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小学生のときに1から10までを足す方法を考えてみた!
(1)小学生のときの発見
小学校5年生の頃、学校でそろばんを習っていました。そのとき、よく練習していたのが次のような足し算の問題です:
「1円也、2円也、3円也、…、10円では?」
1から10までを足す問題で、答えは55円。そろばんがあまり好きではなかった私は、「なんでこんな面倒なことをやらんといけんのか」と思っていました。
そんなとき、学校で習ったのが 台形の面積の公式 です:
「台形の面積 = (上底 + 下底)× 高さ ÷ 2」
これを見て、「ひょっとして…」と思い、公式に当てはめてみました。
上底に「1」
下底に「10」
高さに足す数の個数「10」
これを計算すると、
(1 + 10)× 10 ÷ 2 = 55
見事に答えが合いました!つまり、台形の面積の公式を使えば、1から10までの足し算の答えが一瞬で出せるのです。当時の私は、「こんな方法があったのか!」と驚きました。
(2)最近の気づき
それから数十年。最近(といっても数年前)、台形の面積の公式を使って、整数AからBまでの合計を計算してみると、いろいろなパターンがあることに気づきました。
1. 途中の数字からの足し算もOK
たとえば、6から10までを足す場合:
足し算では、6 + 7 + 8 + 9 + 10 = 40
台形の公式では、(6 + 10)× 5 ÷ 2 = 40
どちらも答えは同じです。途中から始めても使えるんですね。
2. 飛び飛びの数字でもOK
次に、2、4、6、…のような飛び飛びの数字ではどうでしょう。
足し算では、2 + 4 + 6 + 8 + 10 = 30
台形の公式では、(2 + 10)× 5 ÷ 2 = 30
これも正解です。
3. 負の数が含まれてもOK
さらに、最初の数が負の場合を考えます。たとえば、-3、-2、-1、0、1を足すと:
足し算では、(-3)+(-2)+(-1)+ 0 + 1 = -5
台形の公式では、(-3 + 1)× 5 ÷ 2 = -5
やはり正解です。
ここまで来ると、「これって〇〇の問題に似ているのでは?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。この話の続きは、また次の機会に。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!