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青年海外協力隊 活動編 #4「千羽鶴を広島へ El proyecto de mil grullas 2019」

 先週の金曜日にドミニカ共和国第2の都市サンティアゴへ先輩隊員の活動見学に行ってきました。色々な学びがあったので、本当は週末のうちに書いてしまいたかったのですが、週末は珍しく熱でダウンしたので、今頃に。。。

 さて、先輩隊員の活動ですが、現在ドミニカ共和国には6校のISFODOSU(教員養成校)があり、そのうち私が活動する首都サントドミンゴの学校以外に、サンティアゴの2校でも先輩隊員が活動されています。そして、私の前任の方と先輩隊員2人の3人で取り組まれたプロジェクトについて、今回広島テレビが取材に来るということで、活動見学をさせてもらいました。
 プロジェクトは、ISFODOSU3校から広島へ千羽鶴を届けるというもの。3人それぞれが学生や先生方に対して原爆の被害や千羽鶴の意味についてTaller(タジェール:講座)を行い、一緒に折り鶴を折ったそうです。その千羽鶴はすでに広島へと先輩隊員の手によって届けられました。
 今回の取材は、その千羽鶴を届けた映像を学生と一緒に見ながら振り返り、もう一度折り鶴を折る様子の撮影およびインタビュー。撮影時に学生さんが折った折り鶴は、サンティアゴで別の隊員が開催する原爆展に展示されるそうです。
  動画は、先輩隊員が今回の活動をまとめてつくられたものです。

 私たちは理数系の学校教育隊員としてこの国に呼ばれているので、実際に要請されていた内容と今回のプロジェクトの内容は全く異なるものの、教員養成校であるISFODOSUで平和学習に関するTallerを行うというのは、とても意味があることだと感じました。学生たちも、原爆被害について初めて知ったことがあったようだし、核兵器や平和の尊さについて改めて考えてもらうきっかけになったのではないかと思います。また、将来の先生と言うことで、やっぱり原爆によりたくさんの罪のない子供たちが亡くなったということは彼らの心に響いたようで、やっぱりそこを悲しく思っている学生が多くいたように思いました。


 活動を見学させてもらい、このように要請の枠にとらわれずに活動するのも良いなと思わせてもらいました。あくまで、算数教育の向上のために来ているのでその目的を忘れてはいけないと思いますが、任地に来て感じるのは日本の文化や教育への関心の高さ。その面白さや仕組みを伝えていくのも、私たちが活動する意味ではないかなと感じました。

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 取材を受けている時に、先輩隊員と一緒に活動しているISFODOSUの先生がすごく緊張しているのと同時に、とても嬉しそうだったこと。多分わざわざ日本からテレビの取材が来るということで、とてもテンションが上がっていたようです。楽しいことが大好きなこの国の人らしくて、ちょっとほほえましかった。

 活動見学は昼食までだったので、その後サンティアゴのシンボルであるモニュメントを案内してもらいました。変な仮面のような写真は、もうすぐ開催されるカーニバル?の時の衣装らしい。

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 そして、夕方は先輩隊員と情報共有。活動についていろいろ質問したり、お話を聞いたり。つたないスペイン語では職場の状況がよくわからないことも多いので、この場を借りてたくさん質問。教育実習の仕組みや、今のうちにやっておいた方がいいこと、先輩方がしてきたTallerについてなど、とても勉強になりました!

 最後は、ピザとビールで締めてサンティアゴへの活動見学終了です。サンティアゴはドミニカ共和国第二の都市ですが、サント・ドミンゴよりも穏やかで良いところでした。またゆっくり行きたいな。

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