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夏休みに観たい映画を編集部で語ってみた

――ある日のnote編集部――

タンタン「最近本当に暑いね。ヤマさん夏は何する予定?」

ヤマ「涼しい部屋でスイカのアイスを食べる予定があります。タンタンさんは何しますか?」

タンタン「夏フェス!ただそれ以外の日はやっぱり暑いから、部屋で映画かなあ」

ヤマ「良いですね、映画!タンタンさんのおすすめ映画知りたいです!」

タンタン「私もヤマさんのおすすめ気になる!今年の夏はお互いのおすすめ映画観てみようか!」

ヤマ「最高です。一生ついていきます!」

暑さの厳しい日は、家でゆっくり映画鑑賞をしませんか。
今回はスカパー!note編集部おすすめの映画をご紹介いたします。


▽タンタン、ヤマって何者?と思った方へ
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エントリーNo.1 「バケモノの子」

(紹介者:タンタン)

ある夜渋谷で、バケモノが暮らす街「渋天街」からやってきた熊徹に出会い、その弟子になることになった独りぼっちの人間の男の子、蓮。 熊徹に「九太」と名付けられ、バケモノ界で必死に修行をするうちに熊徹との間に親子のような絆が芽生えてゆく。逞しく成長した九太だったが、偶然人間界に戻って出会った高校生の楓と心を通わすうちに、自分のいるべき世界はどこなのか模索するように。そんな中、人間界とバケモノ界両方を巻き込む事件が勃発してー…。バケモノと人間が紡ぐ絆と、九太の成長の物語。

タンタン「夏といえば細田守監督作品!劇団四季でもミュージカル化されて見に行ったけどやっぱりいい話だった…!「サマー・ウォーズ」「竜とそばかすの姫」でも現実と仮想世界を行き来するシーンが描かれるけど、この「バケモノの子」はどっぷりとバケモノ界に没入した後いきなり人間界に戻る、その落差が好き。
あと登場人物もれなく全員愛せる。熊徹と、その取り巻きの多々良と百秋坊の掛け合い一生見ていたいし、その掛け合いが役所広司、大泉洋、リリー・フランキーによるものだってのも最高」

ヤマ「細田守監督作品!入道雲が必ず描かれていて「THE・夏映画」って感じがします(笑)個性的なキャラクターだなと思っていましたが、声優さんも異なる魅力のある方が演じていたんですね!
もしタンタンさんがバケモノ界に行ったら、誰と一番に話してみたいですか?」

タンタン「そうそう、アニメの登場人物としての絡みだけでも最高なんだけど、演じている姿を想像するとさらに良いんだよね。
話してみたいのは一郎彦かな、塩顔イケメンだから(笑)」

エントリーNo.2 「ハリー・ポッター」

(紹介者:ヤマ)

叔父家族の家で冷遇されて育った少年のハリー・ポッター。11歳の誕生日にホグワーツ魔法魔術学校から入学許可証が届いたことをきっかけに、自分が魔法使いの家計であったこと、両親が闇の魔法使いヴォルデモートに殺害され、自身が唯一の「生き残った男の子」であることを知る。
学校生活の中で同級生のロンやハーマイオニーと友情を築きながら、宿敵であるヴォルデモートとの因縁の戦いが始まるのであった。

ヤマ「言わずと知れた名作で紹介するか迷ったのですが、舞台にスタジオにと、最近ハリーポッター旋風が巻き起こっているので(笑)
小学生の頃は魔法界と人間界の交差した世界そのものが好きでワクワクしながら見ていたのですが、大人になってから見ると散りばめられた伏線や、登場人物の複雑な感情に見入ってしまう。どの世代が見ても楽しめる作品だなと実感しています。
ちなみにハリポタシリーズの中で一番泣けるシーンは「賢者の石」でネビルが10点付与されるシーンだと思っていますし、一番かっこいい呪文は「死の秘宝」でマクゴナガル先生が城を守るために石像や鎧を動かした「ピエールトータム・ロコモーター」だと思っています。
異論は大いに認めます!」

タンタン「エクスペクト・パトローナムしか知らなかったから知ってる呪文2個に増えた(笑)
石動かしたい時に使うわ!ヤマさんが一番使いたい魔法は?」

ヤマ「石を動かしたいとき(笑)
私はエリオット・スメスウィックが発明したクッションの呪文を使いたいです。箒の乗り心地改善に貢献した魔法なんですけど、世界中の痔持ちが使いたいはずです」

エントリーNo.3 「サマータイムマシン・ブルース」

(紹介者:タンタン)

