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【穏やかに生きる術】この考え方を探してた!
この本を手に取る人は、これまでに何かを頑張ってきた人だと思います。
そろそろ方向転換したいとぼんやり思ったり、今の歩き方でいいのか疑問に思ったり、どうにかしたいと切望したり……
今まで頑張ったからこそ、違う生き方も考える局面にきてるのかな、と感じました。
かくいう私も、自分なりに頑張って、なんだかこのまま行くのはしんどいなぁと思ったので手に取ったんです。
Tomy先生のXや他の著書でも、とっても救われているから。
優しく独特な口調が好きです。
どんな内容?
Tomy先生自身の経験をベースに、なるべく心が波立たないよう、穏やかにいられるノウハウを教えてもらえます。
診療を重ねていく中で気づいたことや、先生自身が自分の心を整理する方法をまとめています。
大きな問題もなるべく小さくして、毎日なんとかのりこえていく、そんなノウハウが書かれています。
「試練のとき」とむきあう
誰しもが「試練のとき」をむかえます。
本の中で、「試練のとき」は以下のように定義付けられています。
すぐに解決できない大きな問題が起きたとき
自分だけではどうにもならい、重大なできごと。時には命にさえ関わってくる問題です。
同時期にトラブルが集中しやすいのも特徴です。
この本は、Tomy先生自身の「試練のとき」をベースにしています。
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先生自身の「試練のとき」は、30代なかばです。
同じ医師としても尊敬していたお父様が急な病で亡くなり、少し落ち着いたとおもったたら8年連れ添ったパートナーと死別。
自身のクリニック開業と多忙な日々がつづき、うつ病を経験されてます。
先生もうつ病の当事者です。
だからこそ、より具体的でわかりやすい内容になっているのかもしれません。
不安を手懐ける
人は起きていないことにも不安感を覚えることがあります。
何か悪いことが起きるのでは無いか、と不安になる。
私もそうです。
漠然と「何か起きるその時」に思いを馳せて不安になるんですよね。
先生いわく、これは「頭がお暇になっている」から。目の前のことに集中できてないから、今考えても仕方ないことを考えしまう。
今目の前の作業に一点集中を意識づけるだけで、不安とは距離を取れるようです。
ただ、休憩はもちろん大切なのでそのメリハリだけは必ず付けましょう。
不安をおいて、横から眺めるイメージでいるのもいいようです。
仕事は続けるのがいいのか
先生のユニークな考え方は、仕事は10年サイクルで変えてもいいのではないか、ということ。
多少やり切ったという満足感があれば、違う仕事に就くのもいいのではないでしょうか。
先生も、クリニック医師→作家へとシフトチェンジしています。
親との距離
親に思いを馳せ、たまに食事をすれば、それは立派な親孝行!
試練のときは出口が見えないからつらい
いつ出口に辿りつくのか、そんな先の見えない不安感の中で過ごすと疲弊します。
そんなときは、あえて先のことへ行きがちな焦点を外して、今にフォーカスする。
いつかは終わるので、逆に視野を狭くするのも自分の心には有効です。
どんなつらい時期でも、一日は同じように訪れる。
自分の心の大嵐を忘れて、本を読んだり散歩したり日常を大切にしましょう。
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この考え方に救われるな、と強く思いました。
辛い時は波を抑える生活を心がけるのも大切。
やろうと思ったことや、仕事をなるべく半分にすることも、心を守るのには有効です。
まとめ
ここに書いた内容はごくごく一部です。
私の心の中に合致した部分だけをピックアップしていますが、本の中には参考になることがたくさん書かれています。
人間関係、人生の終わりに思いを馳せる、自分の許し方……荒波に抗うのではなく、うまくかわしていく、そんな優しいノウハウがたくさんあります。
心のざわつきを整えたい方はぜひ読んでみてください。