SAORI(エクアドル・小学校教育隊員)

青年海外協力隊(小学校教育)派遣国は南米エクアドル(任期:2023年4月末~2年間)。コタカチ市(北部の山間部)の教育委員会配属。現職参加でドミニカ共和国の教員養成校に派遣されていたが、コロナにより3か月半で帰国。小学校教員歴7年(退職済)。現地での生活や活動について綴ります。

SAORI(エクアドル・小学校教育隊員)

青年海外協力隊(小学校教育)派遣国は南米エクアドル(任期:2023年4月末~2年間)。コタカチ市(北部の山間部)の教育委員会配属。現職参加でドミニカ共和国の教員養成校に派遣されていたが、コロナにより3か月半で帰国。小学校教員歴7年(退職済)。現地での生活や活動について綴ります。

マガジン

最近の記事

今更ながらの活動紹介

 お久しぶりです。5月初旬にコタカチという街に赴任し、あっという間に7カ月が経ちました。(いや、もうすぐ8カ月です)4月にエクアドルに着いた際のキト観光の記事以降、更新をサボりにサボっていましたが、2023年も終わりに近づいてきたので、振り返りも兼ねてnoteを再開しようと思います。この7か月間、協力隊としての活動ももちろん行っていましたが、実は国内旅行にもたくさん行ってきました。また、素敵な人たちとの出会いもたくさんありました。そんな楽しい思い出や、日々の出来事、活動のこと

    • 世界初の世界遺産 キトの旧市街

      キトの旧市街とは? エクアドルの首都キトにある旧市街は、1978年に初めて登録された世界遺産12件のうちのひとつです。赤道直下ながら、標高約2800mというアンデス山脈の中腹にあるおかげで、年中過ごしやすい気候です。かつては、インカ帝国の都市として栄えたキトですが、16世紀にコンキスタドール(スペイン人の征服者)の侵略の際には一度廃墟になりました。(スペインの侵略を受け、先住民自ら街を破壊したそう。)しかし、16世紀~17世紀にかけてスペイン人たちがその廃墟の上に新たな街を作

      • こっちが本当?INTIÑAN赤道博物館

        INTIÑAN 赤道博物館  先日紹介した "Mitad del Mundo" 世界の中心記念碑ですが、記事の最後に「実は、科学的に測定すると赤道の真上ではない」ということを書きました。と言うのも、GPSで測定すると00°00'00 を示すのは世界の中心記念碑ではないらしいのです。そして、GPSで本当に赤道上だと示すのは、この博物館だと言われています。(ここも赤道からはずれているという説もありますが、一般人の私には真偽のほどはよくわかりません。笑)  本当の赤道の位置はさて

        • エクアドルと言えば、赤道!

          Mitad del Mundo (世界の中心記念碑)へ  4月27日(木)にキトに到着し、オリエンテーションや銀行口座開設手続き等のために1週間ほどキトに滞在していました。その間の週末を利用して、赤道の上に立てる場所として有名なMitad del Mundo に行ってきました!  キト中心部からは車で30分ほどの場所にあるこの記念碑。今回は、UberTAXIを利用して行ってきました。この場所は、ただ記念碑が建っているだけではなく、ちょっとしたテーマパークのようにきれいに整備

        マガジン

        • JICA海外協力隊 エクアドル編
          5本
        • 青年海外協力隊 ドミニカ共和国 活動編
          8本
        • 青年海外協力隊 ドミニカ共和国 生活編
          8本

        記事

          JICA海外協力隊(再派遣) エクアドルへ

          自己紹介  こんにちは。2023年7次隊でエクアドルに派遣されている美川沙央里と申します。職種は小学校教育です。福岡県で7年間小学校の教員として働いていました。今回は、退職して協力隊に参加しています。  さて、協力隊をご存じの方は、7次隊?と思った方もいらっしゃると思います。というのも、通常協力隊と言うのは春と秋に募集があり、合格者は長野県駒ケ根市と福島県二本松市にある訓練所に分かれて約2か月半の研修を行います。そこでの研修は、年間を通して4回に分けて行われるため、通常1次

