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読書記録『言語化力/三浦崇宏』

言葉にできれば人生は変わる

教員という仕事をしていながら苦手だった言語化。そういう意味ではまさに僕にとって良書でした。

変化の激しいこの社会で何を武器にして生きていくのか。凝り固まった思考をガツンとハンマーか何かで叩かれたような感覚。


(本文引用)

「相手」目線のランキングの編集に取りかかろう。(中略)たとえば醤油を、健康のために塩分を控えたい中年男性に売るのであれば「適量をかけられますよ」と言う。グルメな主婦に売るのであれば「高級料亭でも使われていますよ」と言う。
 逆にシェフに「おいしいですよ」と言ってもそんなに響かないだろう。すでに美味しさは追求しているからだ。しかし「こぼれないから掃除がラクでしょう」と訴えれば響くかもしれない。

相手の立場になって考えることをたとえ話を交えて具体的に教えてくれた。
これは少しずつ実践していこうと思う。
僕の仕事でいうなら、、、、
思いつかない。笑
またしっかり考えます。
(何かあったら教えてください)

『相手の立場になって考える』


「SNSで世界が広がっている」とみんなが言っている中、「SNSは世界をせまくしている」と言えば強い言葉になる。記憶に残る。なんで?という風に意識を向けることができる。議論が生まれる。(中略)SNSは誰とでもつながることができるシステムだが、実際には知り合いや興味のある人だけ繋がってるので、結果として世界を狭くするようにしか使われていない、という本当の複雑な意味が隠されている。
本当に伝えたいことを伝えるためにも、まず逆張りした強いメッセージを発信することはとても重要だ。


実はまだ、これについては自分に落とし込めていない。けど、確かに『人脈なんかクソだ。』という言葉に惹かれて三浦さんのことを知った。んー、難しい!!

『逆張りを使い、人の興味を引き寄せろ』


どちらに行くのが正解なのかわからない。そういう時代だ。だからこそ、どちらに進むべきかを決めて、断言できる人間が強い。

これは僕の得意分野。担任を持った際にも必ず学生に伝えてる。
僕の言葉で言うなら、『自分の価値観を信じろ!!』ってことなのかな。
ただ、ちゃんと進むべき道を考えなければならない。

『他人の価値観に合わせるな!』


ぼくと彼との違いは、目的に達成するための「プロセス」を明確化できるかどうかだったのだ。どういうことか。
僕はチームのメンバーに『みんなで頑張ってカンヌ獲ろうぜ!』と何度も何度も言っていた。それに対して彼は『ここまで頑張ればカンヌ獲れるぞ』という言い方をしていたのだ。『獲ろう』と『獲れる』は2文字違うだけだが大きな違いがある。

これも凝り固まった頭をガツンとハンマーで叩かれた。長いけど僕の中では結構なパワーワード。
学生の勉強のモチベーション上げに活用できそう。というか、活用する!

『大事なのはプロセスの明確化』


視点を『I』から『WE』に変えることが有効である。(中略)著者と編集者の関係であれば、編集者が『これ書いておいてください。頑張ってください』と伝えるよりも『これ、一緒に盛り上げていきましょう!』と言うほうが著者に気持ちが伝わり、モチベーションも上がるはずだ。

これはある意味答え合わせ。ずっと僕が意識してやってきたこと。なんか三浦さんに褒めてもらった感覚があるので嬉しい。

『主語はWE!すでに意識済み!』


目指すべき地点を数値目標ではない『言葉』で共有できている会社や組織は強い。不確定な時代に、『こちらに進むんだ』と示すことができるからだ。

これは面白い。大企業を例に取り上げると

サードプレイス (スターバックス)
世界のすべての情報を整理し、誰もがアクセス可能にする  (Google)
あらゆる社会の変化と挑戦にコミットする
(GO)

数値化=具現化と思ってた凝り固まった頭に、またしてもガツーンとハンマーで殴られた。
数値化した方がわかりやすくていいと思っていたけど、確かに言葉でイメージを持たせた方が不安定で変動的な社会を走りやすい。
何キロ先に行こう!と言われるより、
ハワイに行こう!と言われる方が目指すべき場所は一目瞭然だからね!
ん〜、なるほどねぇ〜

『目標こそ、言語化!!』


(感想)
これからの時代に必要なこと、わかりやすいたとえ話を用いて教えてくれた。
ラップの世界では印象に残る強い言葉を『パンチライン』というそうだが、そのパンチラインありすぎて、頭の中もうボコボコ。笑
さぁ、少しずつでもいいから意識すること増やして行こうかな。


#生きてんなぁ #読書感想文 #言語化力 #三浦崇宏

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