ある大学のSF研究会ー。暑さの中、部室のクーラーのリモコンにコーラをかけてしまい壊れてしまう。しかしその翌日、部室にタイムマシンが現れる。「過去に戻って、壊れる前のリモコンをとってこよう」と昨日にタイムスリップし、昨日の自分たちに遭わないようにしながらリモコンをゲットすることに成功する。ついでに未来人気取りでいたずらしてみたり、昨日の失敗を取り返そうとするが、「過去の自分たちを変えてしまうと、「今」が消えてしまう」ことを知った部員たちは、大急ぎで変えてしまった過去を元に戻すために奔走するという、コメディ映画。

タンタン「いわゆるタイムスリップものなんだけど、『壊れたクーラーのリモコンを取り返すために昨日に行く』っていう最高に小スケール&馬鹿げたテーマ。そう思って油断していると、実は映画冒頭からたくさんの伏線が映像内に張り巡らされていることに気づかされて、途中からなんか真剣に見出しちゃうっていう(笑)
2005年の作品だけに、ちょい昔感あるアイテムだったり部室・銭湯・名画座とかの風景が出てきてレトロエモさもあり、永山瑛太さん&上野樹里さんなどの若かりし頃の名俳優たちを見れるのも楽しい」

ヤマ「おもしろそう!くだらないことに全身全霊、私の好きな「銀魂」と同じ雰囲気が…これはハマる未来が見えました(笑)きっかけがくだらなければくだらないほど面白いですよね。
そしてレトロエモも気になる~!少し昔の作品を見てあれこれ思い出すのも楽しそう!」

タンタン「そうそう。昔の漫画とかゲームも小物として結構登場しているからね。
ところでタイムマシンがあったら何する?わたしはこの前行った某アイドルのライブが神席だったから、ちゃんとファンサうちわを作って持って行くよう過去の自分に吹き込もうかな」

ヤマ「うちわ…くだらな…くない!オタクにとって最重要任務じゃないですか!
うーん、やり直したいことや気になる未来はありますけど、自分は使わないです。一度しか経験できないから日々大切に過ごせる気がします。
あ、でもタイムマシンビジネスとかやって一儲けはしたいです!」

タンタン「いや、途中まで感じてた感動返して!」

エントリーNo.4 「ルイの9番目の人生」

(紹介者:ヤマ)

崖から転落して昏睡状態に陥ってしまう9歳の少年ルイ。ひどい難産の末にこの世に生を受けたルイは、奇妙なことにそれから毎年、8度にわたって生死に関わる大事故を経験していた。
偶然とは思えないそれらの現象は、悪意を持つ何者かの仕業なのか。事故や事件に巻き込まれ続けるルイは、いったい何者なのか。すべての鍵を握るルイが病院のベッドで眠り続けるなか、ルイの担当医であるパスカルは、予想だにしなかった衝撃的な真実に迫っていくのだった…。

ヤマ「この作品を一言で紹介するなら『9年間で9度死にかけた少年の秘密が、ラスト9分で全てが明らかになる、愛の心理サスペンス物語』です。
ラスト9分で伏線を回収してどんでん返しに持っていく構成は気持ち良いですし、心理サスペンスでありながら、本物の愛情とは何なのか、考えさせられます。私は映画に「そういうことだったのか!」という驚きと「ヴッヴッ(※感極まっての嗚咽)」という切なさを求めてしまうのですが、その2つが組み合わさった作品で、時間のある夏にもう一度観たくなります。
あと主演のAiden Longworthがとにかく可愛くて、お母さん役のSarah Gadonがとにかく美しいのも推せるポイントですね(笑)」

タンタン「同じ伏線回収系だけどこっちは生死がかかったシリアスものだね(笑) 
ラスト9分ってやばくない? 私、どんなに考察系の映画でも映画館の明かりがついた瞬間に『どういうこと?』って言わないことをモットーとしてるんだけど、ラスト9分でどういうことだったのか頭が追いつけるか心配」

ヤマ「タンタンさんの意外なモットーが気になりますが…この作品の伏線は比較的分かりやすくて、正直、結末が読める人もいると思います。
ただ最後に描かれる深い愛情は涙なしには観れないので、「どういうこと?」ではなく『ヴッヴッ』になると思います。このあたりはタンタンさんのモットー的に大丈夫ですか?」

タンタン「だいたいの映画『ヴッヴッ』状態になってるので全然問題ない!
泣き上戸だから、家で飲みながら見ちゃったら『ヴッヴッ』で収まらなくてヤマさんに涙の電話をしちゃうかもしれない」

ヤマ「熱中症怖いので、泣いて出した分、ちゃんと水分補給してくださいね」


タンタン「有名だけど実はしっかり観たことない映画や、まったく知らない映画もあって楽しかった!」

ヤマ「そうですね。今回は2作品ずつ紹介しましたけど、他にもタンタンさんおすすめの映画知りたいです!」

タンタン「うんうん、残りの夏はお互い家でたくさん映画観て、夏休み明けまた話そう!」

ヤマ「良い先輩だなあ!」

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