          JICA海外協力隊(再派遣) エクアドルへ

          青年海外協力隊 活動編 #8「帰国できてよかった」

           今日はタイトル通り、この世界中を巻き込んで拡大し続けるコロナウイルスの問題の中、「帰国できてよかった」と思った理由を書きたいと思います。  まず、私は3月初旬の時点では帰国など全く予想もしていなかったし、全員帰国という知らせを受けても、せっかく職場にもスペイン語にも慣れてきた頃だったので、帰国したくないというのが正直な気持ちでした。しかも、帰国が決まった時点で、ドミニカ共和国を含めた中南米諸国よりも日本の方がウイルスは明らかに流行していたし、さらに流行しているアメリカを経

          青年海外協力隊 活動編 #8「帰国できてよかった」

          青年海外協力隊 活動編 #7「まさかの一時帰国に至るまで」

           さて、前回活動編の記事を書いたのが2月7日だったので、それから約2か月近く更新を怠っていましたが、また少しずつnoteを書いていきたいと思います。  実は、現在ドミニカ共和国から日本へ一時帰国しています。理由は、もちろんコロナウイルス。全世界で活動中の協力隊員を帰国させるという知らせを聞いたときは、中南米はアジアやヨーロッパほど流行しているわけでもなく、正直、帰国したくない気持ちの方が強かったです。しかし、今は帰国できて本当に良かったと思っています。(理由は、また別のno

          青年海外協力隊 活動編 #7「まさかの一時帰国に至るまで」

          青年海外協力隊 生活編 #8「ソナコロニアル散歩とチョコレートづくり」

           最近noteを書くのをさぼっていたので、書きたいテーマが少しずつ貯まってしまっている所です。ということで、今日は2週間前の週末のことを書きたいと思います。(こう考えると、だいぶさぼっていますね…)  先日(もう2週間以上前ですが)同期隊員と一緒にソナ・コロニアルへ行ってきました。ドミニカ共和国に来てもう2か月以上経ちましたが、久しぶりの観光客気分を味わうことができて、充実した1日になりました。 1. Casa de tostado トスタード一家が暮らした邸宅で、照明が

          青年海外協力隊 生活編 #8「ソナコロニアル散歩とチョコレートづくり」

          青年海外協力隊 活動編 #6「PISA学力調査と算数教育の現状」

          PISAとは何か PISAとはOECD(経済協力開発機構)が3年に1度、義務教育修了段階の子供たちを対象に読解力と数学的・科学的応用力を測るもので、2018年のテストには、約80か国から男女約60万人が参加しました。日本からは全国6100人の高校1年生がテストを受けました。  このテストについて詳しく知らない方も、国際的な学力調査の順位が上がった、下がったとニュースで大きく取り上げられているのを聞いたことがある方もいるでしょう。 ドミニカ共和国の結果は? 昨年12月にこの

          青年海外協力隊 活動編 #6「PISA学力調査と算数教育の現状」

          青年海外協力隊 活動編 #5「活動2週間目を終えて」

           今日で活動2週間目が終了しました。ということで、この2週間でやったことをまとめておきたいと思います。 ① カウンターパートの授業についていく。  始まって数日間は、カウンターパートが授業に行くときは、どうしていいかわからずに「行ってらっしゃーい」という感じでしたが、今は行くとこ、行くとこにできるだけ引っ付いて行くことにしています。うっかりしていて置いて行かれることがありますが、最近は「学生の様子とか、学校の様子とか知りたいから付いて行く。」と伝えているので、割と誘ってくれ

