【9月広報開始】展覧会内容・関連行事について
「鈴木田俊二先生遺作展・準備ニュース」をいつもご覧いただき、ありがとうございます。
さて、11月の展覧会の全容が確定し、正式な広報活動を9月から開始しましたので、お知らせします。
画家であり、教育者であり続けた生涯をたどる 「自然と文明を問う 鈴木田俊二展」
会 期: 令和6年11月2日(土)〜11月10日(日)
10:00〜17:00 最終日は15:00まで ※5日(火)は休館日
場 所 : 四日市市文化会館 展示棟2階 第1展示室
(三重県四日市市安島2丁目5-3)
主 催 : 四日市高校美術部 OBOG会(S48~H7)鈴木田俊二遺作展実行委員会
助 成 : 公益財団法人岡田文化財団
後 援 : 三重県立四日市高等学校同窓会
協 力 : 清須市はるひ美術館、株式会社東海フォトデザインシステム
チラシの表面・裏面にもまとめていますが、ここでも順番に説明させてください。
まず、展覧会の正式な名称を「自然と文明を問う 鈴木田俊二展」としました。
また「画家であり、教育者であり続けた生涯をたどる」という副題があらわすように、教育者としての側面も紹介する展示となります。
当初の予定よりも盛りだくさんの企画をつめこんで、11月の開催に向けて実行委員会メンバーとご協力いただいている有志の方々で準備を進めております。
【展覧会内容】
鈴木田先生がアトリエに残した作品のなかから、初期から晩年までの数十点を展覧します。
抽象表現から、砂による表現へ。タクラマカン砂漠、文明の崩壊を経験したというイースター島に取材した作品。そして、内的で静謐な晩年作。日本と世界を旅して集めた砂を、絵具のようにして用いた表現、教え子たちと三重県志摩市にある漁港の町・波切を訪れ、自然の美しさを素直に描いた油彩画も見どころです。
スケッチや教育者としての足跡も紹介します。
生涯をたどるスライドショー(※現在制作中)も上映。
【関連行事】
関連行事は、どなたでもご参加いただけます。
※イベントを開催している時間でも、会場には自由に入場していただけます。
■オープニングセレモニー
11月2日[土]10:20~
■講演と座談会
「鈴木田俊二先生を語る―コーシローのいた時代とその後」
11月9日[土]13:30~15:30 椅子席80席・先着順(立見可能)
伊吹有喜さん(小説家・『犬がいた季節』作者)、四日市高校卒業生ほか
「コーシロー」は、四日市高校に住みついていた犬で、美術部の部員達の青春を見守っていました。小説『犬がいた季節』(2020年)にも、鈴木田先生がモデルとなった美術教員とともに登場します。まず小説の作者である伊吹さんからお話をうかがった後、コーシローのこと、鈴木田先生のエピソードや思い出などを、楽しいキーワードを手がかりにして会場の皆さんといっしょに語り合います。
※キーワード=「ヒゲ」「パイプ」「犬」「課題」「入賞秘話」「野球」「晩年」ほか
■ギャラリー・トーク
作品を見ながら、エピソードの紹介や作品の解説を行います。
11月3日[日]・10日[日] 14:00~14:30
この展覧会は、教え子たちには先生を思い出していただき、先生を偲び四高時代を語り合える場となればと思いますし、先生をご存じでない皆さまにも、生涯を通じて画家であり美術教師であった「鈴木田俊二」を知っていただく、ひとつの機会となればと思っています。
どうぞ開催までご支援ご協力をよろしくお願いいたします。
四日市高校美術部OBOG会(S48~H7)鈴木田俊二遺作展実行委員会
問い合わせメールアドレス:su.isakuten112@gmail.com
上作品図版:鈴木田俊二「タクラマカン」2000年 写真協力:淸須市はるひ美術館
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