芦ノ湖温泉 はなをりに泊まる
箱根旅行に行ってきて、芦ノ湖温泉の「はなをり」に宿泊してきました。メディアや雑誌などの取材が多く、大変人気なホテルです。宿泊してみて、その魅力を存分に味わってきました。
桃源台から歩いてすぐです。このお花のマークが目印。
チェックインを済ませました。数人並んでいて、外国のお客様に英語ペラペラで対応されているフロントの皆様にくぎ付け。カッコいいなあ。こんなに英会話ペラペラ話せたらいいなあ。
そうこうしているうちに自分の番に。タブレットを駆使して、分かりやすい説明でした。夕食の時間をこの時点で予約します。チェックアウト時は混雑するそうで、精算機による事前清算の方法も教わりました。
ウェルカムドリンク3種類。実はホテルに着いた時点でくたくたで、飲んでいません。
アメニティバーで、必要なものだけ取ります。浴衣も好きな柄を選べます。昔短期アルバイトで観光ホテルの仲居さんをやってたことがあるんですが、この方法はチェックアウト後のお掃除が楽だなあと思いました。サスティナブルでもありますし。効率とサービスのバランスが絶妙です。
今日の疲れを取るべく、とにかくお部屋に直行です。湖畔側スタンダードルーム。公式サイトから「ベストレート」で申し込みました。ドアを入るとツインベッドで、細長い間取りのお部屋。
ベッドのその向こうはソファとテーブル、その向こうがレイクビューのバルコニーで、芦ノ湖ばっちり見えてます。撮影後、ここは持参荷物をフルオープンに散らかすスペースと化しました。オシャンティな宿泊先を一瞬にして、我が家の自宅のようにしてしまうのが特技です。
お部屋にあったお茶とえびせんべいのお菓子。これでひと休み。他にはミネラルウオーターがありました。座布団が厚さ高めで、もしかしたらインターナショナル仕様なのかな? なんて思ったり。
館内は浴衣、作務衣どちらでも過ごせます。私は1日目は浴衣、翌日は作務衣で過ごしました。星空や朝陽を撮影するときは館内も普段着移動なんですけれど、今回は曇天、雨天のため完全に寛ぎモードです。
温泉大浴場。時間で入れ替え制です。夕食前と朝食前に入りましたので、どちらも入れました。外湯、内湯(シルク湯、檜が浮かんでいる湯もある)とも気持ちよいでです。
ドライヤーがダイソンだったこと、シャンプーやボディソープがペリカン石鹸のホテルアメニティ「プロバンシア」で、めっちゃ使いやすかったこと、ナノケアスチーマーがあったことに驚きです。タオルもたくさん積んであり、細かいところがキラリと光ります。
上記のれん部屋(脱衣場には入らない)でフリードリンク2種。ほうじ茶と緑茶でしたでしょうか。こちらは頂きました。湯上りに嬉しいサービス。
風呂あがりから自室に戻り、休憩したところでいよいよ夕食。
「季(とき)しかり」に、チェックイン時予約した時間通りに行きます。90分制ですが、60分くらいでお腹一杯になりました。どのお料理もびっくりするくらい美味しかったです。種類も多く、私の胃袋が10個くらいあれば、全品制覇できたことでしょう。
はなをりの人気のひとつ、お気に入り小鉢で作り上げる八寸です。かごを最初に頂き、自分で好きな小鉢を入れていきます。栗豆腐、汲み上げ湯葉山葵、サーモンいくらおろし、豚黒酢あんかけ、鰤(ブリ)叩き、いずみだい、箱根仙石原勝俣豆腐おぼろ豆腐です。どれも笑いが止まらない美味しさです。
次に取りに行ったのがこちら。もともとあまり食べない私なので、種類はたくさんありましたが厳選。特筆すべきはライブキッチンエリア。ステーキもあったのですが、私がチョイスしたのはうな丼。もうかなり久しぶりにうなぎを食べました。美味しかったこと美味しかったこと。うなぎ屋さんで食べると量が多く値段高いので、いい機会でうなぎを堪能できました。
他にはサラダ、鶏ハムと鴨ハム、アトランティックサーモンのロースト・アンチョビバターソース、湘南ポークの豚汁です。地名の書いてあるメニューは気になってしまいます。