          青年海外協力隊 活動編 #5「活動2週間目を終えて」

          青年海外協力隊 活動編 #4「千羽鶴を広島へ El proyecto de mil grullas 2019」

           先週の金曜日にドミニカ共和国第2の都市サンティアゴへ先輩隊員の活動見学に行ってきました。色々な学びがあったので、本当は週末のうちに書いてしまいたかったのですが、週末は珍しく熱でダウンしたので、今頃に。。。  さて、先輩隊員の活動ですが、現在ドミニカ共和国には6校のISFODOSU(教員養成校)があり、そのうち私が活動する首都サントドミンゴの学校以外に、サンティアゴの2校でも先輩隊員が活動されています。そして、私の前任の方と先輩隊員2人の3人で取り組まれたプロジェクトについ

          青年海外協力隊 活動編 #4「千羽鶴を広島へ El proyecto de mil grullas 2019」

          青年海外協力隊 活動編 #3「小学校初訪問」

           仕事が本格的に始まって1週目の今週は、大学のオフィス(職員室)にいることが多く、PISA2018のドミニカ共和国の結果(英語)と日本の結果を見比べながら読む日々。また、前任者のTallerの内容を見せてもらい、自分にできそうなTallerの内容を考えてみたり、いろんな人たちととにかく雑談したり。まだ人の名前も学校の仕組みもよくわかっていないので、何をすれば良いのかよくわからず、思いつくままに何かしているという感じの毎日です。  そんな中、今日は大学のお隣にあるグアテマラ小

          青年海外協力隊 活動編 #3「小学校初訪問」

          青年海外協力隊 #活動編2 「活動開始」

           先週金曜日に初出勤となり、いよいよ活動が始まりました。私の配属先はISFODOSU recinto Félix Evaristo Mejía (フェリクス・エバリスト・メヒア教員養成校)です。ISFODOSUは、私の勤務する学校を含めてドミニカ共和国内に6校あり、現在サンティアゴにある2校でも先輩隊員が活動しています。また、6校のほとんどが何度も隊員を受け入れたことがあるため、学校全体として協力隊を受け入れる体制ができていると感じる職場です。  私は、ここで算数教育を担当し

          青年海外協力隊 #活動編2 「活動開始」

          青年海外協力隊 活動編 #1「着任式」

           今日はMEPyD(日本の経済産業省のようなところ)にて、着任式でした。ドミニカ共和国に来てもう1ヵ月たったと思うとあっという間だという気もしますが、面接を受けてから1年近くたっていると思うとやっとスタートラインに立ったという気もします。  着任式は、日本大使館やJICA事務所をはじめ、MEPyDの方、そして私たちを受け入れてくれる団体の方がたくさんいらっしゃってました。私の勤務先であるISFODOSU recinto Felix Evaristo Mejía (フェリクス

          青年海外協力隊 活動編 #1「着任式」

          青年海外協力隊 生活編 #7「Entrena」

            こんにちは。ホームステイが終了し、来週の着任式まで同期とホテルで生活しています。今日は、金曜日に修了した語学学校について、書きたいと思います。  12月にこちらに到着してから約1か月間、ホームステイをしながら、語学研修として「Entrena」という語学学校に通っていました。 【1日のスケジュール】  7:00 過ぎ     朝食  7:30        家を出発 (私の家は徒歩20分程度の距離だったため、徒歩で通学していましたが、他の隊員はみんな交通機関を使って通学

          青年海外協力隊 生活編 #7「Entrena」

          青年海外協力隊 生活編 #6「La familia de RD」

           今日で語学研修が修了したと同時に、1か月お世話になったホームステイ先の家族ともお別れをしてきました。 ホームステイ先の家族について  私がお世話になっていたのは、ママと高校生の息子さんの二人家族のお家です。  家族によると思いますが、私の家族は割と放任で、ママも息子さんもそれぞれの部屋で過ごしていることが多かったため、私も帰宅すると自分の部屋で過ごすことが多かったです。そこまで会話は多くないですが、私が帰ると、必ずお母さんから、「今日はどうだった?」と聞かれるので、つたな

          青年海外協力隊 生活編 #6「La familia de RD」