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あらゆるものが相対的なのはなぜか分かる本「予想通りに不合理」

『予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」』(ダン・アリエリー著)を読了したので、記録していきます。

行動経済学とは?

行動経済学』という言葉を聞いたことがありますか?
白田は最近知りました。 

行動経済学とは、経済学の数学モデルに心理学的に観察された事実を取り入れていく研究手法である。行動経済学は当初は主流派経済学に対する批判的な研究として生まれたが、1990年代以降の急速な発展を経て米国では既に主流派経済学の一部として扱われるようになった。

Wikipediaより

ようするに、経済学に心理的な事実を取り入れた新しい経済学ということだと理解しました。

しかし理解したところで白田は経済学すらよく分かっていません
それでもこの本はかなり面白かったです!
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白田が面白いと思ったところ

白田が面白いと特に思ったのは、「なぜあらゆるものは相対的なのか」という相対性の真相についての章です。

本の中で出てくる例は、ある新聞の広告です。
新聞購読の料金が以下のように紹介されています。

①ウェブ版のみ 59ドル
②紙面のみ 125ドル
③ウェブ+紙面 125ドル

これを見て違和感を抱きませんか?
なぜ②と③が同じ値段なのだろう?
この本ではその②と③が同じ値段である理由とそこから広げた相対性の仕組みが、実験の結果から分かりやすく書いてあります。

実験といっても難しい数字や公式など一切ありません。
心理的な実験なので読んでいて心理テストのように「自分だったら」と考えたり共感したりできるので難しくはありません。
むしろ面白いです。

読み終えた感想

他の章にも、日常生活での出来事につながる実験が出てきて読み進めやすいです。

行動経済学について知ることで、周りを見る目が広がった気がします。

ちなみに根性論や感情論が好きな父におすすめしたら、「うう〜ん」と言っていたのも面白かったです。
物事の捉え方は多面的なんだなと改めて気付かされました。

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