カンボジアの子どもたちとサッカーを!東南アジア教育支援プロジェクト
「スカパーJSATのアセットを活かして東南アジアの子供たちに教育の機会を提供する」という理念の下発足した「東南アジア教育支援プロジェクト」。
昨年7月にnoteなどSNSを通じて「SNS投稿で集まった“いいね”や“スキ”の数×50円を寄付する」キャンペーンを実施した本プロジェクト。
ここでは、「ブンデスリーガジャパンツアー2023」にて行ったSNS&現地ブースでの寄付企画の結果報告と、スカパーJSAT校でのサッカー大会をレポートします!
東南アジア教育支援プロジェクト・スカパーJSAT校とは?
2013年に当時の当社社長がインドネシアの取引先であるLIPPOグループを訪問した際、“当社のリソースを使って東南アジアの子供たちの教育環境の向上に貢献しよう”ということで始まったプロジェクトです。
2021年には、日本ユネスコ協会連盟と協力し、「SDGs」活動の一貫としてカンボジアのシェムリアップに“スカパーJSAT校”を建設しました。
現在は幼稚園クラス(25名)・小学校クラス(50名)・中学校クラス(40名)の構成で、全体で115名が在籍し、地域の人々に開かれた学びの場として活用されています。
公立学校で習う小学校6年間・中学校3年間分の勉強を、“スカパーJSAT校”では合計4年間で教えるため、重要な部分だけをピックアップしたプログラムにしています。
“スカパーJSAT校”に通う生徒は、公立学校を何らかの理由でドロップしてしまった子どもたちがほとんどです。
ブンデスリーガジャパンツアーとの連携企画
カンボジアで一番人気のあるスポーツはサッカーです!
もちろんスカパーJSAT校に通う子どもたちもサッカーが大好きですが、用具が十分に揃っていないという悩みを聞いていました。2022年には当プロジェクトより、シューズやユニフォーム、ボールを現地に寄贈していたため、2023年は現地にまだないサッカーゴールを寄贈しよう、と考えたのが今回の取り組みのきっかけです。
2023年7月29日国立競技場にて行われたブンデスリーガジャパンツアー試合当日、スカパーJSATブース内に「東南アジア教育支援プロジェクト」に関する説明パネルを展示し、「横断幕に集まった署名数×50円を寄付する」キャンペーンと、ブンデスリーガ開催の1か月前より「SNS投稿で集まった“いいね”や“スキ”の数×50円を寄付する」キャンペーンを行いました。
結果、ジャパンツアーブースでは605名、SNSでは403名の合計1,008人の方からの賛同が集まり、スカパーJSAT校に念願のサッカーゴールを2台寄贈することができました。
※noteでご協力いただいた皆様、ありがとうございました!
今回は当社から寄贈したサッカー用品において、サッカーをできる環境が全面的に整ったことを記念して、2024年2月、地元・シェムリアップのプロサッカーチーム「アンコールタイガーFC」をお呼びし、学校で「スカパーJSATサッカー杯」のサッカーイベントを開催しました!
「スカパーJSATサッカー杯」の開催
スカパーJSAT校はアンコールワットのある都市、カンボジア・シェムリアップ中心部から車で1時間走ったところにあります。
私たちが到着すると、先生と子どもたちが外で列を作って、お出迎えをしてくれました。
そして「アンコールタイガーFC」の皆様が学校に到着すると、子どもたちはソワソワ。
いよいよ「スカパーJSAT杯」が始まります!
前半は「アンコールタイガーFC」で監督を務める日本人の宮城監督によるサッカー教室を行っていただきました。
そして、後半はミニ試合を男女別に1試合ずつ実施。
宮城監督も見守る中、白熱した試合が行われ、大変盛り上がりました!
イベントが終わると、宮城監督やアンコールタイガーFCのスタッフさんと別れを惜しむ子どもたちが沢山。
帰り際には、たくさんの子どもたちに囲まれていました。
当日の模様はスポーツライブ+で2月28日に放送された「Jリーグラボ」内にて紹介されていますので、是非ご覧になってください!
横断幕の贈呈
「スカパーJSAT杯」の終了後、ランチ休憩を挟み、子どもたちにブンデスリーガジャパンツアー試合当日に署名を集めた「横断幕」の贈呈を行いました。
横断幕に書かれた署名について、「皆さんにサッカーゴールを贈りたい、と思ってくれた人の数だよ」と説明すると、子どもたちからは笑顔と拍手が溢れていました。
現地訪問を終えて
「スカパーJSATサッカー杯」ではプロチームの監督やスタッフと触れ合うことで子どもたちのキラキラした笑顔が溢れていました。「アンコールタイガーFC」様の協力のもと、子どもたちが夢を持つきっかけ作りに寄与できたと考えています。
そしてイベント後、先生のコメントで「サッカーはほどんどの生徒が学校に来るモチベーションになっている。今回はプロチームの方に指導してもらい、とても満足度の高い大会になった。」と言っていただき、このイベントの意義を再認識しました。
今後も、当社のアセットを活かして子供たちが喜ぶ支援ができるよう、プロジェクトメンバーとして活動を続けていきたいと思います。