今日のス スローに養生することは治療にまさる
私の子供時代
小学生の頃
学年が違うけれど
全校生徒に3人ほど
障害がある生徒がいました。
サリドマイドという
薬害で腕の欠損をもって
生まれた子どもです。
皆さん、優秀な人、優しい子だったと
記憶しています。
一学年上の女の子は
美人さんで、頑張り屋さんで
普通の人以上に
跳び箱を跳んでいた姿を思いだします。
同学年には
日常的に叫んだり
教室に居られない男子生徒が
いて、私はその男子生徒に付き添っている
お母さんに、どうしてそうなったのか
聞いてみたのです。
赤ちゃんの時に熱が出て
熱が下がらず
薬をのませたら
こうなってしまったのよ、
そう答えられました。
本当の事実はわかりません。
けれど、私には
熱を出したら薬を飲ませて
熱をさげることに
怖いイメージが
定着しました。
薬害は、昭和の頃は
わりとよく聞いたものでした。
珍しい話でもなかったのです。
薬の精度も上がりましたから
薬は安心なものになりました。
薬は安全性が上がっても
人体の中の環境との組み合わせでは
まだまだ
わからない点があると思います。
私は、子どもが熱を出した時に
クリニックに診察につれていったことは
ありません。
熱が出るということは
病原菌と闘えているというサインですから。
水分を補給しながら
食欲が出たら
おかゆにちかいものか
りんご摺り下ろしを
ごくわずかな量を
食べさせたら
ひたすら一緒に横になり
自分に熱がうつるように
熱移しをしていました。
アイスノンを頭に敷いたり
熱からは、楽になるようにしながら
ひたすら熱うつし。
不思議なもので
そういう時の感染から
私は発症しませんでした。
熱が出た時こそ
養生が、治療ではないかしらと
思います。
私自身が、飲尿を試した時に
ちょうど発熱して
その時の尿にびっくりしました。
さらに透明度もまして
味もない
発熱は身体のクリーニングだと
確信できたのです。