元祖SFホラー邦画「吸血鬼ゴケミドロ」はぶっ飛んだ超名作!
皆さん、こんにちは。
#名画座スクープス 伊藤でございます。
新年あけましておめでとうございます。
2024年も、皆様に良いムービーライフが訪れる事を祈願して、
今年一発目の名画座を始めたいと思います。
新年一発目という事もあり、どんな作品が良いか迷いに迷いました。
迷いすぎて、まさかの年末ジャンボ買い忘れをしてしまいました…。
あくまで個人的感覚ですが、
今年の年末ジャンボは購入すればほぼほぼの確立で10億いっていたと確信があるので、そういう意味では、今回ご紹介する作品は10億の価値があるのかなぁ~と思っております。
やはり、日本人!まずは邦画でいきましょう!
今回ご紹介するのは、
1968年公開、松竹制作の怪奇特撮映画第一弾 「吸血鬼ゴケミドロ」
でございます。
55年も前の作品ですから、知らない方も多いのではないでしょうか。
けれど、実際に鑑賞した感想は…むちゃくちゃ名作な作品でした!
鑑賞後調べると、松竹映画公式の「松竹映画100年の100選」に選ばれているほどの作品なのだと知りました。
伊藤も世の中の映画を全て観ているわけではないですが、この作品のエネルギーは近年の作品に全く劣らず、逆に上回っているのではないかと思うほどです。
あらすじをご紹介
ネタバレにならない、簡単なあらすじを記載します。
小型旅客機に逃亡中のテロリストが1人乗り込んでいる
このテロリストと全く関係のない犯罪予告(爆弾しかけたぞ~!)が旅客機に入る
そんな時に飛んでいる鳥が飛行機に数羽突撃してくる
学者さんが「鳥の自殺だ。これは何か不吉な暗示だ」とガタガタブルブルする
とりあえず乗務員さん爆弾を探す。と、たまたま逃亡中のテロリスト発見。旅客機内騒然
ハイジャック!!(テロリストによって。爆弾犯は現状関係無し状態)
その時、旅客機に空飛ぶ円盤が接近!
墜落
10名だけ生き残る(劇中の登場人物の数は変わらず)
テロリスト旅客機から逃走
テロリストUFOに遭遇
テロリスト宇宙人に寄生される
テロリスト吸血鬼ゴケミドロへと爆誕!!!!
そこそこ飛んでるプロットですよね。現在の映画産業でこの脚本を書いて、商業映画として映画化してくれるところはありますでしょうか??
この行程を短時間で一気にお届けされます!
全編通して約80分という尺の中で、とにかく情報量が多いです。
途中なんども、「この映画何の映画だっけ?」と思案させられます(笑)
展開が早いので、捨てセリフも捨てカットともに一切ありません。
伊藤は自宅鑑賞の際、基本どの作品でもちょろりとおつまみを取りに行くタイミングを作れるのですが、
今回に限っては、とんがりコーン・歌舞伎揚・うまい棒コンポタを取るため3回席を立ったものの、展開が瞬時に変わっていて3回とも全部巻き戻して再生しなおしました。
脚本家さんたちも熱量高く作業していたそうで、その熱はしっかりと感じます。
とはいえ、ツッコミどころも満載の満載で、メインストーリーを追うだけでなく、視点を変えて鑑賞しても面白い作品です。
表現が難しいですが、決して馬鹿にするようなツッコミではなく、愛のあるツッコミになると思います。
これは是非鑑賞してお確かめください。ツッコミつつも、きっと馬鹿にしていない自分に気づくはずです。
そしてストーリーの根幹ですが、吸血鬼爆誕後のストーリーも予想だにしない展開で、ラスト5分の畳みかけは圧巻です!
どんな結末になるのかを予想しながらみるのも大変面白い作品です。
是非、事前の情報は一切入れず鑑賞してください。
作中に真っ赤な空の映像が印象的に使われます。
実は「キル・ビル Vol.1」でも飛行機が夕焼け空を飛ぶシーンでも同じ様な空の色のオマージュがあり、
これはタランティーノ監督がこの作品の大ファンという事らしいです。
世界の偉大な監督をも虜にした【吸血鬼ゴケミドロ】。
是非、SPOOX「バリュープラン Powered by Lemino」でお楽しみください!!!!
SPOOXで展開する「バリュープラン Powered by Lemino」では、過去作品も充実しています!
これまでの名画座スプークスはこちらにまとめています。