上の方にスクリーンが写っているのですが、恐竜が闊歩し、闘う動画が流されていました。
様々な見せ方
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大半の骨格標本は横から見るように展示されています。もちろん、すべて同じような見せ方ではありませんでした。T. REXの骨格標本を上から見下ろせるような展示もありました。3階層の吹き抜けに恐竜の実物大(?)オブジェを積み上げて、エスカレーターからのぞき込めるような展示もありました。
化石研究体験
化石研究体験では「化石発掘プラス」「T. REX頭骨復元」「化石クリーニング」「CT化石観察」という4つのプログラムの内、3つが体験できます。体験内容は時期によって決まっていて、4月26日から11月12日までは「T. REX頭骨復元」「化石クリーニング」「CT化石観察」となっています。全体で二時間の体験コースですが、時間の経過を感じさせず、小学生(4年生と2年生)の孫も大人の私も夢中になれるプログラムでした。
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T. REX頭骨復元は、実物大の頭骨レプリカをモニター画面のヒントを参考にしながら、順番に、かつ規定時間内に復元するというプログラムでした。骨の内外や上下など微妙な位置も求められるので、存外に難しく、時間制限もありスリリングでもありました。孫達は大興奮していました。写真を撮影している余裕はありませんでしたので、博物館HPの説明写真を掲載しておきます。
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化石クリーニングは、研究で使用されているものと同じツールを用いて化石を削り出すプログラムです。高速と低速の「エアースクライブ」(小型削岩機)を使って削り出します。最初に本物の石を削る体験をして、次に恐竜の歯の化石のレプリカが埋め込まれた人工岩石を削ります。2年生の孫でも問題なく体験できました。化石のレプリカは削り出してしまってもいいのですが、写真のように「見せる」削り出しをすると持ち帰ってオブジェにできます。
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CT化石観察では、いくつかの化石のCT画像を観察することができます。石の部分だけ消去したり、化石の各部分に色を付けたり、半透明にしたり、と色々な操作ができます。恐竜だけでなく、貝の様な(貝ではない)化石や植物の化石もあります。着色と透明・半透明を組み合わせ、回転させることでアート作成の体験のように感じました。
福井駅前にも恐竜が
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翌日、福井市内で蒲鉾作りの体験をしてから福井駅前に向かうと、駅前広場には恐竜が闊歩していました。見る角度によってはシュールな風景でした。駅の壁面には恐竜の絵が描き込まれ(最初の写真)、壁を突き破る恐竜のトリックアートがあり、駅構内にはレゴで作成した大きな恐竜オブジェもありました。福井が恐竜を推していることがよくわかる駅前でした。
一乗谷朝倉氏遺跡
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一乗谷朝倉氏遺跡は、戦国時代に一乗谷城を中心に越前国を支配した戦国大名朝倉氏の遺跡です。遺跡ですから礎石などが残っているだけなのですが、一部、当時の街並みが再現されています。ソフトバンクのCMにも使われたのどかな場所です。復元された街路の脇には当時の町家や染め物や武家屋敷なども再現されていました。街路の一区画に風鈴と和傘のオブジェがあり、涼やかな音色を奏でていました。
今回は行きませんでしたが、この近くには曹洞宗の永平寺があり、少し足を伸ばせば東尋坊や越前海岸といった景勝地もありますから、また訪れても良いかなと感じた1泊2日の旅でした。