夕食デザート。置いてある種類の半分程度ですが、おなかいっぱい。左の「はなをりプリン」はまろやかでほろほろとしたくちどけ。湘南ゴールドを使ったケーキが右側のお皿にあります。
ドリンクはぶどうジュース。自分はお酒を飲まない人なんですが、お酒の飲み放題(一部別料金もあり)もあって、恐るべきビュッフェです。食事のときは緑茶を頂きました。
食後立ち寄ったロビーにある月のオブジェは照明でした。月にススキにその向こうにライトアップされた水盤テラス。なんちゅうお月見スタイルなのでしょう。ムード満点です。
*タイトル画にしているので私のサインを入れてます。
こうなるともう、どうにもとまりません。水盤テラスもライトアップヴァージョンを撮らずにいられない私。みんなが夕ご飯に夢中になっている隙にぱちり。夜はまだまだこれからよと言わんばかりの美しさ。
夜はいつもより早めに就寝し、翌日起床。曇天でしたので今回日の出、日の入り撮影ともに参戦しませんでした。それでも起きてバルコニーに出ると気持ちいいです。椅子が濡れていたので座りませんでしたが、ここに座ってのんびりと芦ノ湖を眺めると癒されそうです。
早く起きた理由は温泉。朝風呂浴びて部屋に戻りました。虫や鳥の鳴き声が聴こえて、秋を予感させる露店風呂でした。
朝食少し前にロビーに行き、精算機で事前精算。これをやっておけば、チェックアウトはカードキーを従業員さんに渡せばいいだけ。安心して食事に行けます。
人がいないのでロビーを少しだけ探検。観光案内を見つけました。気になる近隣観光スポットの番号を押すと、その紹介と、プリントもできるのです。チェックアウト後行く場所にある、気になるランチスポットをプリントさせて頂きました。旅情ゴゴロをこちょこちょくすぐられてました。
朝食は時間予約ではなく、決められた時間内であればいつでもおけでした。ビュッフェですが、昨日食べ過ぎたので控えめに。和洋食ありますが、洋食にしました。野菜ジュースはジューサー出来立てで、野菜の味がとても濃かったです。サラダ、焼き立てクロワッサンがサクサク。スクランブルエッグふわふわ。ベーコンにスモークチーズ。
朝食2週目。コーヒー、チョコのパンとグラノーラのパン、ヨーグルトにベリーソース。ソースは3種類くらいありましたでしょうか。
とにかく賑やかで、外国の方が多くて、夕食のときもそうでしたがまるでフェスのようです。案内された席も窓際で、芦ノ湖を眺めながらのモーニングでした。従業員の人たちが笑顔できびきび動くのも印象的でした。
この後みんながお食事中であれば空いているであろうロビーと水盤テラスへ。お土産コーナーでファスナーフックを購入。おはなにも見える、星のモチーフにひとめぼれでした。値段もそんなに高くなくてかさばらす。610円。はなをり滞在記念です。
大人気のため日中なかなか空かず、やっと日中に撮影できました水盤テラス。雨降りに霧につつまれて、PRの写真とはひと味違うレア水盤テラスです。
部屋に戻り、荷物をまとめます。バルコニーから見た景色は、これから霧まみれになる芦ノ湖を予感させます。この旅は終日雨や曇り模様。不思議と不満はなく、「龍神が空におでましされているのだろうな、こんな日に来られて運がいい」なんて想像しながら移動しておりました。
チェックアウト後に、また海賊船の時間まで余裕あるので庭園を少し散歩。ホトトギスが咲いていました。雨なので宿泊中散歩はしませんでしたが、ホテルの滞在中寛ぎのひとときに、庭園散歩もおすすめです。
はなをりは、今まで滞在したホテルの中でも独自の魅力がありました。人気があり、クチコミも絶賛の多い理由がよく分かります。箱根というと宿泊費の高いホテルがとても多くて、今回どこに泊まろうか悩みに悩みました。いつもの旅より多い金額を払うのであれば後悔したくない。そんな願いを十分にかなえてくれた宿でした。